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ブラジル出身の元鹿島MFカイオがUAE代表に初選出!! いきなりW杯予選の大一番「恩返しができるように」

MFカイオ

 UAEサッカー協会(UAEFA)は5日、3月の北中米W杯アジア最終予選に臨むUAE代表に元鹿島アントラーズMFカイオ(30)が初選出されたことを発表した。

 カイオはブラジルのサンパウロ州出身で、高校時代は千葉県の千葉国際高に所属した。2014年に鹿島でプロキャリアを始めると、1年目でJ1リーグ30試合8得点を記録して外国籍選手史上初のJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。その後も鹿島の攻撃を牽引し、16年7月にUAEのアルアインへ完全移籍した。

 その後はポルトガルのベンフィカも経て20年1月からは再びUAEでプレーしている。今季はここまでUAEリーグで17試合9得点、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)で8試合5得点となっている。

 そうした中でカイオは昨年にUAE国籍を取得。さらに今回FIFAの規定を満たしたことで、初のUAE代表入りを果たした。UAEは現在アジア最終予選A組で3位に位置しており、今月20日に首位のイランと対戦する大一番を控えている。また同25日には勝利必至の最下位・北朝鮮戦を予定。国内で活躍を続けるカイオにかかる期待は大きそうだ。

 カイオは悲願のUAE代表入りに際して『エミレーツ・トゥデイ』で「幸せは言葉では表せないほどです。ファンを喜ばせ、UAEに恩返しができるようにベストを尽くしたい」とコメントし、「UAE代表の一員としてW杯出場に貢献したい」と意気込んでいる。

●北中米W杯アジア最終予選特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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