[NEW BALANCE CUP]西武台は挑戦者として下から「相手を狩りに行く」。チームリーダーのMF高橋祐輔は悔しさバネに欠かせない存在へ
[1.6 NEW BALANCE CUP準決勝 西武台高 1-1(PK3-5)藤枝東高 時之栖裾野A]
埼玉の強豪、西武台高は「NEW BALANCE CUP 2026 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権)で4強入り。藤枝東高(静岡)との準決勝は1-1と勝ち切ることができず、PK戦で敗退となった。
西武台にとって球際、切り替えは大事にしているところ。チームリーダーのMF高橋祐輔(2年=大宮アルディージャU15出身)は、藤枝東戦の立ち上がりにそれが緩くなったことを猛省する。
「相手より上回ろうって話していたんですけど、ちょっと相手に譲ってしまった部分があって、流れが相手に行ったりとか、最初の入りでフワッと入ってしまって早い時間に失点してしまった」
だが、西武台は高橋、MF山崎暖大(2年)のダブルボランチを活用しながらサイド、前線へボールを配給。MF金子修(2年)がシュートシーンに絡むなど反撃する。前からの守備で藤枝東のビルドアップを中盤で止めるようなシーンを増加。そして、前半23分、左SB大沢将聖(2年)の縦突破から、高橋が右足ダイレクトで同点ゴールを決めた。
高橋は「大沢がいつもあそこまでエグッてくれて、『マイナス、絶対俺入るからいつも見てくれ』っていうのずっと言ってきたんで、それを信じて大沢が出してくれて、自分も結構それで外してたんで、『今日は絶対決めてやる』っていう気持ちで集中して打てました」。見事な一撃で試合を振り出しに戻した。




後半、西武台は「自分たちが『相手を狩りに行く』っていうのは話して入ったんで、入りは凄く良かった」という序盤。だが、2点目を奪うことが出来ず、相手を呑み込むことができなかった。
昨年のチームはエースFW太田和希(3年)ら個性の強い選手たちを擁していた。今年はまだ突き抜けた選手こそいないものの、「まず時間を作ったり、(全体で)サッカーができる」(関根雄太監督)という世代。「NEW BALANCE CUP 2026 IN TOKINOSUMIKA」では全員攻撃・全員守備で東海大相模高(神奈川)や名古屋高(愛知)を下し、準決勝まで勝ち上がった。
「全体的に飛び抜けた選手はいないかもしれないですけど、みんな自分たちは強くないからこそ、『チーム1つになって常にやって行こう』っていう話はしていて、そしたら勝手に足も動くし、結果もついてくるから。自分たちはほんとにチャレンジャーとして、もう下から下から相手をリスペクトしながらも、そうやって『相手を狩りに行く』っていうサッカーを常に意識しています」(高橋)。
高橋はそのチームの中で欠かせない存在になることを目指している。1年時は1年生チームで抜群の存在感を放ち、Aチームの遠征にも帯同。だが、2年時は大事な時期に怪我や体調不良で離脱してしまうなど、チームの期待に応えることができなかった。
「もう理想とはかけ離れた感じになっちゃったんですけど、その分、今年に懸ける思いっていうのはより一層強くなりました。やっぱ俺がいないとチーム成り立たないっていうか、『コイツいないとなんか不安だよね』『コイツがいれば大丈夫』っていう風に思ってもらえるようなプレーヤーにならないといけないし、声とかも自分が一番鼓舞して、自分がほんとに先頭立って引っ張っていくっていうのは意識しています」
悩んだ時期の続いた昨年だったが、よりサッカーのことを考え、食事や筋トレも見直して取り組んできた。今年はリーダーとしてチームを引っ張ることに加え、ゲームを落ち着かせながら決定的なプレーをすることも自分の役割。昨年の悔しさもバネに、今年は中心選手として貪欲に勝利を目指していく。
今大会は前線の軸として期待されるFW小俣琥志(2年)ら怪我人が不在の中で4位。だが、満足はしていない。高橋は「この先、取れるタイトルは全部取る。タイトルっていうのはほんとにもうみんなで口酸っぱく言っています。(埼玉県は)今、正直、昌平一強だなってみんな思ってると思うんですけど、ここで西武台がしっかりと埼玉県取るために、もう一回みんなでやっていきたい」。プレミアリーグ所属の昌平高や選手権予選で敗れた武南高など埼玉を勝ち抜くことは簡単ないことではない。だが、西武台はチーム一丸となってライバルを上回り、取れるタイトルを全て勝ち取る。




(取材・文 吉田太郎)
埼玉の強豪、西武台高は「NEW BALANCE CUP 2026 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権)で4強入り。藤枝東高(静岡)との準決勝は1-1と勝ち切ることができず、PK戦で敗退となった。
西武台にとって球際、切り替えは大事にしているところ。チームリーダーのMF高橋祐輔(2年=大宮アルディージャU15出身)は、藤枝東戦の立ち上がりにそれが緩くなったことを猛省する。
「相手より上回ろうって話していたんですけど、ちょっと相手に譲ってしまった部分があって、流れが相手に行ったりとか、最初の入りでフワッと入ってしまって早い時間に失点してしまった」
だが、西武台は高橋、MF山崎暖大(2年)のダブルボランチを活用しながらサイド、前線へボールを配給。MF金子修(2年)がシュートシーンに絡むなど反撃する。前からの守備で藤枝東のビルドアップを中盤で止めるようなシーンを増加。そして、前半23分、左SB大沢将聖(2年)の縦突破から、高橋が右足ダイレクトで同点ゴールを決めた。
高橋は「大沢がいつもあそこまでエグッてくれて、『マイナス、絶対俺入るからいつも見てくれ』っていうのずっと言ってきたんで、それを信じて大沢が出してくれて、自分も結構それで外してたんで、『今日は絶対決めてやる』っていう気持ちで集中して打てました」。見事な一撃で試合を振り出しに戻した。


左SB大沢将聖は縦突破から同点ゴールをアシスト


MF高橋祐輔は前半23分に同点ゴールを決め、ゴールパフォーマンス
後半、西武台は「自分たちが『相手を狩りに行く』っていうのは話して入ったんで、入りは凄く良かった」という序盤。だが、2点目を奪うことが出来ず、相手を呑み込むことができなかった。
昨年のチームはエースFW太田和希(3年)ら個性の強い選手たちを擁していた。今年はまだ突き抜けた選手こそいないものの、「まず時間を作ったり、(全体で)サッカーができる」(関根雄太監督)という世代。「NEW BALANCE CUP 2026 IN TOKINOSUMIKA」では全員攻撃・全員守備で東海大相模高(神奈川)や名古屋高(愛知)を下し、準決勝まで勝ち上がった。
「全体的に飛び抜けた選手はいないかもしれないですけど、みんな自分たちは強くないからこそ、『チーム1つになって常にやって行こう』っていう話はしていて、そしたら勝手に足も動くし、結果もついてくるから。自分たちはほんとにチャレンジャーとして、もう下から下から相手をリスペクトしながらも、そうやって『相手を狩りに行く』っていうサッカーを常に意識しています」(高橋)。
高橋はそのチームの中で欠かせない存在になることを目指している。1年時は1年生チームで抜群の存在感を放ち、Aチームの遠征にも帯同。だが、2年時は大事な時期に怪我や体調不良で離脱してしまうなど、チームの期待に応えることができなかった。
「もう理想とはかけ離れた感じになっちゃったんですけど、その分、今年に懸ける思いっていうのはより一層強くなりました。やっぱ俺がいないとチーム成り立たないっていうか、『コイツいないとなんか不安だよね』『コイツがいれば大丈夫』っていう風に思ってもらえるようなプレーヤーにならないといけないし、声とかも自分が一番鼓舞して、自分がほんとに先頭立って引っ張っていくっていうのは意識しています」
悩んだ時期の続いた昨年だったが、よりサッカーのことを考え、食事や筋トレも見直して取り組んできた。今年はリーダーとしてチームを引っ張ることに加え、ゲームを落ち着かせながら決定的なプレーをすることも自分の役割。昨年の悔しさもバネに、今年は中心選手として貪欲に勝利を目指していく。
今大会は前線の軸として期待されるFW小俣琥志(2年)ら怪我人が不在の中で4位。だが、満足はしていない。高橋は「この先、取れるタイトルは全部取る。タイトルっていうのはほんとにもうみんなで口酸っぱく言っています。(埼玉県は)今、正直、昌平一強だなってみんな思ってると思うんですけど、ここで西武台がしっかりと埼玉県取るために、もう一回みんなでやっていきたい」。プレミアリーグ所属の昌平高や選手権予選で敗れた武南高など埼玉を勝ち抜くことは簡単ないことではない。だが、西武台はチーム一丸となってライバルを上回り、取れるタイトルを全て勝ち取る。


浦和ジュニアユース出身のMF山崎暖大はスキルの高さを見せた


MF金子修は前半から精力的に動き続け、左足を振った
(取材・文 吉田太郎)


