プレミアの舞台で積み重ねた「1年半の経験」がもたらす確かな成長と自信。岡山U-18は終盤の決勝点で福岡U-18に競り勝って今季初の完封勝利と連勝達成!
[6.28 プレミアリーグWEST第11節 福岡U-18 0-1 岡山U-18 福岡フットボールセンター]
積み上げていく努力も、すぐに目に見える形で跳ね返ってくるわけではない。数か月後なのか、あるいは半年後なのか、それはわからないけれど、今頑張っていることが必ずチームの未来に、自分の未来に繋がっていくと信じて、ただ、目の前のやるべきことを、全力でやり続けていく。
「今やっていることがすぐに結果に出るわけではなくて、そういうものは3か月後、4か月後にやっと出るということを考えたら、今のこの結果は3月から頑張ってきた成果だと思いますし、今の頑張りは後期の9月や10月に生きると思うので、短期、中期で考えながら、シーズンの最後まで成長を続けられるようなチームにしたいと思っています」(岡山U-18・梁圭史監督)
ジリジリするような接戦を制して、今季初の連勝達成!28日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 WEST第11節で、アビスパ福岡U-18(福岡)と、ファジアーノ岡山U-18(岡山)が対峙した一戦は、後半40分にエースのMF末宗寛士郎(3年)が決勝弾を叩き出し、岡山U-18が1-0で勝利。アウェイの地でサポーターと歓喜を分かち合っている。
前半の基本的な構図は、ボールを握って刺しどころを探る岡山U-18に、ミドルゾーンで構えてカウンターを狙う福岡U-18だったが、双方のチームの選手の言葉が興味深い。
「ボールを持てたというよりは、持たされた感じがありましたし、前に出てくる時はアビスパさんも結構勢いがありましたね」(岡山U-18・松本優輝)「今日はそんなにハイプレスに行く戦い方ではなかったですし、相手に持たせてもそんなにチャンスを作らせていなかったので、守備は良かったですし、攻撃もチャンスは作れていたと思います」(福岡U-18・前田陽輝)
ポゼッションは相手に明け渡しつつ、好機を掴むのは福岡U-18。15分にはDF岩本塁(2年)のパスから、反転したFW井上雄太(3年)のシュートは枠を越えるも好トライ。16分には決定機。キャプテンのDF樺島勇波(3年)が完璧なフィードを裏へ送り、単騎で抜け出したFW松尾遼磨(3年)のシュートはクロスバーの上に外れたものの、前線のアタッカーたちが際どいシーンを作り出す。


センターバックコンビのMF松本優輝(2年)とDF瓶井常葉(3年)が自陣深くからパスで組み立て、MF堤涼太朗(3年)やMF加納尚則(3年)がボールをピックアップしながら、アクセルを踏み込むタイミングを窺う岡山は、38分に決定機。MF田邊健太(3年)、堤、加納と細かく繋ぎ、末宗が左足で狙ったシュートはわずかにゴール右へ逸れたものの、あわやというシーンを創出する。
45+1分にはホームチームにビッグチャンス。左からプレミアデビュー戦をスタメンで飾ったDF永田湧大(1年)がロングスローを投げ込み、樺島が頭で残したボールを松尾は左足で枠に収めるも、「最近はピンチを結構止めて、チームを救えている部分もあると思います」と口にした岡山U-18のGK水田優誠(3年)がビッグセーブ。前半はスコアレスのままで45分間が終了した。
後半は「『もう1回勇気を出そう』と。ボールを持つ時間も増やしながら、相手の速いプレッシャーをしっかりといなしていかないと、リズムが出ないんじゃないかというところは伝えました」と久永辰徳監督も言及した福岡U-18が先に好機創出。後半2分。岩本を起点に、右サイドから前田が中央にグラウンダークロス。ニアに走った井上のシュートは枠の右に逸れたものの、先制への、勝利への強い意欲を、後半のファーストチャンスに滲ませる。
「しっかりボールにプレッシャーを掛けながら、ボールを奪ったら自分たちで主導権を握って、ゴールに迫っていくというところは少しできていたと思います」と松本も口にした岡山U-18も、61分には決定的なチャンス。普段は今季から昇格したトップチームで活動しているDF千田遼(3年)のパスから、FW安西来起(2年)が強引に放ったシュートは枠を襲うも、福岡U-18GK田中利玖(2年)が確実に弾き出し、リバウンドに詰めたMF坂本蓮太(3年)のシュートも再び田中がファインセーブ。お互いの守護神が好守を見せ、スコアは動かない。
試合終盤に差し掛かったころ。アウェイチームの10番は、ひたすらその時を待っていた。85分。千田、堤とパスが動き、途中出場のMF行友翔音(2年)が右から斜めに浮かせると、走った千田が潰れたこぼれ球を末宗は右足一閃。ボールはゴールネットを鮮やかに揺らす。「相手が来ているのは見えたんですけど、自分は足を振ろうと思っていて、良いコースに行ってくれたので、気持ちで押し込んだゴールかなと思います」。土壇場で背番号10が大仕事。岡山U-18が最終盤に先制点を奪い切る。




「ロングボールは警戒していたので、そこはキーパーやディフェンス陣で声を掛け合いながら、チャレンジアンドカバーが上手くできていましたし、絶対にゴール前はやらせないという気持ちはチームで統一できていたと思います」(松本)。岡山U-18は守備陣も高い集中力をキープ。右から千田、松本、瓶井、DF脇本祐希(3年)で組んだ4バックが堅陣を築き、先制後はチーム全体の集中力も一層高まっていく。
45分には福岡U-18もチャンス創出。岩本の右ロングスローを前田がフリックすると、飛び込んできたMF中村環太(3年)がシュートを放つも、途中出場の岡山U-18DF小森翔太(3年)がきっちり寄せ切り、軌道はゴール右へ。どうしても1点が奪えない。
ファイナルスコアは1-0。「チーム的にも前半はしっかり守って、0-0で折り返して、1-0で勝とうという戦い方を去年からずっとしていて、今年もそれを目指してやっていた中で、なかなか結果が付いてこなくて、苦しいところもあったんですけど、今日はみんなでしっかり守れたので、ちゃんと1-0の試合ができて良かったと思います」(水田)。アウェイで今季初の無失点試合を達成した岡山U-18が、厳しいゲームを粘り強くモノにして、大きな勝点3を積み上げる結果となった。


岡山U-18を率いる梁監督は、この日の勝利にはっきりとした手応えを掴んでいた。「今年はなかなかないゲーム展開でしたし、こういう勝ちも今までなかったので、成長を感じました。やはり攻守両方で選手の特徴を出すということを考えつつ、ここまでの11節はいろいろなことを調整しながらやってきた中で、3年生が『本当に勝ちたい』というプレーを出せるようになってきましたし、メンタルもプレーも成長してきたのかなと思っています」。
前述したとおり、この日は今季のリーグ戦11試合目にして、初めてクリーンシートを成し遂げたうえで、初めての連勝を引き寄せることに。「ゼロへのこだわりへの意識が1人1人高くなったことは練習から感じていて、『絶対にゴール前はやらせない』という気持ちはチームで統一できているので、それが結果に繋がっているなと思います」と松本が話せば、守護神の水田も「リーグで最多失点だったので、キーパーとしては思うところもあるんですけど、前の試合も1失点、その前の試合も1失点と、徐々に失点が減っていますし、全体の守備の意識も開幕と比べてメチャメチャ高くなっているので、そこが一番の成長かなと思っています」と言及。選手たちも守備面での進化を実感しているようだ。
プレミア初昇格のシーズンとなった2024年の岡山U-18は、思ったように勝点を伸ばし切れない中でも、やはり粘り強い戦いを貫いたことで、結果的には10位で残留を果たす。もちろん今シーズンの成長が今の結果に及ぼす影響は言うまでもないが、昨季から積み重ねてきた“1年半の経験”が、チームにもたらしているポジティブな作用も語り落とせない。
「今の3年生は去年から出ている選手も多いですし、僕も6試合ぐらい出させてもらって、去年と違ってプレミアを経験していた分、開幕戦で勝てたところもありますし、プレミアの強度をわかった状態で試合に挑めているのは凄く大きいかなと。初挑戦じゃないのは大きいと思います」(水田)
「去年はプレミアに出ていなかった1年生や2年生がゲームに関わるようになって、それをまた見ていた選手の意識も高まって、紅白戦の強度や質も上がってきていますし、去年のこの時期と比較しても、プレミアの在籍が半年なのか、1年半なのか、この差はすごく大きいなというのはトレーニングの中から感じます」(梁監督)
加えてこの日はU-15所属のMF万代瑛飛(中学3年)が初のメンバー入りを勝ち獲ると、後半アディショナルタイムからピッチに送り出され、堂々のプレミアデビュー。U-12から着々と育ってきたタレントが、“飛び級”で高校年代最高峰の舞台に立ったことも、クラブの歴史に新たな1ページとして書き加えられたことは間違いない。


7月下旬からはクラブユース選手権が幕を開ける。同大会では2年前に全国ベスト4まで駆け上がったが、さらに経験値を増した今のチームの躍進に、2年生の松本も小さくない期待を抱いている。
「2年前のチームも3位という結果があった中で、今年もそれを塗り替えられるような力はあると思うので、プレミアと違うレギュレーションの試合に向けてチームでしっかり準備して、グループリーグを突破して、そこから優勝を目指してやっていきたいと思います」
同年代の難敵がそろうステージで突き付けられる課題と向き合い続けてきた日々は、間違いなくチームにとっても、個人にとっても、大きな成長の糧になっている。プレミアで重ねた“1年半の経験”を確かなベースに、さらなる飛躍を期す岡山U-18の2025年は、ここからの半年がより一層面白くなるはずだ。


(取材・文 土屋雅史)
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積み上げていく努力も、すぐに目に見える形で跳ね返ってくるわけではない。数か月後なのか、あるいは半年後なのか、それはわからないけれど、今頑張っていることが必ずチームの未来に、自分の未来に繋がっていくと信じて、ただ、目の前のやるべきことを、全力でやり続けていく。
「今やっていることがすぐに結果に出るわけではなくて、そういうものは3か月後、4か月後にやっと出るということを考えたら、今のこの結果は3月から頑張ってきた成果だと思いますし、今の頑張りは後期の9月や10月に生きると思うので、短期、中期で考えながら、シーズンの最後まで成長を続けられるようなチームにしたいと思っています」(岡山U-18・梁圭史監督)
ジリジリするような接戦を制して、今季初の連勝達成!28日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 WEST第11節で、アビスパ福岡U-18(福岡)と、ファジアーノ岡山U-18(岡山)が対峙した一戦は、後半40分にエースのMF末宗寛士郎(3年)が決勝弾を叩き出し、岡山U-18が1-0で勝利。アウェイの地でサポーターと歓喜を分かち合っている。
前半の基本的な構図は、ボールを握って刺しどころを探る岡山U-18に、ミドルゾーンで構えてカウンターを狙う福岡U-18だったが、双方のチームの選手の言葉が興味深い。
「ボールを持てたというよりは、持たされた感じがありましたし、前に出てくる時はアビスパさんも結構勢いがありましたね」(岡山U-18・松本優輝)「今日はそんなにハイプレスに行く戦い方ではなかったですし、相手に持たせてもそんなにチャンスを作らせていなかったので、守備は良かったですし、攻撃もチャンスは作れていたと思います」(福岡U-18・前田陽輝)
ポゼッションは相手に明け渡しつつ、好機を掴むのは福岡U-18。15分にはDF岩本塁(2年)のパスから、反転したFW井上雄太(3年)のシュートは枠を越えるも好トライ。16分には決定機。キャプテンのDF樺島勇波(3年)が完璧なフィードを裏へ送り、単騎で抜け出したFW松尾遼磨(3年)のシュートはクロスバーの上に外れたものの、前線のアタッカーたちが際どいシーンを作り出す。


再三チャンスに絡んだ福岡U-18FW松尾遼磨
センターバックコンビのMF松本優輝(2年)とDF瓶井常葉(3年)が自陣深くからパスで組み立て、MF堤涼太朗(3年)やMF加納尚則(3年)がボールをピックアップしながら、アクセルを踏み込むタイミングを窺う岡山は、38分に決定機。MF田邊健太(3年)、堤、加納と細かく繋ぎ、末宗が左足で狙ったシュートはわずかにゴール右へ逸れたものの、あわやというシーンを創出する。
45+1分にはホームチームにビッグチャンス。左からプレミアデビュー戦をスタメンで飾ったDF永田湧大(1年)がロングスローを投げ込み、樺島が頭で残したボールを松尾は左足で枠に収めるも、「最近はピンチを結構止めて、チームを救えている部分もあると思います」と口にした岡山U-18のGK水田優誠(3年)がビッグセーブ。前半はスコアレスのままで45分間が終了した。
後半は「『もう1回勇気を出そう』と。ボールを持つ時間も増やしながら、相手の速いプレッシャーをしっかりといなしていかないと、リズムが出ないんじゃないかというところは伝えました」と久永辰徳監督も言及した福岡U-18が先に好機創出。後半2分。岩本を起点に、右サイドから前田が中央にグラウンダークロス。ニアに走った井上のシュートは枠の右に逸れたものの、先制への、勝利への強い意欲を、後半のファーストチャンスに滲ませる。
「しっかりボールにプレッシャーを掛けながら、ボールを奪ったら自分たちで主導権を握って、ゴールに迫っていくというところは少しできていたと思います」と松本も口にした岡山U-18も、61分には決定的なチャンス。普段は今季から昇格したトップチームで活動しているDF千田遼(3年)のパスから、FW安西来起(2年)が強引に放ったシュートは枠を襲うも、福岡U-18GK田中利玖(2年)が確実に弾き出し、リバウンドに詰めたMF坂本蓮太(3年)のシュートも再び田中がファインセーブ。お互いの守護神が好守を見せ、スコアは動かない。
試合終盤に差し掛かったころ。アウェイチームの10番は、ひたすらその時を待っていた。85分。千田、堤とパスが動き、途中出場のMF行友翔音(2年)が右から斜めに浮かせると、走った千田が潰れたこぼれ球を末宗は右足一閃。ボールはゴールネットを鮮やかに揺らす。「相手が来ているのは見えたんですけど、自分は足を振ろうと思っていて、良いコースに行ってくれたので、気持ちで押し込んだゴールかなと思います」。土壇場で背番号10が大仕事。岡山U-18が最終盤に先制点を奪い切る。




「ロングボールは警戒していたので、そこはキーパーやディフェンス陣で声を掛け合いながら、チャレンジアンドカバーが上手くできていましたし、絶対にゴール前はやらせないという気持ちはチームで統一できていたと思います」(松本)。岡山U-18は守備陣も高い集中力をキープ。右から千田、松本、瓶井、DF脇本祐希(3年)で組んだ4バックが堅陣を築き、先制後はチーム全体の集中力も一層高まっていく。
45分には福岡U-18もチャンス創出。岩本の右ロングスローを前田がフリックすると、飛び込んできたMF中村環太(3年)がシュートを放つも、途中出場の岡山U-18DF小森翔太(3年)がきっちり寄せ切り、軌道はゴール右へ。どうしても1点が奪えない。
ファイナルスコアは1-0。「チーム的にも前半はしっかり守って、0-0で折り返して、1-0で勝とうという戦い方を去年からずっとしていて、今年もそれを目指してやっていた中で、なかなか結果が付いてこなくて、苦しいところもあったんですけど、今日はみんなでしっかり守れたので、ちゃんと1-0の試合ができて良かったと思います」(水田)。アウェイで今季初の無失点試合を達成した岡山U-18が、厳しいゲームを粘り強くモノにして、大きな勝点3を積み上げる結果となった。


岡山U-18を率いる梁監督は、この日の勝利にはっきりとした手応えを掴んでいた。「今年はなかなかないゲーム展開でしたし、こういう勝ちも今までなかったので、成長を感じました。やはり攻守両方で選手の特徴を出すということを考えつつ、ここまでの11節はいろいろなことを調整しながらやってきた中で、3年生が『本当に勝ちたい』というプレーを出せるようになってきましたし、メンタルもプレーも成長してきたのかなと思っています」。
前述したとおり、この日は今季のリーグ戦11試合目にして、初めてクリーンシートを成し遂げたうえで、初めての連勝を引き寄せることに。「ゼロへのこだわりへの意識が1人1人高くなったことは練習から感じていて、『絶対にゴール前はやらせない』という気持ちはチームで統一できているので、それが結果に繋がっているなと思います」と松本が話せば、守護神の水田も「リーグで最多失点だったので、キーパーとしては思うところもあるんですけど、前の試合も1失点、その前の試合も1失点と、徐々に失点が減っていますし、全体の守備の意識も開幕と比べてメチャメチャ高くなっているので、そこが一番の成長かなと思っています」と言及。選手たちも守備面での進化を実感しているようだ。
プレミア初昇格のシーズンとなった2024年の岡山U-18は、思ったように勝点を伸ばし切れない中でも、やはり粘り強い戦いを貫いたことで、結果的には10位で残留を果たす。もちろん今シーズンの成長が今の結果に及ぼす影響は言うまでもないが、昨季から積み重ねてきた“1年半の経験”が、チームにもたらしているポジティブな作用も語り落とせない。
「今の3年生は去年から出ている選手も多いですし、僕も6試合ぐらい出させてもらって、去年と違ってプレミアを経験していた分、開幕戦で勝てたところもありますし、プレミアの強度をわかった状態で試合に挑めているのは凄く大きいかなと。初挑戦じゃないのは大きいと思います」(水田)
「去年はプレミアに出ていなかった1年生や2年生がゲームに関わるようになって、それをまた見ていた選手の意識も高まって、紅白戦の強度や質も上がってきていますし、去年のこの時期と比較しても、プレミアの在籍が半年なのか、1年半なのか、この差はすごく大きいなというのはトレーニングの中から感じます」(梁監督)
加えてこの日はU-15所属のMF万代瑛飛(中学3年)が初のメンバー入りを勝ち獲ると、後半アディショナルタイムからピッチに送り出され、堂々のプレミアデビュー。U-12から着々と育ってきたタレントが、“飛び級”で高校年代最高峰の舞台に立ったことも、クラブの歴史に新たな1ページとして書き加えられたことは間違いない。


先輩に促されてサポーターの前でダンスを披露する岡山U-18の中学3年生、万代瑛飛(左から2人目)
7月下旬からはクラブユース選手権が幕を開ける。同大会では2年前に全国ベスト4まで駆け上がったが、さらに経験値を増した今のチームの躍進に、2年生の松本も小さくない期待を抱いている。
「2年前のチームも3位という結果があった中で、今年もそれを塗り替えられるような力はあると思うので、プレミアと違うレギュレーションの試合に向けてチームでしっかり準備して、グループリーグを突破して、そこから優勝を目指してやっていきたいと思います」
同年代の難敵がそろうステージで突き付けられる課題と向き合い続けてきた日々は、間違いなくチームにとっても、個人にとっても、大きな成長の糧になっている。プレミアで重ねた“1年半の経験”を確かなベースに、さらなる飛躍を期す岡山U-18の2025年は、ここからの半年がより一層面白くなるはずだ。


(取材・文 土屋雅史)
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