欧州サッカー連盟(UEFA)は23日、アルバニア代表FWミルリンド・ダクが不適切な行為をしたとして、2試合出場停止処分を発表した。

　ダクは今月19日のEUROグループB第2節・クロアチア戦後、北マケドニアなどを侮辱するチャントを煽動したことで問題視されていた。『BBC』によれば本人は「道徳的に、そしてプロとして、傷ついたすべての人に対して謝罪する義務を感じている」などと謝罪したという。

　ただ、UEFAはダクが「スポーツとは関係ない目的のためにスポーツイベントを利用し、サッカー競技の評判を落とした」などと判断。EUROグループB最終節・スペイン戦を含む2試合の出場停止を発表している。ダクは今大会のEUROで初戦は出番がなく、クロアチア戦は後半40分から出場していた。

　さらにUEFAは21日付で、クロアチア対アルバニアでサポーターによる人種差別的な行為があった疑いがあるとして調査を行うことを発表している。同試合では「セルビア人を殺せ」というチャントが歌われていたと報じられている。

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