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鹿島ユースクラセン日本一の瞬間のピッチに立った中学3年生FW土井空芽「いい経験ができた」5月にはCロナウド・ジュニアと対戦

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右端が中学3年生FW土井空芽

[7.31 クラセンU-18決勝 鹿島3-0仙台 ニッパツ三ツ沢球技場]

 中学3年生が一人、高校年代の日本一が決まる瞬間のピッチに立っていた。鹿島アントラーズユースは3-0で試合を終えようとしていた後半アディショナルタイム3分、最後の交代枠を使ってFW土井空芽(中3)をピッチに送る。直後に試合終了の笛が鳴ったためにボールにも触れることはできなかったが、ピッチ上で作られたハイタッチの輪の中に、背番号55はいた。

「自分が中学生で入っている中で、高3でメンバー外の人もいて、そういう人たちの気持ちを背負って戦おうと思った。(決勝では)ボールに触れなかったけど、優勝という経験ができて、いい経験ができたなと思います」

 鹿島のジュニアユースは鹿島本体と、ノルテ(日立)、つくばの3つのチームで活動している。土井の所属はそのうちの一つのつくばで、出身は筑西市だが、小学校4年生の時にセレクションに合格したことで、ジュニア年代からつくばにある鹿島のアカデミーで力をつけてきた。

 中学3年生でユースの試合に出場しているように、期待の逸材だ。今年5月にクロアチア遠征を行ったU-15日本代表に選出。FWクリスティアーノ・ロナウドの長男クリスティアーノ・ロナウド・ジュニアが選出されたU-15ポルトガル代表と対戦したことで話題を集めた遠征だが、土井は2試合の先発を含む全4試合に出場。ギリシャ戦で1ゴールを決める結果を残した。

 ポルトガル戦にも先発した土井は、C・ロナウド・ジュニアと対戦する機会があった。「身体ができていてフィジカルがめちゃくちゃ強かった」という印象を持ったという土井。会話も少しかわし、写真も一緒に撮ったと振り返ったようにいい思い出ができたようだ。

 ただまだまだ多くの課題があることも感じることができたという。「ヨーロッパに行くのが初めてだったので、時差ボケもあった。それに今までやったことのないメンバーと代表でいきなり試合をするとなって、慣れなくて、いいプレーができなかった。次は対応して成長して呼ばれるように頑張りたいです」。

 目標にするのは「戦える選手」。憧れは特に持たないという土井だが、「戦う」というところで、トップチームで活躍するFW鈴木優磨のプレーを参考にしているという。「ジュニアユースとユースだと、関東リーグとプレミアなので全然強度が違う。やっぱりプレミアだとめっちゃ成長できるし、先輩たちのためにも頑張りたい」。スタメン11人うち7人が1、2年生。そこに中学3年生まで日本一の舞台を経験させた鹿島アカデミーの未来は光に満ちている。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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