度重なる負傷で芽生えた覚悟…「サッカー人生が全て終わる気持ちで」帰ってきた徳島市立MF牛尾律貴主将が魂のアシスト
MF
[12.28 選手権開幕戦 早稲田実高 1-4 徳島市立高 国立]
度重なる負傷を乗り越えて辿り着いた国立開幕戦で、鬼気迫る奮闘を見せた。徳島市立高のMF牛尾律貴主将(3年=レオSC)は徳島県予選を通じて今大会初の先発出場。「全てをかけてやり切ろうと思っている」という姿勢を全力で体現し、魂のダメ押しアシストで6年ぶりの白星に導いた。
今年2月と6月に2度の第5中足骨骨折を負った牛尾は、今大会徳島県予選になんとか間に合わせたが、出場した3試合は全て途中出場。予選決勝戦では後半31分から出場し、強烈な左足の一振りでダメ押しゴールを記録していたものの、コンディション面に不安の残るまま全国大会を迎えていた。
それでも強い覚悟で国立開幕戦のピッチに立った。チームはオプション布陣の3-4-2-1を採用した中、本職のサイドハーフより負荷の高いウイングバックで先発すると、「全国大会になってきたら気持ちの面がすごい重要になってくる」と序盤から猛烈なスプリントで攻守に奮闘。2-0で迎えた後半33分には豪快な左足クロスでMF東海林蓮(2年)のゴールをアシストし、大きなインパクトを残した。
「直前になるまでスタメンかどうかもわからない状況で、自分としてもキャプテンなので不安があったけど、そこでしっかりスタメンに戻れた。僕は高校サッカーで節目をつけようかなとも思っていて、全てをかけてやり切ろうと思っていたので、それがプレーに出たかなと思います」(牛尾)
原動力となっていたのは「3年生でキャプテンという立場をさせてもらっていて、チームをまとめないとあかん、プレーで示さなあかんというのは一番わかっていた」という責任感だ。「ケガが多かったので自分のコンディションも全然上がらなかったけど、このままで一回で負けてしまう、4年連続で負けてしまうという危機感があったので、そこは絶対に覆そうという気持ちだった」。懸命にケガを乗り越えながら培った覚悟を胸に国立のピッチで躍動した。
サッカー人生をかける覚悟を口にする牛尾だが、決してサッカーから離れたいわけではない。「辞めたいわけじゃない。この3年間をトータルしてもケガのほうが長くて、ケガが心配だったので、ケガがなければやりたいという気持ちもある」。大会後は一般受験を控えており、関西のサッカー強豪大を志望。まずは「サッカー人生が全て終わるという気持ちで臨んでいるので、どこのチームよりも気持ちは強い」という大きな覚悟を胸に、今大会をより長く戦い抜く。
(取材・文 竹内達也)
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度重なる負傷を乗り越えて辿り着いた国立開幕戦で、鬼気迫る奮闘を見せた。徳島市立高のMF牛尾律貴主将(3年=レオSC)は徳島県予選を通じて今大会初の先発出場。「全てをかけてやり切ろうと思っている」という姿勢を全力で体現し、魂のダメ押しアシストで6年ぶりの白星に導いた。
今年2月と6月に2度の第5中足骨骨折を負った牛尾は、今大会徳島県予選になんとか間に合わせたが、出場した3試合は全て途中出場。予選決勝戦では後半31分から出場し、強烈な左足の一振りでダメ押しゴールを記録していたものの、コンディション面に不安の残るまま全国大会を迎えていた。
それでも強い覚悟で国立開幕戦のピッチに立った。チームはオプション布陣の3-4-2-1を採用した中、本職のサイドハーフより負荷の高いウイングバックで先発すると、「全国大会になってきたら気持ちの面がすごい重要になってくる」と序盤から猛烈なスプリントで攻守に奮闘。2-0で迎えた後半33分には豪快な左足クロスでMF東海林蓮(2年)のゴールをアシストし、大きなインパクトを残した。
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