指揮官が「練習中のシュートの音」に感じた確かな成長の証明。福岡U-18は神村学園との九州対決に今季最多の4得点を奪って快勝!
[10.18 プレミアリーグWEST第18節 福岡U-18 4-0 神村学園高 福岡フットボールセンター]
日々のトレーニングは、決して嘘をつかない。そんなにすぐ上手くなるわけではないし、壁にぶつかることだって少なくないけれど、目の前の1つ1つのプレーを積み重ねることだけが、自分たちの成長の糧になる。4月のリーグ開幕から7か月。博多の若き漢たちの爆発は、決して偶然ではない。
「練習で一生懸命やらないヤツ、週末しかサッカーをしないヤツ、365日サッカーをする姿勢のないヤツは到底プロにはなれないという話は、開幕前のスタートミーティングでしているんです。そんな中で今週は良い練習ができたので、結果に繋がったんだと思うんですよ。だから、改めて選手もそれを信じて、トレーニングから変わってくれたらいいなと。今日は本当に成長するきっかけになるようなゲームですし、ここからまた一歩踏み出せるんじゃないかなと思います」(アビスパ福岡U-18・久永辰徳監督)
今季最多の4得点でホーム連勝!18日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 WEST第18節で、アビスパ福岡U-18(福岡)と、神村学園高(鹿児島)が激突した九州対決は、福岡U-18が4ゴールを奪って快勝。貴重な勝点3を引き寄せている。
「前半の入りは悪くはなかったと思います」とMF細山田怜真(3年)が話したように、序盤からゲームリズムを掴んだのは神村学園。前半8分にはMF福島和毅(3年)が右へ振り分け、U-17ワールドカップのメンバーに選出されたDF竹野楓太(2年)のクロスに、ファーでDF大空星那(2年)が合わせたヘディングは枠の左へ逸れたものの、サイドアタックからフィニッシュへ持ち込むと、18分にも大空、MF荒木仁翔(3年)と繋いだボールから、細山田の枠内ミドルは福岡U-18のGK田中利玖(2年)がキャッチするも、アウェイチームが打ち出す先制への意欲。
ただ、先に歓喜を享受したのはホームチーム。20分。高い位置からのプレスでMF松浦拓夢(2年)がボールを奪うと、FW前田陽輝(2年)は素早く中央へラストパス。「陽輝がしっかり自分のことを見てくれていて、良いパスも来たので、あとは良いところにトラップできて、ゴールに流し込むだけでした」というMF廣田陸人(3年)が冷静にゴールを陥れる。良い守備から良い攻撃のお手本のような流れで、福岡U-18がリードを手にする。




失点こそ喫したものの、以降も攻勢は神村学園。24分に福島がドリブルで中央を運び、荒木が打ち切ったミドルはわずかにゴール右へ。27分にも竹野の右クロスに、飛び込んだFW倉中悠駕(3年)のヘディングは枠を越えたものの、バリエーション豊かなアタックを披露。「前半は自分たちがボールを持てず、相手に上手く回されたんですけど、ラインを上げることは試合前から意識していました」とキャプテンのDF樺島勇波(3年)も話した福岡U-18は押し込まれる展開の中、何とか最初の45分間を無失点で切り抜ける。


すると、ハーフタイムを挟んで、次の1点を記録したのも福岡U-18。後半4分。右サイドで前を向いたDF岩本塁(2年)は、FW井上雄太(3年)とのワンツーからさらに縦へ運んで中へ。中央で粘った前田の反転シュートは、鮮やかにゴールネットを揺らす。「1-0の時間が長いと、結構メンタル的にやられるチームなので、追加点が欲しかったんです」という久永辰徳監督の思惑通りに、両者の点差は2点に広がる。




場内が一瞬静まり、すぐにどよめいたのは9分。ピッチ左寄り、ペナルティエリアのすぐ外で福岡U-18が獲得したFK。スポットに立った樺島が「ストレートで蹴るというのは、ボールを置いた時からイメージできていました」とフルパワーで右足を振り抜いた軌道は、一直線にゴールネットへ突き刺さる。まるでロベルト・カルロスを彷彿とさせるような衝撃のゴラッソ。3-0。大きな追加点が福岡U-18に入る。




もう勢いは止まらない。11分。ここも福岡U-18が左サイドで手にしたCK。松浦が正確なキックを蹴り入れると、宙を舞った樺島が高い打点で叩いたボールは、右スミのゴールネットへ吸い込まれる。「うまく相手の前に入って、落下地点に入って、あとは合わせるだけという感じでした」というキャプテンが、3分間で記録したドッピエッタ。4-0。ホームチームが一気にスコアを引き離す。


神村学園は小さくないビハインドを追い掛ける展開に。18分に前田に訪れた福岡U-18の決定機は、GK久保侑工(2年)がファインセーブで回避。23分に福島が狙ったシュートは枠を襲うも、左ポストにヒット。「攻めてはいるけど、ウチの子たちはしっくり来ないというか、噛み合わないなという感じでしたね」とは有村圭一郎監督。フィニッシュがなかなか成果に結び付かない。
一方の福岡U-18は、4月にトップチームとプロ契約を締結したMF武本匠平(2年)が今季初出場を果たして、プレミアデビューを飾れば、これがリーグ戦2試合目の出場となるMF竹信瑛治(中学3年)が惜しいシュートを放つ一幕も。守備面でも終盤は「点差も開いた中でも、しっかりコミュニケーションを取りながら、1つ1つの細かいところも声を掛け合いながらやっていました」と話すDF益田凱斗(2年)、DF山本順也(2年)、樺島の3バックに移行し、きっちりゲームクローズに取り掛かる。
ファイナルスコアは4-0。「前回の試合も先制しましたけど、自分のミスもあって逆転されてしまって、その中で久永さんも『自分たちで首を絞めるな』ということを試合前に言ってくれたので、それは自分の心にしっかり刺さりましたし、今日はそれを意識したうえで、90分間を無失点で終われたのは、次の試合に向けて繋がるなという自信にはなりました」と樺島も笑顔を見せた福岡U-18が、今季最多得点と無失点を同時に達成し、貴重な白星をサポーターと喜び合う結果となった。


福岡U-18にとって今シーズンのプレミアは、6年ぶりに帰ってきた晴れ舞台。チームを率いる久永監督は、開幕戦のヴィッセル神戸U-18戦の試合前に“あること”を強く感じたという。
「開幕戦でヴィッセルさんとやった時に、ウォーミングアップを見て、シュートを蹴るパワーと、シュートを枠に飛ばすパワーが全然違ったんですよね。ウチのフォワードのシュートは“パン”と乾いた音で、上に外しちゃうんです。でも、ヴィッセルのフォワードのシュートは“バン”と低い音で、枠に入るんですよ。『これは違うな』と思っていたら、やっぱり試合のスコアは1-4でした」。
選手たちも必死に戦ってはいる中で、なかなか勝利という結果が付いてこなかった前半戦。指揮官はある試合でチームが繰り広げた戦い方が、とにかく気になったそうだ。
「前期は少し守備に重点を置き過ぎたところもあって、どっちかと言うと守備からカウンターというのが得点チャンスかなと思って、後ろの人数を増やしたというのも事実です。でも、それである試合の内容が本当に面白くなかったんですよ。『これは選手も絶対面白くないな』というのがあって、実際に映像を見直しても、伝えられることが少ないんです。ということは、『これだと成長する試合にならないよな』というのが反省として出てきました」。
「その時に選手を集めてミーティングを開いて、1人ずつ試合に出たヤツに『現状をどう思う?』と聞いて、思っていることを吐き出させて、もう1回アビスパのフィロソフィーでもある“アグレッシブ”って何だろうというところを追求し始めたら、そこからちょっと変わり出したんですよね」。


前期の11試合では5試合が無得点だったが、後期に入ってからはここまでの7試合で、ノーゴールだった試合はわずかに1試合。一方で失点も増えている現状はあるものの、「『0-1で負けるんだったら、2-3で負けよう』と。そういう発想で行こうと選手とも話をしました」と久永監督も口にするように、『やり合い上等』のメンタルで打ち勝ちに行くスタイルを貫く中で、既に後半戦はこの日の白星も含めて3勝を積み重ねてきた。
実は神村学園戦に向かう週のトレーニングで、指揮官は“あること”に気付いたという。
「一昨日の練習のことなんですけど、ファンクションでグループ分けして、フィニッシュワークをしていた時に、それこそ開幕の時にヴィッセルで聞いた“バン”っていうシュートの音が聞こえたんですよ。『だから、勝ち負けだけじゃなくて、君たちは成長しているよ。自信を持っていこう。点は入る』という話をして、今日のゲームに臨んだら、こういう成果が出たんですよね」。
「その“バン”って音のところは、プレミアにいないとわからなかったことで、その成長の基準もプレミアで戦うことで得られるものであって、これを来年以降も続けたいよねということで、『やっぱり残留することが大事なんじゃないの』とは選手たちにミーティングで伝えました」。
選手たちも残された4試合に向けて、決意を定め直している。後半戦から定位置を掴んでいる益田が「来年もプレミアでやりたいので、自分が試合に出る時は失点をしないという強い気持ちを持ってやっていきたいと思います」と話せば、「自分たちはサンフレッチェとかヴィッセルみたいにメッチャ上手いチームじゃないですし、たぶんあと4試合も全部同じ展開になると思うんですけど、そこでも自分たちらしく、まずは勝ちにこだわって、シーズンを残留して締めくくれたらと思います」と廣田も力強く言い切った。
みんなわかっている。このリーグで戦うことの価値を。このリーグで得られるものの大きさを。だから、戦う。戦い抜く。自分たちの未来を、アカデミーの未来を、切り拓くために。ここから先は“360分間の決勝戦”。福岡U-18の2025年シーズンは、きっとここからもメチャメチャ大変で、メチャメチャ面白い。


(取材・文 土屋雅史)
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日々のトレーニングは、決して嘘をつかない。そんなにすぐ上手くなるわけではないし、壁にぶつかることだって少なくないけれど、目の前の1つ1つのプレーを積み重ねることだけが、自分たちの成長の糧になる。4月のリーグ開幕から7か月。博多の若き漢たちの爆発は、決して偶然ではない。
「練習で一生懸命やらないヤツ、週末しかサッカーをしないヤツ、365日サッカーをする姿勢のないヤツは到底プロにはなれないという話は、開幕前のスタートミーティングでしているんです。そんな中で今週は良い練習ができたので、結果に繋がったんだと思うんですよ。だから、改めて選手もそれを信じて、トレーニングから変わってくれたらいいなと。今日は本当に成長するきっかけになるようなゲームですし、ここからまた一歩踏み出せるんじゃないかなと思います」(アビスパ福岡U-18・久永辰徳監督)
今季最多の4得点でホーム連勝!18日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 WEST第18節で、アビスパ福岡U-18(福岡)と、神村学園高(鹿児島)が激突した九州対決は、福岡U-18が4ゴールを奪って快勝。貴重な勝点3を引き寄せている。
「前半の入りは悪くはなかったと思います」とMF細山田怜真(3年)が話したように、序盤からゲームリズムを掴んだのは神村学園。前半8分にはMF福島和毅(3年)が右へ振り分け、U-17ワールドカップのメンバーに選出されたDF竹野楓太(2年)のクロスに、ファーでDF大空星那(2年)が合わせたヘディングは枠の左へ逸れたものの、サイドアタックからフィニッシュへ持ち込むと、18分にも大空、MF荒木仁翔(3年)と繋いだボールから、細山田の枠内ミドルは福岡U-18のGK田中利玖(2年)がキャッチするも、アウェイチームが打ち出す先制への意欲。
ただ、先に歓喜を享受したのはホームチーム。20分。高い位置からのプレスでMF松浦拓夢(2年)がボールを奪うと、FW前田陽輝(2年)は素早く中央へラストパス。「陽輝がしっかり自分のことを見てくれていて、良いパスも来たので、あとは良いところにトラップできて、ゴールに流し込むだけでした」というMF廣田陸人(3年)が冷静にゴールを陥れる。良い守備から良い攻撃のお手本のような流れで、福岡U-18がリードを手にする。




失点こそ喫したものの、以降も攻勢は神村学園。24分に福島がドリブルで中央を運び、荒木が打ち切ったミドルはわずかにゴール右へ。27分にも竹野の右クロスに、飛び込んだFW倉中悠駕(3年)のヘディングは枠を越えたものの、バリエーション豊かなアタックを披露。「前半は自分たちがボールを持てず、相手に上手く回されたんですけど、ラインを上げることは試合前から意識していました」とキャプテンのDF樺島勇波(3年)も話した福岡U-18は押し込まれる展開の中、何とか最初の45分間を無失点で切り抜ける。


U-17ワールドカップのメンバー入りを果たした神村学園DF竹野楓太
すると、ハーフタイムを挟んで、次の1点を記録したのも福岡U-18。後半4分。右サイドで前を向いたDF岩本塁(2年)は、FW井上雄太(3年)とのワンツーからさらに縦へ運んで中へ。中央で粘った前田の反転シュートは、鮮やかにゴールネットを揺らす。「1-0の時間が長いと、結構メンタル的にやられるチームなので、追加点が欲しかったんです」という久永辰徳監督の思惑通りに、両者の点差は2点に広がる。




場内が一瞬静まり、すぐにどよめいたのは9分。ピッチ左寄り、ペナルティエリアのすぐ外で福岡U-18が獲得したFK。スポットに立った樺島が「ストレートで蹴るというのは、ボールを置いた時からイメージできていました」とフルパワーで右足を振り抜いた軌道は、一直線にゴールネットへ突き刺さる。まるでロベルト・カルロスを彷彿とさせるような衝撃のゴラッソ。3-0。大きな追加点が福岡U-18に入る。




もう勢いは止まらない。11分。ここも福岡U-18が左サイドで手にしたCK。松浦が正確なキックを蹴り入れると、宙を舞った樺島が高い打点で叩いたボールは、右スミのゴールネットへ吸い込まれる。「うまく相手の前に入って、落下地点に入って、あとは合わせるだけという感じでした」というキャプテンが、3分間で記録したドッピエッタ。4-0。ホームチームが一気にスコアを引き離す。


神村学園は小さくないビハインドを追い掛ける展開に。18分に前田に訪れた福岡U-18の決定機は、GK久保侑工(2年)がファインセーブで回避。23分に福島が狙ったシュートは枠を襲うも、左ポストにヒット。「攻めてはいるけど、ウチの子たちはしっくり来ないというか、噛み合わないなという感じでしたね」とは有村圭一郎監督。フィニッシュがなかなか成果に結び付かない。
一方の福岡U-18は、4月にトップチームとプロ契約を締結したMF武本匠平(2年)が今季初出場を果たして、プレミアデビューを飾れば、これがリーグ戦2試合目の出場となるMF竹信瑛治(中学3年)が惜しいシュートを放つ一幕も。守備面でも終盤は「点差も開いた中でも、しっかりコミュニケーションを取りながら、1つ1つの細かいところも声を掛け合いながらやっていました」と話すDF益田凱斗(2年)、DF山本順也(2年)、樺島の3バックに移行し、きっちりゲームクローズに取り掛かる。
ファイナルスコアは4-0。「前回の試合も先制しましたけど、自分のミスもあって逆転されてしまって、その中で久永さんも『自分たちで首を絞めるな』ということを試合前に言ってくれたので、それは自分の心にしっかり刺さりましたし、今日はそれを意識したうえで、90分間を無失点で終われたのは、次の試合に向けて繋がるなという自信にはなりました」と樺島も笑顔を見せた福岡U-18が、今季最多得点と無失点を同時に達成し、貴重な白星をサポーターと喜び合う結果となった。


福岡U-18にとって今シーズンのプレミアは、6年ぶりに帰ってきた晴れ舞台。チームを率いる久永監督は、開幕戦のヴィッセル神戸U-18戦の試合前に“あること”を強く感じたという。
「開幕戦でヴィッセルさんとやった時に、ウォーミングアップを見て、シュートを蹴るパワーと、シュートを枠に飛ばすパワーが全然違ったんですよね。ウチのフォワードのシュートは“パン”と乾いた音で、上に外しちゃうんです。でも、ヴィッセルのフォワードのシュートは“バン”と低い音で、枠に入るんですよ。『これは違うな』と思っていたら、やっぱり試合のスコアは1-4でした」。
選手たちも必死に戦ってはいる中で、なかなか勝利という結果が付いてこなかった前半戦。指揮官はある試合でチームが繰り広げた戦い方が、とにかく気になったそうだ。
「前期は少し守備に重点を置き過ぎたところもあって、どっちかと言うと守備からカウンターというのが得点チャンスかなと思って、後ろの人数を増やしたというのも事実です。でも、それである試合の内容が本当に面白くなかったんですよ。『これは選手も絶対面白くないな』というのがあって、実際に映像を見直しても、伝えられることが少ないんです。ということは、『これだと成長する試合にならないよな』というのが反省として出てきました」。
「その時に選手を集めてミーティングを開いて、1人ずつ試合に出たヤツに『現状をどう思う?』と聞いて、思っていることを吐き出させて、もう1回アビスパのフィロソフィーでもある“アグレッシブ”って何だろうというところを追求し始めたら、そこからちょっと変わり出したんですよね」。


福岡U-18を率いる久永辰徳監督
前期の11試合では5試合が無得点だったが、後期に入ってからはここまでの7試合で、ノーゴールだった試合はわずかに1試合。一方で失点も増えている現状はあるものの、「『0-1で負けるんだったら、2-3で負けよう』と。そういう発想で行こうと選手とも話をしました」と久永監督も口にするように、『やり合い上等』のメンタルで打ち勝ちに行くスタイルを貫く中で、既に後半戦はこの日の白星も含めて3勝を積み重ねてきた。
実は神村学園戦に向かう週のトレーニングで、指揮官は“あること”に気付いたという。
「一昨日の練習のことなんですけど、ファンクションでグループ分けして、フィニッシュワークをしていた時に、それこそ開幕の時にヴィッセルで聞いた“バン”っていうシュートの音が聞こえたんですよ。『だから、勝ち負けだけじゃなくて、君たちは成長しているよ。自信を持っていこう。点は入る』という話をして、今日のゲームに臨んだら、こういう成果が出たんですよね」。
「その“バン”って音のところは、プレミアにいないとわからなかったことで、その成長の基準もプレミアで戦うことで得られるものであって、これを来年以降も続けたいよねということで、『やっぱり残留することが大事なんじゃないの』とは選手たちにミーティングで伝えました」。
選手たちも残された4試合に向けて、決意を定め直している。後半戦から定位置を掴んでいる益田が「来年もプレミアでやりたいので、自分が試合に出る時は失点をしないという強い気持ちを持ってやっていきたいと思います」と話せば、「自分たちはサンフレッチェとかヴィッセルみたいにメッチャ上手いチームじゃないですし、たぶんあと4試合も全部同じ展開になると思うんですけど、そこでも自分たちらしく、まずは勝ちにこだわって、シーズンを残留して締めくくれたらと思います」と廣田も力強く言い切った。
みんなわかっている。このリーグで戦うことの価値を。このリーグで得られるものの大きさを。だから、戦う。戦い抜く。自分たちの未来を、アカデミーの未来を、切り拓くために。ここから先は“360分間の決勝戦”。福岡U-18の2025年シーズンは、きっとここからもメチャメチャ大変で、メチャメチャ面白い。


(取材・文 土屋雅史)
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