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プレミアEASTで相手のトップチーム指揮官に見出されたことが東京V入りのきっかけに。流経大柏の190cmFW大藤颯太は欲を持ってゴールと進化を目指す

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東京ヴェルディ内定の流通経済大柏高FW大藤颯太(3年=成田SOCCER CLUB出身)は190cm、82kgの大型ストライカー

 東京ヴェルディ入りのきっかけは、トップチームの指揮官に見出されたことだった。流通経済大柏高FW大藤颯太(3年=成田SOCCER CLUB出身)は190cm、82kgの大型ストライカー。チームメイトで主将のMF島谷義進(3年)が「彼の努力っていうのはほんとに凄まじいものがある」という姿勢によって最終学年にブレイクし、プロ入りを勝ち取った。

 流経大柏の榎本雅大監督は大型FWを育てるため、下級生時にBチームでボランチやCBとしても起用。大藤はそこでFWにどう動かれると嫌なのかを学んだ。元々はポストプレーヤータイプだったが、抜群のスピードの活かし方やターンを身に着け、さらに競り合いの強さも向上したことで飛躍。今シーズン前半戦のプレミアリーグEASTやインターハイでは、裏抜けなどから難易度の高いシュートを次々に決めてゴールを量産した。

 8日の内定記者会見で、大藤は「東京ヴェルディという素晴らしいクラブでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートできることを大変嬉しく思います」と挨拶。その後、東京V強化部の安竜鎮スカウトから東京V入りの経緯について明かされた。

 今年5月、流経大柏はプレミアリーグEAST第7節で東京Vユースとアウェー・ヴェルディグラウンドで対戦。その試合でのプレーが、東京Vトップチームの指揮官の目に留まったのだという。

「なかなか見ることがないんですけど、ヴェルティのホームでたまたま城福(浩)監督とトップチームのコーチがその試合を見て、ヴェルディユースの頭上から大藤選手が胸トラップでゴールに迫ったっていうプレーを見た中で、城福監督が『何だ、アイツは』と。『練習に呼べ』からスタートさせて頂きました」(安スカウト)

 城福浩監督に見出された大藤は、練習参加した際に足下の技術力や走力を発揮。安スカウトは「強化部内で多分これほど早く決断した選手はいなかったんじゃないかっていうぐらい、早めに『獲得しよう』という決断に至りました」と説明する。

 そして、安スカウトは大藤に対し、「体格に似合わず、優しい部分が大藤選手にはあるので。平均的に若い選手が多い東京ヴェルディの中で切磋琢磨して、どんどん自分のプレーを出して、城福監督の熱い指導に屈しず、どんどん、ガツガツとゴールに迫っていくプレーを期待しております」と求めた。

 大藤は東京Vの練習参加でアピールに成功した一方、現時点でのJリーガーとの差を実感。「まずは止めて、蹴るだったりパスの質が全然違いました。みんな上手でしたし、フィジカルもプレースピードも違うなと思います」。中でも「染野(唯月)選手だったりは身体の使い方とかシュートとか上手でした」と振り返る。

 高校年代で目立つプレーや活躍をしてきたが、プロでまず公式戦に出るため、そして活躍するためにやるべきことは多い。「フィジカルが全然ないと思うので、筋肉とかもつけていけたら良いと思いますし、まだ自分はヘディングとか、ポジショニングというのは全然良くないと思うので、絶対に良くしたい」。また指摘された優しい性格の部分も、「欲がないとダメかなと思います」。鹿島FW鈴木優磨のように、貪欲にゴールへ向かい続けることを誓っていた。

 今シーズン後半戦は点を取りたいという気持ちが強すぎて、それができずに気持ちが落ちてしまったり、焦ってしまったりしている部分があった。得点王を期待される全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)でも、「2年目には10(得点)くらい」と掲げるJ1でもまずは1点取り切ることで自分に自信と勢いをつけていく考えだ。ポテンシャルは十分。流経大柏の榎本監督が「長身のFWが今、日本に少ない中、(将来は)貴重な存在になり、活躍するのではないかなという風に期待をしています」という大藤が、欲を持って進化を続け、日本を代表するようなストライカーになる。

内定記者会見では緊張の面持ちも「自分の特長である高さとスピードを活かしながら成長していきます」と宣言

内定記者会見後にはグラウンドへ向かい、島谷主将と自主練を行っていた

190cmの大器に対する期待値は大きい

(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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