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1年でのプレミア復帰まであと1勝!! 総体全国4強からのバージョンアップで難敵・岡山学芸館を圧倒、尚志がプレミアPOで成長を示す4発快勝!!

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尚志高岡山学芸館高に4発快勝!!

[12.12 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 尚志 4-0 岡山学芸館 広島広域公園補助競技場]

 変幻自在な仕掛けは簡単に止まらない。立ち上がりから相手を飲み込んだ尚志高(東北1、福島)が、1年でのプレミア復帰まであと1勝とした。

 12月12日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2026参入を懸けたプレーオフの1回戦が行われ、Aブロックでは昨シーズン以来の復帰を目指す尚志と、初のプレミア参戦を目論む岡山学芸館高(中国2、岡山)が対戦。ともに選手権出場を決めている注目校同士の対決となったが、尚志が効果的にゴールを重ねて4-0で快勝した。

 前日練習中のアクシデントでMF万代大和(3年)が欠場した岡山学芸館に対し、尚志は自慢の攻撃力を序盤から発揮する。「今日は入りが落ち着いていた」と仲村浩二監督が称賛したように、最終ラインから丁寧にボールを繋ぎ、アンカーのMF小曽納奏(3年)、インサイドハーフのMF阿部大翔(3年)、MF若林衣武希(2年)の3人を軸にテンポの良いボール回しを展開。サイドアタックも効果的で、左SBのDF木村心貴(3年)と右SBのDF榎本司(3年)が存在感を示す。タッチライン際を攻め上がるだけではなく、偽SBとして中にも入ってゲームメイクにも関わった。

 前半17分に左CKから尚志が好機を創出。CB松澤琉真(3年)が放ったヘディングシュートは、GK岡田建斗(1年)に一度は阻まれたが、こぼれ球を榎本が押し込んで先制点を奪った。勢いに乗った尚志は19分にもエースのFW根木翔大(3年)が得意の裏抜けからチャンメイクし、左サイドの深い位置からゴール前へ折り返す。最後は阿部が決めてリードを広げると、32分には根木が豪快に右足で決め、前半だけで3ゴールを奪ってハーフタイムを迎えた。

 後半開始から尚志は10番のMF田上真大(3年)を投入。攻撃的なカードを切り、アグレッシブな姿勢を貫いて勝負を決めに懸かる。後半5分にはその田上がネットを揺らし、試合の趨勢を決める4点目をゲット。1得点1アシストの根木も27分に下がり、中1日で迎える2回戦を見据えたベンチワークで時計の針を進めていく。キャプテン・MF青川凌大(3年)を中心とする岡山学芸館の攻撃を冷静に跳ね返し、最後まで集中力を切らさなかった尚志が1回戦を突破した。

 今年の夏に全国高校総体でベスト4に入った一方で、準決勝では優勝した神村学園高に違いを見せつけられた。その一戦は今も忘れていない。

「福島で開催している間にトップを獲りたいねという話をしていたんだけど、残念ながら負けてしまって。でも、あの経験は大きかった。神村さんが持つ能力の高さを知って、ここまで違うんだというのを思い知らされた。スコア的には1-2で周りからは惜しいって言ってもらえたけど、これだけレベルの違いがあるんだなと」(仲村監督)

 技術面はもちろん、平均体重で神村学園に大きく離されていた点を踏まえ、対象の選手には食トレを実施。体重が夏から5kg前後増えた選手もおり、地道な積み重ねが成果として現れつつある。選手権予選も危なげなく突破し、U-18高円宮杯プリンスリーグ東北ではベガルタ仙台ユースとのデッドヒートを制して勝ち点1差で優勝。巧さに強さが加わったチームは、夏からバージョンアップして参入戦の舞台に歩みを進めてきた。

「福島の小学生とか子供たちにとって、夢となれるような試合をどんどん福島で展開したい。そのためにもプレミアにはやっぱり戻りたいです」とは指揮官の言葉。ハイレベルなゲームを地元の人々に見せるためにも、選手権初優勝と並んでプレミア復帰はマストの目標となる。次なる相手は東山高(関西2、京都)。「課題にフォーカスして練習に励んできた。そこは成長できていると思う」とキャプテンのCB西村圭人(3年)の言葉通り、手応え十分のチームに死角はない。

(取材・文 松尾祐希)

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松尾祐希
Text by 松尾祐希

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