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全力疾走2発演出も…交代枠使い切りで両足攣りながらフル出場、FC東京の新加入ギリェルメ「終わったときはもう最高に嬉しい気持ち」

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MFマルコス・ギリェルメ

[8.27 天皇杯準々決勝 FC東京 2-1 浦和 埼玉]

 今夏の新戦力は技術だけでなく、気持ちでも強さを見せた。FC東京は浦和レッズを破り、12年ぶりの天皇杯ベスト4進出。後半途中で交代枠を使い切ったなかで、足を攣ったMFマルコス・ギリェルメは苦しみながら90分間を走った。「本当にもう苦しかったけど、サポーターの応援、仲間の力があって、最後までいることができた」と喜びを語った。

 今年、出場機会を失ったV・ファーレン長崎から期限付き移籍で加入した。リーグ戦前節で途中出場によるデビューを飾ると、一発勝負の天皇杯で初の先発入り。前半から持ち味の突破力を見せた。だが前半終了間際に先制を許し、0-1で後半に折り返した。

「前半はなかなかプレスがハマらず、相手を自由にしてしまって、苦しい戦いだった」。そう振り返るギリェルメは、松橋力蔵監督の指示のもとに修正。チームで押し込みながら攻撃を仕掛けていくと、ギリェルメも持ち味の突破力も存分に発揮した。

 後半7分、ギリェルメは左サイドからPA内に入り込んで決定機を創出。こぼれ球をFWマルセロ・ヒアンが決め、1-1と同点に追いついた。

「マルセロ・ヒアンにパスが転がって、彼が決めたゴールだと思う」。謙虚に語るギリェルメは後半20分にも追加点の起点を作った。事前にDFアレクサンダー・ショルツに要求していたロングフィードが出ると、一気に右サイドを突破。「ああいうパスをもらいたいと言っていた。そういったパスが来たというところで、自分の特徴というのは活かせた」。相手のマークをはがしながらPA内に折り返し、最後は再びヒアンが決めた。

 2-1とリードしたなかで、ギリェルメにとって苦しい時間がやってくる。FC東京は後半28分までで交代5枠を使用。すると、長崎で約2か月間試合に出ていなかったギリェルメは32分に足を攣ってしまった。ピッチ外に出ることも叶わず、痛みに耐えながらプレー。「かなり厳しかったけど、本当にみんなの支えがあったから」。最後には両足を攣りながらも、懸命に点差を守り切った。

「最後終わったときは、もうやりきって、もう最高に嬉しい気持ちだった」。笑顔で語るギリェルメは「今日は喜びに浸りたい」と思いを噛みしめながら、「でも日曜日も決勝戦くらいの大事な試合だと思っている。次の試合に向けていきたい」と気持ちを切り替えていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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