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3失点完敗も「ここまでやってきたことは出せた」遠征重ねた成果を見せた那覇西

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那覇西高の19回目の選手権が終わった(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.29 選手権1回戦 聖和学園高 3-0 那覇西高 西が丘]

 結果としては0-3の完敗だったが、那覇西高(沖縄)キャプテンMF具志堅洸(3年)の表情にはどことなくやり切った充実感のようなものも見えた。「前半、自分たちが県予選終わってから磨いてきた守備というのは、一番出たゲームだったのかなと思っています。みんなで粘り強く1対1で守ったり、1人に対して2人で守備に行ったりとか、自分たちがやろうと言っていたことは、本当に出たゲームでした」と特に前半は粘り強い守備を見せることができ、シュートを打たれてもGK金城青空(3年)が再三のファインセーブを見せ、無失点で後半に折り返すことができた。

 運天直樹監督も「聖和学園さんのサポートの距離が近いので、こっちもそれに合わせて密集、密集をつくってその中で制限して、2対1で奪い切ろうとか、プレスバック含めて3対1にできないかとか、そういったことは対策としてトレーニングしてきましたので、そこは表現しようとしてくれたんじゃないかなと思っています」と練習の成果がある程度出せた手応えを語った。

 また、ある程度後方からビルドアップして戦えたこともプラスの材料だった。「昨年はパワープレーが自分たちも多かった部分があって、つないだり、裏を取るという部分は本当に少なかったと思うんですけれども、今年は前半でも中盤で相手1人に対して2人で挟んでパスを回すという部分は、今年1年パワープレーが少なくなった分、磨いてきた部分なので、そこは出たのかなと思います」と具志堅はこの1年築き上げたものは出せたと語る。運天監督も「ああいう運び方というのは、ちょっとうちらしさではあったんじゃないかなと思っています」と攻撃面でもある程度やりたいことができたという。

 ある程度チームとしての狙いが出せたのは、昨年も戦った味の素フィールド西が丘での試合であったことも大きかった。「2年連続同じ場所に来ているというのは、雰囲気とかそういったものも分かってる分だけ、昨年よりはやりやすくてアドバンテージだったのかなとは思います」と運天監督は語り、具志堅も「昨年は初めての選手権ということで、この会場がどこにあるのかとか、入場の仕方とか、初めてのことだらけで、試合以外に集中しなければならないことも多かったんですけど、今年は同じ会場で同じ時間ということで、どこに何があるとかも分かりますし、自分が1回経験した分、周りに伝えることもできたので、そこに関しては試合に集中できたのかなと思います」とこの会場の雰囲気を1年前経験できていたのは大きかったという。

 ただ、ある程度ボールは持てる時間もあったが、結果的には前半はシュートが無く、後半もシュート3本に抑え込まれた。そして、後半はセットプレーや相手の個人技に屈してしまった。具志堅は「やっぱり守備に重きを置きすぎて、攻撃の枚数が少なかったというのは前半の反省点で、後半に関しては、相手の方が身長とかフィジカルという部分があるので、そこを生かされて失点という形がありました。それに関しては自分たちも分かっていたのに対応できなかったのがあって、そこが悔やまれるところかなと思っています」と反省点を述べた。

那覇西高側の応援スタンド(写真協力『高校サッカー年鑑』)


 運天監督も「ドン引きしようとかそういったことは思っていなくて、どうしても個人技がある聖和学園さんなので、ドリブルで少し後手になって流れが向こうに行く時間帯はあるだろうなとは思っていました。これに食らいついて、奪って前に出よう、マイボールにして相手を広げようとか、そういったことはもう少しやりたかったなとは思っていたのですけれども、予想以上にボールが取れませんでした」と、思った以上にボールが取れず、攻撃でやりたいことがやり切れなかったことを悔やんだ。

「結果的に0-3という結果にはなって、悔いが無いかと言ったらやっぱり勝ち進みたかったです。でも自分たちがやってきたことが出たゲームだったと思います。今は満足ではないですけど、12月に入ってから遠征を3週連続で行って、そこの成果が一番出た試合だったのかなとは思います」と沖縄県から移動の大変さもある県外遠征で取り組んできた成果を出せたと具志堅は振り返った。結果は敗戦だったが、地理的な難しさがある中でも、やれることを全力でやって、その成果を全国の舞台である程度見せられたことは、大きな価値がある。

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小林健志
Text by 小林健志

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