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[MOM5148]京都橘MF河村頼輝(3年)_J下部相手に収め、セカンド回収。得意のカットインからアシストも

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京都橘高MF河村頼輝(3年=FC湖東出身)はトップ下で効果的な働き。先制アシストも記録した

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.28 プリンスリーグ関西1部第10節 京都U-18 1-1 京都橘高 京都サンガF.C.東城陽G]

 京都橘高は後半45分の失点によって白星こそ逃したものの、開幕戦で0-3の京都U-18から勝ち点1獲得。特にMF河村頼輝(3年=FC湖東出身)が効果的な動きを見せ、先制アシストも記録した。

 0-0の前半18分、河村はMF秋保宏樹(3年)からのパスを左サイドで受けると、ドリブルからのラストパスで秋保のゴールをお膳立て。「自分の得意なカットインから、(DFを)引きつけて、引きつけて、2、3枚来たんで、右の秋保にドフリーで渡せて、秋保がしっかり決めてくれて良かったです」と微笑んだ。

 この日は京都U-18にボールを保持される時間が増える中、河村はセカンドボールへの鋭い反応。また、奪い返した後の収まりどころになっていた。「セカンドボールを拾うことを結構意識していて、そこからサイドに散らしたり、攻撃の起点になろうとはしていました」。正確なタッチと身のこなしでボールキープ。加えて、相手CBにユニフォームを引っ張られながらも強引に前へ出てクロスに持ち込むシーンもあった。

 米澤一成監督はその河村について、「最後までも出てるし、アイツが一番やり切ったかな。チャンスメイクもした。アイツのところでやっぱ収まってるから何とかなってる」とコメント。ワイドのポジションでも、中でも、活躍するMFを評価していた。

 河村も「失わへん力は、やっぱ足元小さい頃からやってたんで、そこはあると思います」と頷く。優勝ゴールを決め、近畿制覇に貢献した新人戦の頃に比べ、スプリント本数や走行距離も増えているという。

 だが、この日のパフォーマンスについて、満足はしていなかった。「アシストはできるんですけど、ゴールを決めたい。自分の得意な形とか、やっぱ警戒されていて、その中でも決め切るっていうのがまだできてなくて、そこをもっと練習して、左足でも決めれるようになりたい」。現在は得意な形が中心だという自主練のシュート練習で苦手な形にチャレンジ。そして、インターハイではゴールという形で貢献することを目指す。

「得点を決めて貢献したい。毎試合1点取るぐらいでいきたいです。自分が勝たせられるような選手になって、日本一になりたいです」。自分の現在地を知るための場でもあるインターハイ。現時点での自分の力を出し切り、決めて、勝つ。 

京都橘はMF河村頼輝(右)のキープ力が利いていた



(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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