町田FWイェンギが衝撃初先発!強く賢く197cmヘッド2発! 敵将は奇しくも“同郷”レジェンドFW「彼には怒ったよ(笑)」
2ゴールを決めたFW
[2.17 ACLEリーグステージ第8節 町田 3-2 成都蓉城 Gスタ]
FC町田ゼルビア期待の大型ストライカーが大きな爪痕を残した。今季加入のFWイェンギは17日、ACLEリーグステージ第8節・成都蓉城戦に1トップで先発出場。前半7分に左からのクロスをヘディングで押し込み、来日初ゴールとなる先制点を決めると、1点差に詰め寄られた後半22分にも右からのクロスをヘディングで沈めて追加点を奪い、2ゴールの大活躍で東地区首位でのベスト16入りに大きく貢献した。
南スーダン出身の父親、イングランド出身の母親を持つ25歳のイェンギはオーストラリア国籍のストライカー。2020年にニューカッスル・ジェッツでプロデビューした後、イングランド、フィンランド、スコットランドを渡り歩き、現在はリビングストンからの期限付き移籍という形で町田にやってきた。
ここまではJ1百年構想リーグ、ACLEの1試合ずつに途中出場していたが、この日が初先発。さっそく期待に応える2ゴールの大仕事を成し遂げた。また際立ったのは得点以外のプレー。長身を活かして力強くボールを収めるだけでなく、サイドに流れながらパスを引き出したり、不利な状況下ではマイボールにしてスローインやCKにつなげたり、周囲の味方にシンプルなパスを出してテンポを上げたりと、クレバーなチームプレーヤーとしての顔も見せた。
対戦相手の成都蓉城を率いていたのは奇しくも、かつてオーストラリア代表のレジェンドFWとして名を馳せ、ドイツW杯日本戦でゴールも記録したジョン・アロイージ監督。試合後会見でイェンギの印象を聞くと、「今夜は本当によくやっていた。彼には怒ったよ(笑)」と冗談交じりに切り出し、旧知の関係だったことを明かした。


「なぜかというと彼とは故郷が同じ(アデレード出身)なんだ。また私の兄(ロス・アロイージ/元横浜FMコーチ)が、いまJリーグにいる彼の兄であるクシニ・イェンギと一緒に(アデレード・Uで)仕事をしていたこともあったからね」
その言葉に続けてアロイージ監督は「オーストラリアの選手がここで活躍しているのを見るのは嬉しいことだし、彼が良いシーズンを過ごせることを願っている。彼がオーストラリア代表としてワールドカップに出てくれるかもしれないからね」と代表選出へのエールも送っていた。
この言葉を伝え聞いたイェンギは「試合が終わった後に彼とは良い話ができた。彼のような人からそんな言葉を聞けて本当にありがたい」と話し、励みになった様子。兄のクシニはA代表通算11試合6得点という実績を残している一方、「テテ」の名を持つ弟のイェンギは世代別代表歴がなく、ここから抜きん出たアピールが必要な立場にあるからだ。
それでも昨季まで町田に所属していたFWミッチェル・デュークはJリーグ在籍時もオーストラリア代表に選ばれ続けており、同様の活躍をすれば間違いなく選考対象に入ってくるはず。イェンギは同じポジションである兄のクシニや、同じく欧州でプレーする親友たちとも代表入りへの思いを語り合っているといい、「もちろんそれは僕の夢だ。W杯がもうすぐあるし、そこでどうなるかは分からないけど、とにかく努力し続けないといけないし、いいプレーを続けないといけない」と決意を語った。
(取材・文 竹内達也)
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FC町田ゼルビア期待の大型ストライカーが大きな爪痕を残した。今季加入のFWイェンギは17日、ACLEリーグステージ第8節・成都蓉城戦に1トップで先発出場。前半7分に左からのクロスをヘディングで押し込み、来日初ゴールとなる先制点を決めると、1点差に詰め寄られた後半22分にも右からのクロスをヘディングで沈めて追加点を奪い、2ゴールの大活躍で東地区首位でのベスト16入りに大きく貢献した。
南スーダン出身の父親、イングランド出身の母親を持つ25歳のイェンギはオーストラリア国籍のストライカー。2020年にニューカッスル・ジェッツでプロデビューした後、イングランド、フィンランド、スコットランドを渡り歩き、現在はリビングストンからの期限付き移籍という形で町田にやってきた。
ここまではJ1百年構想リーグ、ACLEの1試合ずつに途中出場していたが、この日が初先発。さっそく期待に応える2ゴールの大仕事を成し遂げた。また際立ったのは得点以外のプレー。長身を活かして力強くボールを収めるだけでなく、サイドに流れながらパスを引き出したり、不利な状況下ではマイボールにしてスローインやCKにつなげたり、周囲の味方にシンプルなパスを出してテンポを上げたりと、クレバーなチームプレーヤーとしての顔も見せた。
対戦相手の成都蓉城を率いていたのは奇しくも、かつてオーストラリア代表のレジェンドFWとして名を馳せ、ドイツW杯日本戦でゴールも記録したジョン・アロイージ監督。試合後会見でイェンギの印象を聞くと、「今夜は本当によくやっていた。彼には怒ったよ(笑)」と冗談交じりに切り出し、旧知の関係だったことを明かした。


ジョン・アロイージ監督
「なぜかというと彼とは故郷が同じ(アデレード出身)なんだ。また私の兄(ロス・アロイージ/元横浜FMコーチ)が、いまJリーグにいる彼の兄であるクシニ・イェンギと一緒に(アデレード・Uで)仕事をしていたこともあったからね」
その言葉に続けてアロイージ監督は「オーストラリアの選手がここで活躍しているのを見るのは嬉しいことだし、彼が良いシーズンを過ごせることを願っている。彼がオーストラリア代表としてワールドカップに出てくれるかもしれないからね」と代表選出へのエールも送っていた。
この言葉を伝え聞いたイェンギは「試合が終わった後に彼とは良い話ができた。彼のような人からそんな言葉を聞けて本当にありがたい」と話し、励みになった様子。兄のクシニはA代表通算11試合6得点という実績を残している一方、「テテ」の名を持つ弟のイェンギは世代別代表歴がなく、ここから抜きん出たアピールが必要な立場にあるからだ。
それでも昨季まで町田に所属していたFWミッチェル・デュークはJリーグ在籍時もオーストラリア代表に選ばれ続けており、同様の活躍をすれば間違いなく選考対象に入ってくるはず。イェンギは同じポジションである兄のクシニや、同じく欧州でプレーする親友たちとも代表入りへの思いを語り合っているといい、「もちろんそれは僕の夢だ。W杯がもうすぐあるし、そこでどうなるかは分からないけど、とにかく努力し続けないといけないし、いいプレーを続けないといけない」と決意を語った。
(取材・文 竹内達也)
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