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[選手権]インハイ準V・大津が手にした夏の自信と、切り捨てた過信「うまく行きすぎた部分もあった」、主将・福島が見据える冬の頂点

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DF福島京次(3年)

 17日、第104回全国高校サッカー選手権の組み合わせ抽選会が行われ、大津高(熊本)は1回戦で北海高(北海道)と対戦することが決まった。キャプテンのDF福島京次(3年)は「北海道という大きな地域を勝ち上がってきたチームは力がある。そして、勝ち上がったら青森山田さんやプレミアリーグのチームも多くいる。まず初戦をしっかり勝ち抜きたい」と意気込みを口にした。

 Dブロックは大津も含め、青森山田高や流通経済大柏高といった高円宮杯プレミアリーグ所属のチームが揃った。さらに、流経大柏の初戦の相手でもある米子北高はプリンスリーグ中国で首位に立つ好チーム。強豪ひしめくブロックに決まったなかで、福島は「楽しみ」と笑顔を見せた。

 昨シーズン、大津はプレミアリーグWESTで初優勝。さらにプレミアリーグファイナルでも横浜FCユースを下し、頂点に立った。新たに迎えた今シーズン、キャプテンを務める福島は「去年の先輩方が強かったので、自分たちはあまり試合に出ていなかった。先輩方が強かっただけで、自分たちはそんなに……という中で始まった」と当時を振り返る。

 プレミアリーグ序盤は勝ち切れない試合が続いたが、大きな転機となったのは夏のインターハイ。2014年以来となる決勝に駒を進めると、神村学園高に敗れて準優勝に終わったものの、9ゴールで得点王に輝いたFW山下虎太郎(3年)を中心に、6試合21得点という結果を残した。

「夏で自分たちの力が通用することがわかった」。そう振り返る福島だが、「うまく行きすぎた部分もあった」とも語る。インターハイ準決勝・流通経済大柏高戦は0-0でPK戦の末に辛くも勝利。「流経戦でゼロに終わったことが一番。ああいうチームでもしっかり点数を取れるのが本当の力」。決勝進出という大きな収穫と、さらなる課題を手にし、シーズンを折り返した。

「インターハイが終わった後もうまく行っていない時期も続いて、そのときに改めて自分たちの力はこんなものなんだと気づけた」

 リーグ戦では3連勝を果たすなど、勢いに乗った時期もあった。だがけっして慢心はせず、高みを目指し続けている。福島は「そういった経験があったから、後期は勝ち越しで今のところ来ている」と胸を張った。

 昨年度の選手権は3回戦で流経大柏に敗れた。インターハイ準決勝ではPK戦で勝利したが「欲を言えば80分で決着をつけたかった」と福島は力を込める。今大会で3度勝てば、因縁の相手である流経大柏と対戦する可能性は高い。

「夏と違って(試合日程は)一日空く。気候も変わってくるので、戦い方は先制点が鍵になる。しっかり決め切るところで決め切る決定力をつけていきたい」。攻撃の中心である山下や、横浜F・マリノスへの加入が内定しているDF村上慶(3年)といった仲間とともに、福島は目標を全国制覇に定める。「過信はしない。根拠のある自信をつけてやっていきたい」。プレミアリーグ残り4試合でさらなる手応えを掴み、全国の舞台に立つつもりだ。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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