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[選手権]横浜FMユースへの昇格ならず愛媛県へ進学、反骨心燃やす帝京五FW片岡大麒「見返してやろうという気持ち」

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FW片岡大麒(2年)

[11.9 選手権愛媛県予選決勝 帝京五 2-3 新田 ニンスタ]

 横浜F・マリノスジュニアユースから愛媛県の帝京五高へ進学し、将来に向かって突き進む。FW片岡大麒(2年)はユース昇格を逃した悔しさを反骨心に変えて来年の全国大会出場、そして将来のプロ入りを目指す考えだ。

 片岡はジュニア年代の横浜F・マリノスプライマリーからJrユースへ昇格し、中学年代の全国大会・高円宮杯にも出場。ただユースに昇格することはできなかった。進学先に選んだのは神奈川県出身の選手を中心に構成される帝京五。チームの熱量やサッカーに打ち込める環境、そして2022年に全国選手権、23年に全国高校総体にそれぞれ初出場を果たしていたことが決め手だったという。

 親元を離れて愛媛県で高校生活を送る中、入学当初は寮生活の難しさも感じていた様子。それでもすぐに馴染み、「みんな本当に優しくて私生活から妥協せずに元気よく仲良く過ごせている。みんなとはもう家族のような存在」と充実ぶりを口にした。

 そうした帝京五での日々を過ごす中、片岡は「自分の力が足りなくてユースに昇格できなかった。でも(同期には)ユースに昇格している人がいるので、一番はユース勢を見返してやろうという気持ち」とライバル心を燃やし続けている。現在は関東の大学へ進むことを目指しており、その先のプロ入りを果たして成長した姿を見せたい考え。「高いレベルで揉まれたい」との向上心を胸に研鑽を積んでいる。

 もっとも帝京五のメンバーとして全国大会に出場することも、成長した姿を示す方法の一つだ。

 片岡はFWとして入学したものの、帝京五ではスピードやフィジカル能力を評価されてサイドハーフのほかサイドバックも経験し、先発の座を掴んでいる。9日に行われた選手権県予選決勝では左サイドハーフで先発出場。ボールを受けると積極的に仕掛ける姿勢を示したが、警戒を受ける中で得点に繋がるプレーはできなかった。

「自分も分析されて中と縦に2枚僕のところへ守備がきた。そういう中で自分の持ち味であるクロスをもっと早く上げたりとか、2人いる中でも違いを見せたりとかしなければいけなかった。自分は力が足りないなと感じさせられる試合でした」

 そう反省を述べつつ、現在の本職だという右サイドハーフに移った後半には決定機を演出した。後半6分、右サイドのハーフスペースに走り込んでボールを呼び込むとゴールライン際からマイナス方向へパス。ペナルティエリア中央で合わせたMF井村舞夢(2年)のシュートはGKの好セーブに阻まれたものの、「ポケットを取って内側に走ってボールを持っている人を追い抜かすのはずっとやってきたこと」と大一番で得意のプレーを示した。

 チームは0-3から2点を返したものの、1点及ばずタイムアップ。「帝京魂といったらあれだけど、みんなでハードワークして3点取られても4点取られても最後まで諦めないのが僕たちの良さ」という帝京五の意地を見せたが全国切符は掴めなかった。

「優勝しなきゃ意味がない」と唇を噛む片岡は、この悔しさを今後に繋げていく意気込み。今季残る県リーグを制した上でのプリンスリーグ四国昇格を目標に気持ちを切り替えていく姿勢を示し、「来年はプリンス上位や優勝を目指して、県内3冠を目指して最高の1年にしたい」と力を込めた。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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