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[MOM5597]帝京大可児FW高田憲慎(2年)_代表活動を経てまた進化。「初めてです」の形の一撃など3点に関与

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前半31分、帝京大可児高のU-17日本代表FW高田憲慎(2年=FC岐阜U-15出身)が右足で同点ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.3 プリンスリーグ東海第14節 浜松開誠館高 3-4 帝京大可児高 浜松開誠館総合G]

 代表チームでの経験をまた、進化に結びつけている。帝京大可児高(岐阜)のFW高田憲慎(2年=FC岐阜U-15出身)が、前半31分の同点ゴールをはじめ、3得点に関与する活躍。U-17日本代表のストライカーがチームをリーグ戦後期初白星へ導いた。

 高田は今年6月の「インターナショナルドリームカップ」でU-16日本代表初招集。9月には「国際ユースサッカーin新潟」を戦うU-17日本代表に選ばれた。U-17日本代表活動後の初戦(9月26日)では、インターハイ王者の静岡学園高相手に2ゴール。仲井正剛監督は「(代表活動から何かを)持ち帰ってきてくれる」というが、この日も「(今までは)あれを決めれるような選手じゃなかった」という一撃で指揮官を驚かせていた。

 高田は先制された5分後にショートカウンターから鋭く前進。そして、PAに入った瞬間に右足を振り抜いてゴールを破った。カバーリングしていたDFを抜く選択肢もあったはずだが、「もうシュート打てる状態だったんで、抜くと見せかけて、シュートを打ちました。自分でもああいうゴールは初めてです」と微笑。PAに入ったら1タッチでシュートを打つという仲井監督の教えも活かしてのファインゴールだった。

 高田はこの日、持ち味のスピードで相手を置き去りにしていたほか、1トップとしてポストプレーでも奮闘。U-17日本代表の活動ではシャドーのポジションを務めることが多かったが、トラップの技術が足りないことを実感し、「課題だなと思ってそこをしっかり取り組むようにはしています」という。

 帝京大可児は後半42分に高田の獲得したPKをMF今鷹叶主将(3年)が決めて勝ち越したが、その4分後の失点で3-3に。だが、ここで高田が練習の成果を発揮する。後半45+2分、高田は右中間で相手のプレッシャーを受けながらもボールを完璧に収め、空いている逆サイドへパス。これを起点とした攻撃から、MF松井音羽(3年)の決勝点が生まれた。

「3点目取ってすぐに追いつかれちゃったんですけど、みんな上向いてて、良いボールが来たんで、逆サイドがフリーっていうのも分かっていたんで、絶対収めてやろう、と。結構、(DFに)引っ張られたりされたんですけど、フィジカルも武器なんで、絶対収めてやる、絶対取られないように、と思っていました」。ビッグプレーでFWとしての成長をまた示し、勝利に貢献した。 

 高田は10月10日開幕の国スポ少年男子の部にU-16岐阜県選抜の一員として出場。今月には選手権予選も控えている。今年、飛躍を遂げたFWの個人目標は国スポと選手権での得点王だ。「(国スポは)まず岐阜県としてベスト8が最高なんで、まずそのベスト8を超えて、個人では得点王を狙っていきたいです。選手権は必ず県勝って、全国も出て、全国で(得点王など)めっちゃ活躍して、スカウトとかされたい。自分が点決めて、チームを勝たせていきたい」と誓った。

 昨年のプリンスリーグ東海の出場はゼロ。だが、今年は開幕からゴールを重ねて(現在9得点)、年代別日本代表初選出を果たすなどサッカー人生を変えるような一年を過ごしている。「今までない外国人の相手とかとできたり、周りがレベル高かったりするんで、自分としてはめっちゃたくさん成長できたと思います」。外国人選手を相手に自分のフィジカルやスピードが通用することを実感。中でも、インターナショナルドリームカップでアルゼンチン相手にゴールを決めたことは自信になっているという。

 まだまだ課題をがあることは自分でも理解しているが、より野心を持つようにもなった。2010年早生まれの高田は来年のU-17ワールドカップ出場のチャンスもあるが、アピールを続けて今年のU-17日本代表メンバー入りにも挑戦。そのためにも、国スポやチームの公式戦でまた進化を示し、圧倒的な結果を残す。

今季のプリンスリーグ東海で9得点目となるゴール

(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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