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“フェノミナルフィニッシュ”持つ鹿島学園2年FW内海心太郎が2発で8強入りに貢献、次戦は故郷・大阪対決…実家徒歩30秒の旧友と対戦

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鹿島学園高FW内海心太郎(2年)(写真協力=高校サッカー年鑑)

[1.2 選手権3回戦 鹿島学園 4-1 堀越 駒沢]

 持ち味を発揮し、17年ぶりのベスト8進出に貢献した。鹿島学園高FW内海心太郎(2年)は2ゴールを記録。「あと1勝で国立という憧れの舞台。次は興國で、僕は大阪出身でほぼみんな知り合いなので、絶対に負けたくない思いがある。絶対に倒したい」と気を吐いた。

 前半32分、内海のゴールで均衡を破る。MF三浦春人(3年)、FW渡部隼翔(3年)とダイレクトでつないだボールを内海が受け、敵陣PA内に入り込んだ。テンポのよいパスワークかつ、相手のマークが追いかける状況で、内海は大きめのトラップから左足のワンタッチでゴールにねじ込んだ。

 2分後にはセットプレーから堀越に追いつかれる。前半を1-1で折り返すと、後半25分にはハンドで得たPKをMF清水朔玖(3年)が決め、2-1と再びリードした。

 再び追いつかれるか、さらに点差を広げるか。勝敗を大きく左右する次の1点は、内海がもたらした。

 後半33分、左サイドからのクロスを、内海が左足でトラップ。すると、ひと呼吸置く間もなく左足でそのままシュートし、ゴール右隅に自身2点目を流し込んだ。

 困難な体勢、状況下で瞬発的に決めたゴールは“フェノミナルフィニッシュ”と呼ばれる。英語圏のサッカー用語でもあり、日本ではサッカーゲームのスキル名としても馴染み深い。内海はその用語を挙げ、「フェノミナルフィニッシュというか、無理の利くところは自分の良さだとわかっている」と強調する。「それが結果に結びついた。自分の得意なプレーだったのでよかった」と力を込めた。

 上田綺世を育てた鈴木雅人監督は、内海の活躍に目を細める。昨夜も内海と話をしており、「上田綺世じゃないけど、ここというところで点を取ることが大切」と説いたという。「どのように取るかというところでの頑張りどころ、ポジショニング、奪った瞬間の動き出し、シュートを打つまでの冷静さ。その点は今日はよかった」と評価した。

 内海は、鈴木監督の「それじゃ綺世にならないよ!」という口癖を真似て報道陣を笑わせながら、指揮官に感謝。2回戦の映像を見返したなかでアドバイスを受け、「シュート前のタッチの角度、タッチの強さ、おまえは上に行くにつれてそういうところが求められるから、そこを意識しろと言われていた」。指導を素直に飲み込んだ結果の2ゴールに「今日はそれを意識したら2ゴールを取れたのでよかった」と笑みを浮かべた。

 快活な口ぶりで、好調をのぞかせる。「県予選でも隼翔(渡部隼翔/3年)が10得点してエースと言われていた。僕が5だけ。そのとき絶対に全国でおれが上回って負けないと。記事でもエースストライカーは渡部って書かれるのは悔しい。僕も渡部くんにエースストライカーの座を譲ったわけではないので……でも頼りになるし、いい先輩なので。いい関係が築けていると思う」。愛嬌たっぷりに自身の活躍を噛みしめた。

 出身は大阪。中学時代はC大阪U-15に所属していた。U-18には昇格できず、選手権の舞台に上がるために鹿島学園に進学した。4日の準々決勝で対する相手は、大阪府代表の興國高。内海にとって地元との対決になる。

 顔なじみは多く、興國のFW安田光翔(3年)やMF乾悠人(3年)の名前を挙げる。内海の実家から安田の家までは歩いて30秒。茨田北中やC大阪U-15でともに過ごした。乾はセレッソ大阪西U-15で異なるチームではあったが「かわいがってもらった」(内海)。開会式ではひさびさに談笑。仲を確かめ合ったからこそ、大阪の旧友たちとピッチの上で火花を散らすつもりだ。

「めちゃくちゃライバル。SNSでやりとりはしているけど、お互い絶対にベスト8で戦おうと言っていた。叶ってくれてうれしい。目の前の興國さんをぶっ倒せるようにがんばりたい」。全国大会の醍醐味でもあるライバル対決。ベスト4入りを懸けた準々決勝で、最高のストーリーを描いていく。

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(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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