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堂安の「W杯で優勝する」熱量に喜ぶ長友佑都「圭佑たちとずっと熱く話してきた。その熱いものを後輩たちが受け入れてくれ始めた」

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DF長友佑都(左)

 日本代表の雰囲気に、DF長友佑都(FC東京)は喜びを覚えていた。自身5度目となる北中米ワールドカップ出場決定に王手をかけた今、38歳の熱きサムライは「自分のエネルギーとか、そういう熱いものを後輩たちが受け入れてくれ始めた」と語った。

 前日の16日、帰国したMF堂安律が羽田空港で取材に応じ、熱い思いを語った。あと1勝で史上最速でのW杯出場が決まる状況も、「もう一回あえて『W杯で優勝する集団なんだ』ということを強調しないといけない。そういった集団がこの1戦、この2戦で気を緩めるわけにはいかないし、もう一回自分たちの目標を具体的に準備していく必要があると思った。そこが今回の課題であり、だからこそ自分が先頭に立っていきたいと思った」と力を込めた。

 17日の合宿初日を終えた長友も、「こういうときに足元をすくわれるという経験がある」と強調する。「もう一回引き締めないと、当たり前のことを言っているけど、当たり前のことが人間はなかなかできない。そこはしっかり引き締めたい」(長友)。一方、誰よりも熱を発する男は、堂安ら後輩の温度が自分に近づいてきたことに笑顔を見せた。

「これまでも(本田)圭佑や(香川)真司、長谷部(誠)さん、(川島)永嗣さんもそうだけど、ずっと熱く話してきた。最初のころは後輩たちとそんな熱い話をしていたら、熱すぎて引かれるというか、自分が取り残されている感覚になっていた」

 最年長としてチームをけん引してきたなかで、「浮いていた感があった」と察しながらも役割に徹してきた。しかし、今は違う。同じ目線、熱量で語れることに喜びを語る。

「みんながおれのこのエネルギーを受け止めてくれるようになった。すごく居心地がいいという話をちょうどしていたところ。馴染み始めたことは自分にとって非常にうれしい部分」。誰よりも世界を知る男でもある。「それを伝えることもひとつの任務」。自身5度目のW杯に向けて、冷静に、ただ熱く、大一番に備えていた。

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(取材・文 石川祐介)

●北中米W杯アジア最終予選特集
石川祐介
Text by 石川祐介

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