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日体大柏で磨かれたオフ・ザ・ボールの質と万能性、シュート…。三橋賢人がFW起用に応え、強敵から2発

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日体大柏高FW三橋賢人(3年=柏レイソルA.A長生出身)は2ゴールの活躍

[8.18 パワーワークカップ 日体大柏高 3-1 京都橘高 日体大柏高G]

 今夏からFW起用されているアタッカーが、決定力を発揮した。18日、Jクラブユース、高体連の強豪チームによる「パワーワークカップ2025」が千葉県柏市内で開幕し、地元・日体大柏高(千葉)は京都橘高(京都)と対戦。FW三橋賢人(3年)の2得点とMF沼田大都主将(3年)のゴールによって3-1で快勝した。

 日体大柏は序盤から距離感良くボールを動かしてゴール前のシーンを作ると8分、MF新井太陽(3年)の展開から左のWB大谷新(2年)がマイナスのラストパス。これを「折り返してくれて、ファーにそのまま流すだけ、もう決めるだけって感じでした」という三橋が左足ダイレクトでゴール右隅に決めた。

前半8分、FW三橋賢人が左足ダイレクトで先制ゴール

 日体大柏は現在、2トップを採用中。決定力の高さなどを期待され、インターハイ予選で活躍したFW安塚悠真(2年)と三橋が2トップを組んでいる。推進力が魅力の三橋は元々左サイドのプレーヤーで、日体大柏進学後にシャドーや右サイドも経験。FW起用に応え、和倉ユース大会(8月)の岡山学芸館高戦や山梨学院高戦、その後のトレーニングマッチなどでもゴールを決め続けることができているという。

「(このシステムが続くならば)オレがもうエース級にどんどん点を取らないといけないと思ってるんで、ほんとに毎試合必ず点取るってこと」(三橋)。2-1の後半11分には、この日2点目のゴール。新井のサイドチェンジから右のWB那須陽太(3年)がDFを振り切ってマイナスのラストパスを狙う。これを三橋が右足ダイレクトでネットに突き刺した。

台頭中のMF新井太陽は2ゴールを演出

MF那須陽太が右サイドを突破

 京都橘の反撃ムードを打ち消す一撃。「(パスが)ちょっと浮いていて速かったですけど、監督の根引(謙介)さんとかコーチの菅沼実さんが『当てるだけ』っていつも、何回も言ってるんで、振らないで当てることだけ意識して決めました」。フカしてもおかしくないようなボールを見事に決め切った。

FW三橋賢人はエースとして得点を重ねる意気込みだ

 三橋は柏レイソルA.A長生時代、「戦術理解度とか、そういうところがあんまりなくて、ボール持ったらドリブルしようみたいなことしか考えてなかった」と明かす。柏レイソルU-18へ昇格することができず、柏レイソルと相互支援協定を締結している日体大柏へ進学。ここでオフ・ザ・ボールの質や万能性、シュートを向上させ、全国屈指の強豪大学からも注目される存在になった。

 強力なチームメイト、指導陣の存在によって自分の決定力を磨くことができたと考えている。「ほんとに(U-17日本高校選抜候補のFW)小泉(ハーディ)とか、あとは(元柏FWの)菅沼実コーチとか、入学した時からもうインパクトのあるスタッフと選手がめちゃくちゃいたんで、そういう面でこういう打ち方もあるんだとかっていうのを学んで、ちょっとずつ伸びていったかなと思っています」。菅沼コーチからは、裏抜けからGKのタイミングを外して緩いシュートをファーへ決めることなどを教わり、シュートバリエーションを増やすことができた。 

 そして、この日はプリンスリーグ関西1部の強豪・京都橘戦で2得点。「サッカーはやっぱりゴール取るのが1番楽しいんで、そこに関しては凄い楽しいですけど、まだハイボールを収めるとかっていう面に関しては自分より全国で全然収められる選手がいるんで、もっと色々なことができるFWになっていきたいかなと思っています」と課題を改善することを誓っていた。

 チームは小泉らけが人もいる状況。だが、攻守でボールに係わり続けること、ゴールを決めることを求められているという沼田が、サイドへのサポートを繰り返し、スーパーボレーも決めた。不用意な失点があったことも確かだが、自分の課題にチャレンジしながら高水準でプレーできている選手が増加。根引監督は「(各選手の)やること、見ることが整理されてきている」。今後は現在3位のプリンスリーグ関東2部から1部への昇格、そして選手権での激戦区・千葉予選突破にまず挑戦する。

MF沼田大都主将は前半9分に右足ダイレクトボレーでスーパーゴール

 インターハイ予選ではプレミアリーグEASTで優勝争い中の流通経済大柏高に対抗してみせたが1-3で惜敗。三橋は「(シュートが打てず)アタッカーとして何も仕事ができなかった印象です。流経は強烈なアタッカー陣がいるからこそ点取れてたと思うんで、もっと自分が強烈な仕事を1試合の中でたくさんしていかないとなっていう風に思っています」と力を込める。個人、チームとしてもまだまだやるべきことは多い。今回のパワーワークカップやプリンスリーグ関東2部でゴールと白星を重ね、秋冬に目標を達成する。 

京都橘相手に主導権を握る時間を増やし、勝利

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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