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他国で戦う兄がW杯敗退…重圧も楽しむフランス代表21歳ドゥエが堂々会見「彼のためにも優勝したい」

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FWデジレ・ドゥエ(パリSG)

 フランス代表のFWデジレ・ドゥエ(パリSG)が3日、北中米W杯決勝トーナメント2回戦(ラウンド16)パラグアイ戦の前日会見に出席し、「このW杯では初めての経験を楽しんでいる」と初の世界大会への充実感を口にした。

 パリSGで主力を担う21歳のドゥエは今大会、2試合が左ウイングでのスタメン、2試合が右ウイングでの途中出場で全4試合に出場。グループリーグ第3戦のノルウェー戦で大会初ゴールを挙げるなど、若くして欠かせない戦力になっている。

 記者会見でも緊張した素振りは見せず、記者から「なんでそんなに笑顔でいられるんだ?」との質問が上がるほど。これにドゥエは「出場している全ての選手が喜びを感じていると思うよ。敗退した多くのチームが失望し、悲しんでいるのもそのためだ。この大会はそれくらい素晴らしい。僕が笑顔を見せているのはここにいて嬉しいからだ。国を代表することを夢見てずっとプレーしてきたし、このことを誇りに思う」と堂々と答えた。

 ドゥエは会見でフランス代表のポジション争いにも言及。「僕たちには最高のMFと最高のDFを揃えていて、FWには世界最高の選手もいる。彼らと一緒にプレーできる幸運に恵まれたおかげで最高のパフォーマンスを発揮できる」とし、「どの選手にも役割があるから全力でプレーしたい」と謙虚に語った。

 続く質問では左ウイングのポジションを争うチームメートのFWブラッドリー・バルコラ(パリSG)についての質問が飛んだが、「僕はグループの一人としてW杯に出ているし、これは特別な大会だ。監督が毎試合選択をしている中で全ての選手が大事になる。もし僕が試合に出るならいつでも準備できているし、ブラッドリーが出る時も彼は準備ができている」と断言。「僕たちの間に緊張関係はなく、仲良くやっている。毎日一緒に過ごしているよ」と円満を強調した。

 また右ウイングで主力を担うFWマイケル・オリーズ(バイエルン)について「彼はメディアの前で話したがらないけど彼との関係はどうなの?」という少々意地悪な質問も。これにもドゥエは「マイケルは本当に素晴らしい選手だよ。試合を重ねるごとによくわかる。彼はすでに5つのアシストを記録していて、この大会でそれは本当に素晴らしいことだ。チームの中心選手としてピッチ上で全力を尽くしている」と答え、「チーム全員が彼と仲良くやっている。彼はメディアの前ではとても控えめで内気なようだけど、僕たちと一緒にいるときはよく笑っている。これからも彼が僕たちの助けになってくれると思う」と信頼の回答で関係性の良さをうかがわせた。

 なお、ドゥエの兄である23歳のMFゲラ・ドゥエ(ストラスブール)はコートジボワール代表でプレーしており、全試合に出場していたがラウンド32で敗退。「兄は僕にとってすごく大切な存在。彼とこの大会で一緒に戦えることを誇りに思うし、彼が素晴らしいプレーをしたことを誇りに思う」とし、「彼は敗退してしまったので、僕は僕のためにもそうだし、彼のためにもこのW杯で優勝したい。そうしたら彼もきっと誇りに思ってくれると思う」と兄の分まで活躍を誓った。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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