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[MOM5067]日大藤沢DF菱沼優作(1年)_リーダーシップ発揮し、開幕白星。ビルドアップ特長のレフティCBはイングランド代表DFのように

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日大藤沢高CB菱沼優作(1年=横浜F・マリノス追浜ジュニアユース出身)はリーダーシップを発揮

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.19 関東 ROOKIE LEAGUE Aリーグ第1節 帝京高 1-2 日大藤沢高 時之栖うさぎ島1グランド]

 入りが良く、前半14分に先制した日大藤沢高(神奈川)だが、前半半ば以降は帝京高(東京)にボールを保持される時間の続く展開。主将のCB菱沼優作(1年=横浜F・マリノス追浜ジュニアユース出身)は「中盤に何人か上手い選手が帝京もいたので、そこを警戒しながら、ラストは、相手がシュート打つってなったら自分たちが身体を張って守るっていうことだけ意識していました」と振り返る。

 ボールを保持されてもゴール前の局面でシュートを打たせないことを意識。後半15分にセットプレーから同点に追いつかれたものの、リーダーシップ、統率力を発揮する菱沼中心にDF陣は試合を通して決定打をほとんど打たせなかった。

 チームも後半37分にFW國近孝蔵の決めた決勝点によって2-1で勝利。菱沼は「自分がリーダーっていう感じで引っ張っていこうかなっていうのは考えていて、声出したり、競り合いの部分だったり、1対1の部分では絶対に負けたくないなって思ってたので、そこはしっかり自分の良さっていうのは出せたかなと思います」と胸を張っていた。

 1対1の対応やカバーリングを含めて守備の部分で役割を果たして勝利に貢献。リーダーシップの面でも河内健奨コーチは高く評価していたが、本人は攻撃面について満足をしていなかった。

 CBコンビを組んだCB家長阜立が「左(CBの菱沼)は全然もう凄いんで。僕のところも配球できて、どっちからハメたらいいのか分からないよな、というようにしたい」と称賛するように、菱沼の特長は左足からのビルドアップ。菱沼はこの日、日大藤沢らしくボールを保持しながら主導権を握るような戦いができなかったことを反省し、改善することを誓っていた。

 菱沼は、横浜FM追浜ジュニアユースから日大藤沢のパスを繋いで攻めるスタイルが自分に合うと考えて進学を決断。「(日大藤沢で)どんなところからでもビルドアップして攻撃に繋げられるところだったり、絶対守り切る意識を身につけたい」。チェルシーのイングランド代表DFレビ・コルウィルのようにどんどん縦パスを差し込んだり、攻撃参加するDFになることを目指している。

 そして、182cmの長身で水準以上の速さも持つレフティは、日大藤沢の3年間で「選手権で優勝したいのと、あとは世代別の代表に入りたいです。(自分が昇格できなかった横浜FM)ユースのメンバーには絶対負けたくない」。そのためにも、日常から1対1や競り合いの部分を強化。コルウィルのように、攻守で活躍できるDFになって目標を達成する。


(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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