[プリンスリーグ関西2部]堅守・三田学園は0-0ドロー。“日本一の守備“を体感し、「1対1で負けない」「奪い切る」を徹底
[6.28 プリンスリーグ関西2部第10節 京都共栄高 0-0 三田学園高 京都サンガF.C.東城陽G]
28日、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2025 関西2部第10節で2位・三田学園高(兵庫)は京都共栄高(京都)と対戦し、0-0で引き分けた。
三田学園は前期の京都共栄戦を1-0で制すなど、ここまで6勝2分1敗。滝川二高(兵庫)に2-4で敗れた試合を除くと、8試合で3失点と堅守を誇る。この試合の先発はGKが源泰晴(2年)でDFは右SB畑尾咲登(3年)、CB山崎駿太朗(3年)、CB北原亮太(3年)、左SB太田春馬(3年)の4バック。中盤は主将の佐伯太壱(3年)と伊井一志(2年)がダブルボランチに入り、右SH岡本知樹(3年)、左SH柿澤佑磨(2年)、そしてトップ下が村上龍宏(3年)、最前線にFW肥田夢陽(3年)が入った。
前後半の立ち上がりは京都共栄に押し込まれる展開。相手の迫力のある攻守にゴール前まで持ち込まれた。だが、前半終了間際の相手の決定機をCB北原がゴールカバーして阻止。また、CB山崎が出力の高さを見せ続ける。後半には相手のドリブルシュートをGK源が弾き、クロスバーを弾いて外に外れるシーンもあった。




福島康太監督が「それは今年の良さ。本当に粘り強くて、ほんとに失点しない」という粘り強さをゴール前で発揮。自陣ゴール前でミスすることがほとんどなく、隙を見せなかった。その守備は全国ファイナリストから学び、取り組んできた成果だ。
三田学園は昨夏、プレミアリーグ勢の流通経済大柏高(千葉)と対戦。その後、選手権で決勝進出したチームのスピード、強度を体感した。また、今春には同じくプレミアリーグ勢で昨年度選手権日本一の前橋育英高(群馬)とも対戦。『これが日本一の守備だぞ』(福島監督)と言えるものを基準とし、目指してきたという。
昨年からのレギュラーでこの日、空中戦で抜群の強さを見せていた182cm右SB畑尾は「(流経大柏や前橋育英は)アプローチが速くて、何もさせてくれない」と振り返る。そこから、「とにかく1対1で負けない。奪い切るというところにフォーカスして練習をやっています」。畑尾自身もオープンサイドで相手との距離を詰めて自分の間合いに持っていく守備を習得。チームの守りに手応えを掴んでいる。
三田学園はこの日、ボランチながら今季8発の注目10番MF佐伯が一際存在感のある動き。警戒されている中でもボールを運び、左足キックで局面を変えた。また、伊井も出足の良い動きを見せるなど中盤の攻防で優位に。そして、左SB太田や岡本、柿澤のクロスでゴール前のシーンを作り出した。


だが、ゴールが遠かった。後半、畑尾を右SHへ上げた三田学園は交代出場右SB今井優太朗(2年)や村上がクロス。また、「守備でも攻撃でも違いを出せるような選手になりたいです。(今日は縦への仕掛けからクロスという本数は少なかったが)セカンド拾って逆サイドに出したり、キープしたりしたのはできたのでそれは良かった」という畑尾が攻撃に係わり、カウンターから肥田がゴールへ迫るなど1点を目指し続けた。だが、「あと1歩がまだ弱いんですよね。良くはなってるんですけど」(福島監督)という部分が課題に。0-0で引き分けた。
三田学園は3年ぶりの優勝を目指したインターハイ予選は準々決勝で優勝校の滝川二に完敗。そこから切り替えて冬を目指している。進学校の三田学園はこの試合を最後に受験勉強へ切り替える3年生もいる模様。その中で競争力や得点力を高め、「1部昇格と選手権は日本一を狙ってチームで頑張ります」(畑尾)という目標達成を目指す。
(取材・文 吉田太郎)
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28日、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2025 関西2部第10節で2位・三田学園高(兵庫)は京都共栄高(京都)と対戦し、0-0で引き分けた。
三田学園は前期の京都共栄戦を1-0で制すなど、ここまで6勝2分1敗。滝川二高(兵庫)に2-4で敗れた試合を除くと、8試合で3失点と堅守を誇る。この試合の先発はGKが源泰晴(2年)でDFは右SB畑尾咲登(3年)、CB山崎駿太朗(3年)、CB北原亮太(3年)、左SB太田春馬(3年)の4バック。中盤は主将の佐伯太壱(3年)と伊井一志(2年)がダブルボランチに入り、右SH岡本知樹(3年)、左SH柿澤佑磨(2年)、そしてトップ下が村上龍宏(3年)、最前線にFW肥田夢陽(3年)が入った。
前後半の立ち上がりは京都共栄に押し込まれる展開。相手の迫力のある攻守にゴール前まで持ち込まれた。だが、前半終了間際の相手の決定機をCB北原がゴールカバーして阻止。また、CB山崎が出力の高さを見せ続ける。後半には相手のドリブルシュートをGK源が弾き、クロスバーを弾いて外に外れるシーンもあった。


CB北原亮太がゴールカバーしてピンチを阻止


CB山崎駿太朗が競り合いで前へ
福島康太監督が「それは今年の良さ。本当に粘り強くて、ほんとに失点しない」という粘り強さをゴール前で発揮。自陣ゴール前でミスすることがほとんどなく、隙を見せなかった。その守備は全国ファイナリストから学び、取り組んできた成果だ。
三田学園は昨夏、プレミアリーグ勢の流通経済大柏高(千葉)と対戦。その後、選手権で決勝進出したチームのスピード、強度を体感した。また、今春には同じくプレミアリーグ勢で昨年度選手権日本一の前橋育英高(群馬)とも対戦。『これが日本一の守備だぞ』(福島監督)と言えるものを基準とし、目指してきたという。
昨年からのレギュラーでこの日、空中戦で抜群の強さを見せていた182cm右SB畑尾は「(流経大柏や前橋育英は)アプローチが速くて、何もさせてくれない」と振り返る。そこから、「とにかく1対1で負けない。奪い切るというところにフォーカスして練習をやっています」。畑尾自身もオープンサイドで相手との距離を詰めて自分の間合いに持っていく守備を習得。チームの守りに手応えを掴んでいる。
三田学園はこの日、ボランチながら今季8発の注目10番MF佐伯が一際存在感のある動き。警戒されている中でもボールを運び、左足キックで局面を変えた。また、伊井も出足の良い動きを見せるなど中盤の攻防で優位に。そして、左SB太田や岡本、柿澤のクロスでゴール前のシーンを作り出した。


昨年から先発の左SB太田春馬はクロスへ持ち込んだ
だが、ゴールが遠かった。後半、畑尾を右SHへ上げた三田学園は交代出場右SB今井優太朗(2年)や村上がクロス。また、「守備でも攻撃でも違いを出せるような選手になりたいです。(今日は縦への仕掛けからクロスという本数は少なかったが)セカンド拾って逆サイドに出したり、キープしたりしたのはできたのでそれは良かった」という畑尾が攻撃に係わり、カウンターから肥田がゴールへ迫るなど1点を目指し続けた。だが、「あと1歩がまだ弱いんですよね。良くはなってるんですけど」(福島監督)という部分が課題に。0-0で引き分けた。
三田学園は3年ぶりの優勝を目指したインターハイ予選は準々決勝で優勝校の滝川二に完敗。そこから切り替えて冬を目指している。進学校の三田学園はこの試合を最後に受験勉強へ切り替える3年生もいる模様。その中で競争力や得点力を高め、「1部昇格と選手権は日本一を狙ってチームで頑張ります」(畑尾)という目標達成を目指す。
(取材・文 吉田太郎)
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