beacon

W杯挑戦は「おそらく最後になる」。長友佑都が5度目のW杯メンバー入りに決意新た

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

DF長友佑都は練習スタート後に別メニューとなった

 日本代表DF長友佑都(FC東京)が2010年南アフリカワールドカップから続く5度目のW杯出場に向けて決意を新た。「5度目の正直ですね。僕にとっては最後になる。毎回最後になると言っているけど、おそらく最後になると思う。5度目の正直で、ここでしっかりみんなと一緒に喜びを分かち合いたい」と力を込めた。

 代表合流直前の試合で負傷し、ここまで満足に代表活動に参加できていない長友。24日のサウジアラビア戦前日練習も別メニューでの調整となった。練習終了後には「(25日のサウジアラビア戦は)厳しい。まずしっかり治すというところで、全然ひどい怪我ではないけど、100%で戦う資格はない」と欠場を明言した。

 自身にとって5度目のW杯へ。出場決定の瞬間をベンチ外で見守った長友の喜びはこれまでよりも少なかったという。「5回目なので。後輩たちが慣れさせてくれた部分もある。自分の経験と回数と、あとは後輩たちが危なげなくこれだけ戦ってくれているところも含めて、W杯出場のうれしさは徐々に減ってきている」。喜びもつかの間、すでに5度目のW杯メンバー入りを懸けた競争に目を向ける。

「それよりもW杯で何を残すかというところに焦点を当てている。サバイバルが始まるなという危機感のほうが強い」

 今回のアジア最終予選ではここまで7試合でメンバー外。ただその存在感は圧倒的で、いまだに誰よりも熱量を持って活動に参加する。これまで口にしてきたW杯優勝への熱に後輩たちが追いついてきた中で「やることが多すぎて時間が足りない」と焦りがあるという。

 しかし、それは本気で5度目の、最後のW杯を目指すということ。そしてその姿勢で選手たちの熱を上げ続けるつもりだ。「すべてにおいてやらなきゃいけない。技術もフィジカルも。メンタルはもう持っていけると思っているけど。W杯で戦うためにはやることが多いので。一瞬一瞬を大事にしていかないと。このチームに貢献できる選手ではいられない」。38歳のベテランDFは、全力で目指すその姿勢が日本代表の大きな刺激になることを知っている。

「アディダス BUKATSU+ 」キャンペーン実施中


アディダスアスリートが、キミの部活にやってくる。
アディダス商品購入で、夢の部活体験が当たるキャンペーンに今すぐ応募しよう。

「夢の部活体験」 応募はこちら


(取材・文 石川祐介)

●北中米W杯アジア最終予選特集
石川祐介
Text by 石川祐介

「ゲキサカ」ショート動画

TOP