[MOM5310]専修大松戸FW佐藤凌哉(3年)_初の千葉決勝へ導く2発!決勝でJ内定4選手の流経大柏を「自分が倒したい」
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.9 選手権千葉県予選準決勝 専修大松戸高 3-1 中央学院高 柏の葉]
「自分がチームを勝たせる、勝たせたい気持ちがあったので、そこでゴールで勝たせられたんで良かったです」。専修大松戸高を初の千葉県予選決勝へ導く2発。FW佐藤凌哉(3年=ブリオベッカ浦安U-15出身)が10番の役割を果たした。
1点目は先制された直後の前半5分。FW岡田琉音(2年)の左CKがゴールエリアにこぼれると、「いいところにこぼれたんで、飛び込んだって感じで」と身体を投げ出して右足でネットを揺らした。
そして、2-1で迎えた後半アディショナルタイムに2点目を奪った。左SB大江真人(2年)が自陣でのこぼれ球をクリア気味に前へ。佐藤はこれを巧みにコントロールすると、ドリブルで一気に加速する。
DFが厳しくチェックしていたが、それを振り切って右足を振り抜く。ボールはDFに当たりながらもゴール方向へ向かい、そのまま右隅に決まった。「あそこで持ったら普段からシュートで終わるっていうことを意識していて、最後振ったのが結果的にゴールに繋がりました」。パスで逃げるのではなく、自分が足を振ると決意しての仕掛け。個の力を示し、勝利に貢献した。
普段はトップ下でプレーし、ドリブルやボールタッチ、DF間でパスを受ける動きを得意としている。この日はFWとしての出場だったが、速攻からスペースへの鋭い動きやドリブルを披露。そして、2ゴールを挙げた。
「率直に気持ちいいです。やっぱりFWはゴール決めるのが仕事なんで。トップ下よりは多分、ドリブルっていう感じじゃないんですけど、FWだったら一番はやっぱりゴールなんで、そこでゴールできて良かったです」。10番はチームを「勝たせたい」という強い思いも結実させた。
佐藤は2021年度の選手権予選準決勝で専大松戸が流通経済大柏高と戦った試合を見て進学を決意。チームは2度同点に追いつきながらもPK戦で敗れたが、「専松のほんとに相手の逆をついて、ほんとに観客を魅了するみたいなところもあるし、ロングボールもあるっていう、短いのもあれば長いのもあるっていうサッカー」に影響を受けたという。16日の決勝の対戦相手は、当時の先輩たちが惜敗した流経大柏だ。
中央でマッチアップする可能性もある水戸内定MF島谷義進主将(3年)をはじめ、Jクラブ内定4選手を擁し、プレミアリーグAESTでも上位の優勝候補と千葉制覇を懸けた戦い。佐藤は「楽しみっすね。やっぱりリーグ戦(千葉県1部リーグ)でも流経Cとしかやれない。B、Aとはやったことないんで、素直に楽しみっていうのと、プロの相手とか関係ないと思うんで、自分が倒したいです。もう、めちゃくちゃ燃えています」。初優勝とともに、先輩たちの雪辱勝利へ。10番が再びチームを勝たせるような活躍をしてのける。




(取材・文 吉田太郎)
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[11.9 選手権千葉県予選準決勝 専修大松戸高 3-1 中央学院高 柏の葉]
「自分がチームを勝たせる、勝たせたい気持ちがあったので、そこでゴールで勝たせられたんで良かったです」。専修大松戸高を初の千葉県予選決勝へ導く2発。FW佐藤凌哉(3年=ブリオベッカ浦安U-15出身)が10番の役割を果たした。
1点目は先制された直後の前半5分。FW岡田琉音(2年)の左CKがゴールエリアにこぼれると、「いいところにこぼれたんで、飛び込んだって感じで」と身体を投げ出して右足でネットを揺らした。
そして、2-1で迎えた後半アディショナルタイムに2点目を奪った。左SB大江真人(2年)が自陣でのこぼれ球をクリア気味に前へ。佐藤はこれを巧みにコントロールすると、ドリブルで一気に加速する。
DFが厳しくチェックしていたが、それを振り切って右足を振り抜く。ボールはDFに当たりながらもゴール方向へ向かい、そのまま右隅に決まった。「あそこで持ったら普段からシュートで終わるっていうことを意識していて、最後振ったのが結果的にゴールに繋がりました」。パスで逃げるのではなく、自分が足を振ると決意しての仕掛け。個の力を示し、勝利に貢献した。
普段はトップ下でプレーし、ドリブルやボールタッチ、DF間でパスを受ける動きを得意としている。この日はFWとしての出場だったが、速攻からスペースへの鋭い動きやドリブルを披露。そして、2ゴールを挙げた。
「率直に気持ちいいです。やっぱりFWはゴール決めるのが仕事なんで。トップ下よりは多分、ドリブルっていう感じじゃないんですけど、FWだったら一番はやっぱりゴールなんで、そこでゴールできて良かったです」。10番はチームを「勝たせたい」という強い思いも結実させた。
佐藤は2021年度の選手権予選準決勝で専大松戸が流通経済大柏高と戦った試合を見て進学を決意。チームは2度同点に追いつきながらもPK戦で敗れたが、「専松のほんとに相手の逆をついて、ほんとに観客を魅了するみたいなところもあるし、ロングボールもあるっていう、短いのもあれば長いのもあるっていうサッカー」に影響を受けたという。16日の決勝の対戦相手は、当時の先輩たちが惜敗した流経大柏だ。
中央でマッチアップする可能性もある水戸内定MF島谷義進主将(3年)をはじめ、Jクラブ内定4選手を擁し、プレミアリーグAESTでも上位の優勝候補と千葉制覇を懸けた戦い。佐藤は「楽しみっすね。やっぱりリーグ戦(千葉県1部リーグ)でも流経Cとしかやれない。B、Aとはやったことないんで、素直に楽しみっていうのと、プロの相手とか関係ないと思うんで、自分が倒したいです。もう、めちゃくちゃ燃えています」。初優勝とともに、先輩たちの雪辱勝利へ。10番が再びチームを勝たせるような活躍をしてのける。


後半40+1分、専大松戸FW佐藤凌哉が速攻から決めきり、3-1


(取材・文 吉田太郎)
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