阪南大が白星発進!「自信に繋がる」来季からC大阪入団FW金本毅騎が2年半前の“リベンジPK弾”
[12.13 インカレ決勝ラウンド第1節 阪南大2-0東海大 AGFフィールド]
第74回全日本大学サッカー選手権大会の決勝ラウンドが13日に開幕し、グループAの第1試合では阪南大(関西2)が東海大(関東5)を2-0で下した。
前半は時間が進むにつれて阪南大が攻勢を強めた。しかし前半32分にはMF櫻井文陽(4年=阪南大高/群馬内定)の右クロスからFW金本毅騎(3年=C大阪U-18/C大阪内定)が蹴り込んでゴールネットを揺らすが、判定はオフサイド。直後には波状攻撃から最後、MF篠田純之助(4年=東福岡高)が狙うが、シュートは相手DFにかき出された。
だがスコアレスで折り返した後半8分、阪南大が先制に成功する。エリア内に入ったところでMF山田晃市(3年=香川西高)がGK菊池悠斗(2年=川崎U-18)と交錯。PKを獲得すると、これを金本が決めてスコアを動かした。
畳みかけたい阪南大は13分からベンチスタートさせていたFW中田有祐(3年=仙台ユース/仙台内定)を投入する。同23分には金本の浮き球で裏に抜けた中田がGKとの1対1を迎えるが、シュートは惜しくも左に外れた。
反撃したい東海大もロングボール主体の攻撃で反撃を試みるが、理想的な形を作ることができない。逆に後半アディショナルタイム1分、カウンターを受けると、金本に打たれたシュートのこぼれ球を櫻井に押し込まれてダメを押された。
■3年生10番のリベンジPK
金本にとってPKは忘れられない思い出がある。1年生の夏に出場した総理大臣杯初戦の法政大戦で蹴ったPKを失敗。同点に追いつくチャンスを逃した阪南大は初戦で敗退した。
そして今回も前回同様に仲間が獲得したPKを託してくれたチャンスだった。「ああいう場面で決めることは大事だと思い知らされている」。精神的にも成長した姿を見せつけるかのように、GKの逆を突く力強いシュートを蹴り込んだ。
「チームでPKを蹴るのは任されている。1年生の時に大臣杯でPKを外してからああいう場面で決めることは大事だと思い知らされている。2年半を経て、また全国の大事な舞台でPKを決めれたというのは、すごい自信に繋がると思います」
現在大学3年生の金本だが、26シーズンからセレッソ大阪でプロ選手としてのキャリアを始めるため、今大会が大学最後の活動になると決まっている。2年生だった昨季は、関西学生リーグでMVPと得点王をW受賞。今季は昨季ほどのインパクトを残すことが出来なかったが、後期リーグでは11試合で8得点と復調気配も感じさせている。
そんな中で迎えたインカレ。この日も相手のJリーグ内定CB、丸山大和(4年=青森山田高/今治内定)に厳しくつかれる中での試合になったが、「関西でも常にマークされることがある。それは当然だと思っている。逆に「そこを楽しみながら、それでも止められないのがプロだと思うので」と意に介すこともない。
自分のプレーをすれば誰にも止められることはない。自信をみなぎらせる点取り屋は、「この大会の優勝とMVPを狙っている。C大阪が獲ってよかったな、ファンにもいい選手だなと思ってもらえるようにしたい」と力強く話した。
(取材・文 児玉幸洋)
●第74回全日本大学選手権(インカレ)特集
▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中
第74回全日本大学サッカー選手権大会の決勝ラウンドが13日に開幕し、グループAの第1試合では阪南大(関西2)が東海大(関東5)を2-0で下した。
前半は時間が進むにつれて阪南大が攻勢を強めた。しかし前半32分にはMF櫻井文陽(4年=阪南大高/群馬内定)の右クロスからFW金本毅騎(3年=C大阪U-18/C大阪内定)が蹴り込んでゴールネットを揺らすが、判定はオフサイド。直後には波状攻撃から最後、MF篠田純之助(4年=東福岡高)が狙うが、シュートは相手DFにかき出された。
だがスコアレスで折り返した後半8分、阪南大が先制に成功する。エリア内に入ったところでMF山田晃市(3年=香川西高)がGK菊池悠斗(2年=川崎U-18)と交錯。PKを獲得すると、これを金本が決めてスコアを動かした。
畳みかけたい阪南大は13分からベンチスタートさせていたFW中田有祐(3年=仙台ユース/仙台内定)を投入する。同23分には金本の浮き球で裏に抜けた中田がGKとの1対1を迎えるが、シュートは惜しくも左に外れた。
反撃したい東海大もロングボール主体の攻撃で反撃を試みるが、理想的な形を作ることができない。逆に後半アディショナルタイム1分、カウンターを受けると、金本に打たれたシュートのこぼれ球を櫻井に押し込まれてダメを押された。
■3年生10番のリベンジPK
金本にとってPKは忘れられない思い出がある。1年生の夏に出場した総理大臣杯初戦の法政大戦で蹴ったPKを失敗。同点に追いつくチャンスを逃した阪南大は初戦で敗退した。
そして今回も前回同様に仲間が獲得したPKを託してくれたチャンスだった。「ああいう場面で決めることは大事だと思い知らされている」。精神的にも成長した姿を見せつけるかのように、GKの逆を突く力強いシュートを蹴り込んだ。
「チームでPKを蹴るのは任されている。1年生の時に大臣杯でPKを外してからああいう場面で決めることは大事だと思い知らされている。2年半を経て、また全国の大事な舞台でPKを決めれたというのは、すごい自信に繋がると思います」
現在大学3年生の金本だが、26シーズンからセレッソ大阪でプロ選手としてのキャリアを始めるため、今大会が大学最後の活動になると決まっている。2年生だった昨季は、関西学生リーグでMVPと得点王をW受賞。今季は昨季ほどのインパクトを残すことが出来なかったが、後期リーグでは11試合で8得点と復調気配も感じさせている。
そんな中で迎えたインカレ。この日も相手のJリーグ内定CB、丸山大和(4年=青森山田高/今治内定)に厳しくつかれる中での試合になったが、「関西でも常にマークされることがある。それは当然だと思っている。逆に「そこを楽しみながら、それでも止められないのがプロだと思うので」と意に介すこともない。
自分のプレーをすれば誰にも止められることはない。自信をみなぎらせる点取り屋は、「この大会の優勝とMVPを狙っている。C大阪が獲ってよかったな、ファンにもいい選手だなと思ってもらえるようにしたい」と力強く話した。
(取材・文 児玉幸洋)
●第74回全日本大学選手権(インカレ)特集
▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中



