「ロス五輪への推薦状」第23回:“ストライカーの名産地”九州の新たなブレイク候補。プリンス九州1部7発の日章学園FW秋鷹青杜(1年)はより怖いFWに
2028年ロサンゼルス五輪まであと3年。ロサンゼルス五輪男子サッカー競技への出場資格を持つ2005年生まれ以降の「ロス五輪世代」において、年代別日本代表未招集の注目選手たちをユース取材ライターの森田将義記者がピックアップ
大久保嘉人(国見高出身)、巻誠一郎(大津高出身)、大迫勇也(鹿児島城西高出身)といったワールドカップ戦士を筆頭に、これまで多くのFWが九州の地から育ってきた。近年も福田師王(神村学園高出身)、高岡伶颯(日章学園高出身)など世代屈指のFWが生まれたストライカーの名産地といえる九州に次のブレイク候補がいる。日章学園高のFW秋鷹青杜(1年)だ。
目を惹くのは得点パターンの多さ。177cm、70kgと決して体格に恵まれたタイプではないが、そう簡単に当たり負けしないため、相手エリアでボールを受ければ一人でシュートまで持っていくことができる。
左右両足だけでなく、頭でも点が取れる上に50mを6秒3の速さを生かし、DF裏への抜け出しからもゴールネットを揺らすことができる。プレーを見ているとまさに“点取り屋”という表現が似合う選手で、原啓太監督も「シュート力を付けて上田綺世選手みたいになってほしい」と期待を寄せる。
宮崎県日向市出身の秋鷹は「強いところでやりたかったし、自分がどれだけできるか試したかった。全国1位を目指すならここしかないと思った」と中学に進むタイミングで日章学園中に進学した。高校生のプレーを間近で見ることができる環境が彼の成長を促進し、中学3年生になるとキャプテンに就任。一足早く日章学園高の活動にも帯同し、プリンスリーグ九州1部でもデビューを果たした。
高校に入ってからの成長は著しい。入学前からAチームに帯同し、コンスタントにプリンスリーグでの出場機会を得てきた。当初は強度の高さに戸惑いも隠せなかったが、試合経験を重ねることでプレーに変化が見られる。
「チームメイトがクリアしたボールをFWがおさめることができれば時間を作ることができる。とにかくボールを失わないように意識しています」と年上相手にも臆することなく身体を張って、前線でボールをキープ。ボールを失ったらチェイシングも欠かさない。
「今まではシュートまで持っていけない、足が振れないことが課題だった。それにプレーがワンテンポ遅くて打てなかったけど判断が良くなり、打ち切れるようになった。シュートまで持っていく回数が増え、PK付近で危険な匂いがするようになってきた」。
成長について、そう評するのは原監督で、先日行われた長崎総合科学大附高戦では前半だけでハットトリックを達成。プリンスリーグ九州1部での得点数を7まで伸ばし、得点ランキングの上位に顔を出した。
ルーキーとは思えないほどの結果を残しているが、本人は現状に満足してない。「課題だったヘディングは良くなっているのですが、“ここから打つの?”みたいなプレーはできていない。相手が思いもよらない状況でもシュートを打てるようになりたい」と口にし、より怖いストライカーへの成長を狙っている。
先輩である高岡は高校2年生になる直前の九州新人大会で注目を集めると、直後にU-17日本代表に初招集。そこから一気に世代屈指のストライカーまで上り詰め、世界へと羽ばたいていった。先日行われた国スポで初戦敗退となり、アピールには至らなかったが、持ち味を存分に発揮できれば秋鷹も先輩FWと同じ軌跡を辿っても不思議ではない。
「これから選手権が始まっていく。チームとして勝つだけでなく、個人としてももっと点を取って1年生から目立っていきたい。点を取ることで注目される。点を取ることに拘りたいし、チームを鼓舞していきたい」。そう意気込む秋鷹のストーリーはこれから本格的に始まっていく。
(取材・文 森田将義)
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大久保嘉人(国見高出身)、巻誠一郎(大津高出身)、大迫勇也(鹿児島城西高出身)といったワールドカップ戦士を筆頭に、これまで多くのFWが九州の地から育ってきた。近年も福田師王(神村学園高出身)、高岡伶颯(日章学園高出身)など世代屈指のFWが生まれたストライカーの名産地といえる九州に次のブレイク候補がいる。日章学園高のFW秋鷹青杜(1年)だ。
目を惹くのは得点パターンの多さ。177cm、70kgと決して体格に恵まれたタイプではないが、そう簡単に当たり負けしないため、相手エリアでボールを受ければ一人でシュートまで持っていくことができる。
左右両足だけでなく、頭でも点が取れる上に50mを6秒3の速さを生かし、DF裏への抜け出しからもゴールネットを揺らすことができる。プレーを見ているとまさに“点取り屋”という表現が似合う選手で、原啓太監督も「シュート力を付けて上田綺世選手みたいになってほしい」と期待を寄せる。
宮崎県日向市出身の秋鷹は「強いところでやりたかったし、自分がどれだけできるか試したかった。全国1位を目指すならここしかないと思った」と中学に進むタイミングで日章学園中に進学した。高校生のプレーを間近で見ることができる環境が彼の成長を促進し、中学3年生になるとキャプテンに就任。一足早く日章学園高の活動にも帯同し、プリンスリーグ九州1部でもデビューを果たした。
高校に入ってからの成長は著しい。入学前からAチームに帯同し、コンスタントにプリンスリーグでの出場機会を得てきた。当初は強度の高さに戸惑いも隠せなかったが、試合経験を重ねることでプレーに変化が見られる。
「チームメイトがクリアしたボールをFWがおさめることができれば時間を作ることができる。とにかくボールを失わないように意識しています」と年上相手にも臆することなく身体を張って、前線でボールをキープ。ボールを失ったらチェイシングも欠かさない。
「今まではシュートまで持っていけない、足が振れないことが課題だった。それにプレーがワンテンポ遅くて打てなかったけど判断が良くなり、打ち切れるようになった。シュートまで持っていく回数が増え、PK付近で危険な匂いがするようになってきた」。
成長について、そう評するのは原監督で、先日行われた長崎総合科学大附高戦では前半だけでハットトリックを達成。プリンスリーグ九州1部での得点数を7まで伸ばし、得点ランキングの上位に顔を出した。
ルーキーとは思えないほどの結果を残しているが、本人は現状に満足してない。「課題だったヘディングは良くなっているのですが、“ここから打つの?”みたいなプレーはできていない。相手が思いもよらない状況でもシュートを打てるようになりたい」と口にし、より怖いストライカーへの成長を狙っている。
先輩である高岡は高校2年生になる直前の九州新人大会で注目を集めると、直後にU-17日本代表に初招集。そこから一気に世代屈指のストライカーまで上り詰め、世界へと羽ばたいていった。先日行われた国スポで初戦敗退となり、アピールには至らなかったが、持ち味を存分に発揮できれば秋鷹も先輩FWと同じ軌跡を辿っても不思議ではない。
「これから選手権が始まっていく。チームとして勝つだけでなく、個人としてももっと点を取って1年生から目立っていきたい。点を取ることで注目される。点を取ることに拘りたいし、チームを鼓舞していきたい」。そう意気込む秋鷹のストーリーはこれから本格的に始まっていく。
(取材・文 森田将義)
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