「W杯優勝と言わないと逆に取り残されるような集団になれている」堂安律が示し続ける熱量と本気度のうねり
日本代表MF
日本代表のリーダーの一人として、言葉でもプレーでもその本気度を示し続ける覚悟だ。W杯出場に王手がかかった20日のW杯アジア最終予選・バーレーン戦(埼玉)を翌日に控えた19日の公式練習後、MF堂安律(フライブルク)が報道陣の取材に応じ、「1-0でも勝てばいい試合。3-0とか大差で勝たないとというようなイメージはない。1-0でもいいので、勝ちをつかみたい」と必勝を誓った。
今回の代表活動のためにドイツから帰国した16日、羽田空港で自ら取材対応の場を設け、メディアの囲み取材に応じた。代表選手が代表活動に先立って取材に応じるのは異例で、10番を背負い、ピッチ内外でリーダーシップを発揮してきた堂安らしい行動だった。
その場で「気を抜きがちな試合というか、4試合のうち1試合でも勝てればいいという声がある中、もう一回あえて『W杯で優勝する集団なんだ』ということを強調しないといけない」と手綱を引き締め、チームから緩みや慢心を排除するために「自分が先頭に立って、メディアの前でW杯優勝宣言を掲げることが自分自身も引き締めることになると思った」と、こうした対応を取った理由を語った。
堂安の言葉があったからだけではないだろうが、今合宿で選手は一様に気を引き締める発言を口にし、あくまで最終的な目標はW杯優勝にあるということを共通認識として掲げてきた。こうした現状について堂安はこの日、「彼らの熱量は代表で一緒に活動しているから分かっている。それ(W杯優勝)を言った人が浮くような集団じゃない。全員が同じ方向を向いているし、そこに特別なサプライズはない」と受け止める。
「今、W杯優勝と言わないと、逆に取り残されるような、そういう集団になれているのはいいこと。昔はもしかしたら意識が高すぎる人が孤立しちゃうみたいなことがあったかもしれないけど、今は全選手が前を向いているし、素晴らしい集団になっている」
実際、合宿初日の17日の練習後にはDF長友佑都が「これまでも(本田)圭佑や(香川)真司、長谷部(誠)さん、(川島)永嗣さんもそうだけど、ずっと熱く話してきた。最初のころは後輩たちとそんな熱い話をしていたら、熱すぎて引かれるというか、自分が取り残されている感覚になっていた」と明かし、「みんなが俺のこのエネルギーを受け止めてくれるようになった。すごく居心地がいいという話をちょうどしていたところ。馴染み始めたことは自分にとって非常にうれしい部分」と、その変化を口にしていた。
かつて2014年のブラジルW杯を前にW杯優勝を目指すと公言してきたMF本田圭佑や長友らの発言について、「本田さんが言っていたのはテレビの前で見ていた」という堂安は「彼みたいな偉大な選手たちが言ってきたことが、僕たちの世代に受け継がれているし、先輩方のおかげで僕たち日本人のマーケットが大きくなって、さらに世界に近づいている感覚はある」と、脈々と受け継がれてきた歴史に感謝し、「今は全選手がそれ(W杯優勝)が現実的(な目標)だと本当に感じていると思うので。僕は本当に思っていることしか言わないし、心の底から思っている」と力説した。
「選手の発言としてW杯優勝以外の目標を言えない状況になったのはいいことだと思うし、みんなが発言していくことで、それが行動に変わる。全選手がその責任を感じているし、リーダーが増えたなという感覚はカタールW杯以降ある」
まずはその最大の目標を果たすためにも、W杯出場権を獲得すること。勝てば8大会連続のW杯出場が決まるバーレーン戦に向け、「3年前はいなかったので」と、前回カタールW杯出場を決めた2022年3月のW杯アジア最終予選で落選した過去を振り返り、「悔しい思いをした」と改めて決意を新たにする。
前日18日の練習には当時、日本代表コーチだった横内昭展氏も視察に訪れていたが、2人で話す機会もあったという。「『お前いなかったもんな』と言われたので、『よー、言いますよ』と返しましたけど。そうやって笑い話にできるぐらい努力してここまで来た自負があるので」。3年前の悔しさをぶつけると同時に、この3年間の成長を示すためにも、「もちろんゴールやアシストは毎試合狙っている。(最終予選で)まだ点を取っていないので、明日……」と、内なる闘志を燃やしていた。
(取材・文 西山紘平)
●北中米W杯アジア最終予選特集
今回の代表活動のためにドイツから帰国した16日、羽田空港で自ら取材対応の場を設け、メディアの囲み取材に応じた。代表選手が代表活動に先立って取材に応じるのは異例で、10番を背負い、ピッチ内外でリーダーシップを発揮してきた堂安らしい行動だった。
その場で「気を抜きがちな試合というか、4試合のうち1試合でも勝てればいいという声がある中、もう一回あえて『W杯で優勝する集団なんだ』ということを強調しないといけない」と手綱を引き締め、チームから緩みや慢心を排除するために「自分が先頭に立って、メディアの前でW杯優勝宣言を掲げることが自分自身も引き締めることになると思った」と、こうした対応を取った理由を語った。
堂安の言葉があったからだけではないだろうが、今合宿で選手は一様に気を引き締める発言を口にし、あくまで最終的な目標はW杯優勝にあるということを共通認識として掲げてきた。こうした現状について堂安はこの日、「彼らの熱量は代表で一緒に活動しているから分かっている。それ(W杯優勝)を言った人が浮くような集団じゃない。全員が同じ方向を向いているし、そこに特別なサプライズはない」と受け止める。
「今、W杯優勝と言わないと、逆に取り残されるような、そういう集団になれているのはいいこと。昔はもしかしたら意識が高すぎる人が孤立しちゃうみたいなことがあったかもしれないけど、今は全選手が前を向いているし、素晴らしい集団になっている」
実際、合宿初日の17日の練習後にはDF長友佑都が「これまでも(本田)圭佑や(香川)真司、長谷部(誠)さん、(川島)永嗣さんもそうだけど、ずっと熱く話してきた。最初のころは後輩たちとそんな熱い話をしていたら、熱すぎて引かれるというか、自分が取り残されている感覚になっていた」と明かし、「みんなが俺のこのエネルギーを受け止めてくれるようになった。すごく居心地がいいという話をちょうどしていたところ。馴染み始めたことは自分にとって非常にうれしい部分」と、その変化を口にしていた。
かつて2014年のブラジルW杯を前にW杯優勝を目指すと公言してきたMF本田圭佑や長友らの発言について、「本田さんが言っていたのはテレビの前で見ていた」という堂安は「彼みたいな偉大な選手たちが言ってきたことが、僕たちの世代に受け継がれているし、先輩方のおかげで僕たち日本人のマーケットが大きくなって、さらに世界に近づいている感覚はある」と、脈々と受け継がれてきた歴史に感謝し、「今は全選手がそれ(W杯優勝)が現実的(な目標)だと本当に感じていると思うので。僕は本当に思っていることしか言わないし、心の底から思っている」と力説した。
「選手の発言としてW杯優勝以外の目標を言えない状況になったのはいいことだと思うし、みんなが発言していくことで、それが行動に変わる。全選手がその責任を感じているし、リーダーが増えたなという感覚はカタールW杯以降ある」
まずはその最大の目標を果たすためにも、W杯出場権を獲得すること。勝てば8大会連続のW杯出場が決まるバーレーン戦に向け、「3年前はいなかったので」と、前回カタールW杯出場を決めた2022年3月のW杯アジア最終予選で落選した過去を振り返り、「悔しい思いをした」と改めて決意を新たにする。
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