無念のU17アジア杯辞退。復帰戦で活躍のG大阪ユースDF横井佑弥は「今できることを全力で」
[4.26 プレミアリーグWEST第4節 G大阪ユース 3-0 広島ユース OFA万博フットボールセンター グラウンドB]
4月に行なわれたAFC U17アジアカップ サウジアラビア2025のメンバー入りを果たしながら大会直前にコンディション不良で辞退を余儀なくされた。「結果を見ていて、自分があそこにいればどんなことができたのだろうかと考えたりした」とガンバ大阪ユースのDF横井佑弥(2年)は口にするが、過去は振り返らない。「自分が今できる最善を尽くすだけ」と前を向く男は、復帰初戦となったこの日の広島ユース戦でも持ち味を発揮した。
代表から辞退しても協会スタッフからの評価は変わらず、U-17日本代表の大畑開コーチらが視察に訪れていた。「自分をどう売るか、自分の良いところを見せることができるか考えていたけど、来ていなくても自分の最高のプレーをすることには変わらない。そうした部分を少しでも見てもらえば良い」。
ここまでの2試合は1勝1敗。前節の神村学園高戦をスタンドから見守ったという横井は「チームのために何ができるのかを見ていたのですが、シーズン前よりもみんな戦えているし、ボールが動かせているし、粘り強く戦える印象でした」と振り返る。
ピッチに戻った今節は「違いを見せたいし、自分が入ったかからどう変わったのか示したい」と気合十分。広島に押し込まれる展開となった前半は下級生が並んだDF陣をラインコントロールやクロス対応で上手くまとめて、粘り強い守備を牽引した。
DFリーダーとしての風格を漂わせつつ、個人としての成長も著しい。ルーキーイヤーの昨年について、「どちらかというと引っ張っていってもらっていた感じがあった。それに昨年は試合に出ていても“自分がマークしている選手にやられたらどうしよう”という怖さが自分の中にあった」と振り返るが、試合経験を積んだ今年は違う。
「今は去年があったから自信が付いてきたし、心の余裕が持てている。それに自分が守らなければいけないという意識が生まれている。去年のスピード感と今年のスピード感だったら、今年は自分の中で遅く感じる」。
そう口にする横井はゴール前に持ち込まれても、冷静に対応し、失点を回避。試合後は「やっていて守備の手応えはあった。サンフレッチェ広島には2月の広島遠征で負けていたので試合前は怖かったけど、やってみたら十分やれたのでみんなの自信に繋がったと思う」と笑みを浮かべた。
貢献は守備だけに留まらない。昨年はCBながら最終ラインの司令塔として振る舞ったDF古河幹太(現、関西大)を参考に、前への持ち運びを意識していると話す横井は攻撃面でもチームに貢献した。前半10分に生まれたFW中積爲(3年)の先制点の起点となるだけでなく、後半は機を見て前方に出て、攻撃を下支え。復帰初戦を完勝で終えた。
コンディション不良でチームから離れた間にチームメイトたちが奮闘し、11月にカタールで行なわれるU-17ワールドカップの切符をつかみ取ってくれた。横井は代表でもDFリーダーとして期待されるが、先ではなく今を見つめている。「ワールドカップは目標だし、自分の夢であるプロも目標。ただ、それは未来の話なので、今できることを全力でやって後から、そうした結果が付いてこれば良い」。今と全力で向き合い続ける横井の成長は留まらない。これからの試合でも違いを感じさせるパフォーマンスを続けてくれるだろう。
(取材・文 森田将義)
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4月に行なわれたAFC U17アジアカップ サウジアラビア2025のメンバー入りを果たしながら大会直前にコンディション不良で辞退を余儀なくされた。「結果を見ていて、自分があそこにいればどんなことができたのだろうかと考えたりした」とガンバ大阪ユースのDF横井佑弥(2年)は口にするが、過去は振り返らない。「自分が今できる最善を尽くすだけ」と前を向く男は、復帰初戦となったこの日の広島ユース戦でも持ち味を発揮した。
代表から辞退しても協会スタッフからの評価は変わらず、U-17日本代表の大畑開コーチらが視察に訪れていた。「自分をどう売るか、自分の良いところを見せることができるか考えていたけど、来ていなくても自分の最高のプレーをすることには変わらない。そうした部分を少しでも見てもらえば良い」。
ここまでの2試合は1勝1敗。前節の神村学園高戦をスタンドから見守ったという横井は「チームのために何ができるのかを見ていたのですが、シーズン前よりもみんな戦えているし、ボールが動かせているし、粘り強く戦える印象でした」と振り返る。
ピッチに戻った今節は「違いを見せたいし、自分が入ったかからどう変わったのか示したい」と気合十分。広島に押し込まれる展開となった前半は下級生が並んだDF陣をラインコントロールやクロス対応で上手くまとめて、粘り強い守備を牽引した。
DFリーダーとしての風格を漂わせつつ、個人としての成長も著しい。ルーキーイヤーの昨年について、「どちらかというと引っ張っていってもらっていた感じがあった。それに昨年は試合に出ていても“自分がマークしている選手にやられたらどうしよう”という怖さが自分の中にあった」と振り返るが、試合経験を積んだ今年は違う。
「今は去年があったから自信が付いてきたし、心の余裕が持てている。それに自分が守らなければいけないという意識が生まれている。去年のスピード感と今年のスピード感だったら、今年は自分の中で遅く感じる」。
そう口にする横井はゴール前に持ち込まれても、冷静に対応し、失点を回避。試合後は「やっていて守備の手応えはあった。サンフレッチェ広島には2月の広島遠征で負けていたので試合前は怖かったけど、やってみたら十分やれたのでみんなの自信に繋がったと思う」と笑みを浮かべた。
貢献は守備だけに留まらない。昨年はCBながら最終ラインの司令塔として振る舞ったDF古河幹太(現、関西大)を参考に、前への持ち運びを意識していると話す横井は攻撃面でもチームに貢献した。前半10分に生まれたFW中積爲(3年)の先制点の起点となるだけでなく、後半は機を見て前方に出て、攻撃を下支え。復帰初戦を完勝で終えた。
コンディション不良でチームから離れた間にチームメイトたちが奮闘し、11月にカタールで行なわれるU-17ワールドカップの切符をつかみ取ってくれた。横井は代表でもDFリーダーとして期待されるが、先ではなく今を見つめている。「ワールドカップは目標だし、自分の夢であるプロも目標。ただ、それは未来の話なので、今できることを全力でやって後から、そうした結果が付いてこれば良い」。今と全力で向き合い続ける横井の成長は留まらない。これからの試合でも違いを感じさせるパフォーマンスを続けてくれるだろう。
(取材・文 森田将義)
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