「東洋大というチームを知ってもらえるいいきっかけになった」快進撃終幕もインパクトを残した大学生たち
[8.6 天皇杯4回戦 神戸2-1(延長)東洋大 ノエスタ]
“ジャイアントキリング”で今年度の天皇杯を盛り上げた東洋大だが、挑戦はベスト16で幕を閉じた。
史上初となる大学勢のJ1クラブ連破は、予想以上の反響を呼んだ。遠く関西の地での試合だったが、ゴール裏にはこれまで以上の人数が集まった。それもそのはず、この日は男子サッカー部員と女子サッカー部員の交通費と宿泊費を学校が補助。一般学生にも募集をかけると、約120人の枠が数時間で満員になったという。主将DF山之内佑成(4年=JFAアカデミー/柏内定)も「自分たちの結果をもって、東洋大というチームをみんなに知ってもらえるいいきっかけになったかなと思います」と大会を通しての充実を振り返った。
やはり今大会の東洋大で最もインパクトを残したのが山之内ではなかっただろうか。来季から内定する柏レイソルとの一戦となった2回戦。延長前半7分に死闘に決着をつけるゴールを突き刺すと、続く3回戦のアルビレックス新潟戦でも先制点アシストや好守で勝利に貢献。そしてこの日も前半36分に左サイドを突破して、MF湯之前匡央(4年=柏U-18)の同点弾をアシストした。チーム唯一のプロ内定選手の名に恥じないプレー。山之内自身も「天皇杯の関東リーグと違ってみんなにみられるのは分かっていた。そこに対して結果を残せたということは、いい準備ができたかなと思います」と胸を張る。
一方で「こういう舞台で自分が何ができるのかを証明するために、日々もっと追及していかないといけない」と現状に満足がないことも強調する。この日も先制点を奪われた場面は、エリア内で山之内がFW小松蓮に入れ替わられたことから奪われたものだった。「本当に一瞬の判断の間違いじゃないけど、一つひとつのプレーの重みを痛感しました」。アシストで“取り返した”形だが、「Jでやっていくためにはまだまだ課題がある。天皇杯に出た経験を無駄にせずにやっていきたい」と気を引き締めた。
山之内以外にも名を上げた選手は多かった。背番号10を背負う湯之前は3回戦の新潟戦では決勝点を決めると、この日も貴重な同点弾を記録。チームに流れを呼び込むことができるアタッカーであることを結果を持って証明した。
今春には古巣の柏などのクラブに練習参加した湯之前も、プロクラブ内定を決めるためにはもう一押しが必要だということも分かっている。「進路の部分もこれから大事になってくる。大臣杯だったり、後期のリーグを頑張りたい」。総理大臣杯、リーグ戦、そして連覇を目指す大学選手権(インカレ)。天皇杯の戦いは終わったが、東洋大にとっての重要な戦いはまだまだ続いていく。
(取材・文 児玉幸洋)
●第105回天皇杯特集
●第99回関東大学リーグ特集
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史上初となる大学勢のJ1クラブ連破は、予想以上の反響を呼んだ。遠く関西の地での試合だったが、ゴール裏にはこれまで以上の人数が集まった。それもそのはず、この日は男子サッカー部員と女子サッカー部員の交通費と宿泊費を学校が補助。一般学生にも募集をかけると、約120人の枠が数時間で満員になったという。主将DF山之内佑成(4年=JFAアカデミー/柏内定)も「自分たちの結果をもって、東洋大というチームをみんなに知ってもらえるいいきっかけになったかなと思います」と大会を通しての充実を振り返った。
やはり今大会の東洋大で最もインパクトを残したのが山之内ではなかっただろうか。来季から内定する柏レイソルとの一戦となった2回戦。延長前半7分に死闘に決着をつけるゴールを突き刺すと、続く3回戦のアルビレックス新潟戦でも先制点アシストや好守で勝利に貢献。そしてこの日も前半36分に左サイドを突破して、MF湯之前匡央(4年=柏U-18)の同点弾をアシストした。チーム唯一のプロ内定選手の名に恥じないプレー。山之内自身も「天皇杯の関東リーグと違ってみんなにみられるのは分かっていた。そこに対して結果を残せたということは、いい準備ができたかなと思います」と胸を張る。
一方で「こういう舞台で自分が何ができるのかを証明するために、日々もっと追及していかないといけない」と現状に満足がないことも強調する。この日も先制点を奪われた場面は、エリア内で山之内がFW小松蓮に入れ替わられたことから奪われたものだった。「本当に一瞬の判断の間違いじゃないけど、一つひとつのプレーの重みを痛感しました」。アシストで“取り返した”形だが、「Jでやっていくためにはまだまだ課題がある。天皇杯に出た経験を無駄にせずにやっていきたい」と気を引き締めた。
山之内以外にも名を上げた選手は多かった。背番号10を背負う湯之前は3回戦の新潟戦では決勝点を決めると、この日も貴重な同点弾を記録。チームに流れを呼び込むことができるアタッカーであることを結果を持って証明した。
今春には古巣の柏などのクラブに練習参加した湯之前も、プロクラブ内定を決めるためにはもう一押しが必要だということも分かっている。「進路の部分もこれから大事になってくる。大臣杯だったり、後期のリーグを頑張りたい」。総理大臣杯、リーグ戦、そして連覇を目指す大学選手権(インカレ)。天皇杯の戦いは終わったが、東洋大にとっての重要な戦いはまだまだ続いていく。
(取材・文 児玉幸洋)
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