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U-17日本高校選抜の活動でアピール。左利きの俊足左SB陶山響(桐光学園)が目指すU-17W杯出場と「ほんとにフロンターレに戻りたい」

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左SB陶山響(桐光学園高/2年=川崎フロンターレU-15出身)がU-17日本高校選抜の活動でアピールを狙う

 08年生まれ世代の俊足レフティが、U-17ワールドカップメンバー入りを目指してアピールする。第40回静岡県ヤングサッカーフェスティバル(3月2日)でU-17日本高校選抜は静岡県ユース選抜と対戦。左SB陶山響(桐光学園高/2年)は「まずは結果っていうところでやっぱ見せていきたいし、自分がアシストだったり、得点だったりとかを取れて、勝利に貢献できれば1番いいかなと思っています」と力を込めた。

 陶山はスピードと高精度の左足を持つレフティで昨年から名門・桐光学園のレギュラー。インターハイでは主軸の一人として戦い、ベスト8進出に貢献した。1日のトレーニングでは左足から鋭いクロスやプレースキック。コーチ陣からも評価を得ている印象だ。

 ただし、本人は「クロスのところとかは出せた部分もあるんですけど、こういう選抜に来て、もっと自分の良さっていうのは出していかないといけないかなっていう風に思っています。もっといけるかなっていうのはあります」。自分に満足することはないようだ。

「自分の性格的にも、上限決めずにどんどん突き詰めていくっていうタイプなんで。いつも通りって言えばいつも通りかもしれないんですけど、その現状に甘えずにもっと上目指してやっているっていうところですね」

 選手権は神奈川県予選準決勝で敗退し、神奈川県代表となった東海大相模高が初出場ながらベスト4へ進出。今回のU-17日本高校選抜にCB塩田航央(2年)が選ばれており、その話を聞いてまた刺激を受けているという。今年は入学以来出場していない選手権に出場することがまず大きな目標。そして、個人としての目標はU-17ワールドカップ出場だ。

「やっぱ08世代で、U-17ワールドカップがあるんで。まだ代表は入ったことないですけど。(鈴木勝大)監督とかからも、そこ目指して欲しいっていうのも言われてて、自分の目標でもあるんで、1個目標にしています」

 U-17日本代表は4月のU17アジアカップを突破すれば、今秋のU-17ワールドカップ出場権を獲得。陶山がU17アジアカップのメンバー入りをする可能性は低いが、秋までにアピールするチャンスは十分にある。

 それだけに、「自分は攻撃的な選手なんで、クロスとか、ドリブルとか、その左足のところを特に見て欲しいかなって思っています」。桐光学園、U-17日本高校選抜でもチームメイトの右SB萩原慶(1年)がすでに同年代の代表チームを経験。陶山はここから逆転で世界の舞台に立ち、将来の目標に一步近づく意気込みだ。

「将来的に言えば、『ほんとにフロンターレに戻りたい』っていうのが一番あって。もう小学校からいたクラブで、結構クラブ愛強いんで、そこに近づけるように結果を残していきたい」。自分の攻撃力は川崎Fのアカデミーで磨かれたもの。加えて、桐光学園で守備力を強化した陶山が、U-17日本高校選抜で自分の強みを発揮し、チャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎) 
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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