快勝の初戦で「課題が出た」1失点…U-17日本代表DF篠崎健人(市立船橋高)は悔しい記憶残るベトナム相手にリベンジへ
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AFC U17アジアカップサウジアラビア2025に参戦中のU-17日本代表は、現地時間4月7日18時(日本時間7日24時)からU-17ベトナム代表との第2戦を迎える。
第1戦で先発したDF篠崎健人(市立船橋高)は、あらためて初戦の反省を踏まえて第2戦へと臨んでいく考えだ。
「1戦目は最初少し緊張してしまっていました。その中で良くなっていったと思うんですが、90分間のプレーという部分でまだまだ課題があったと思っています」(篠崎)
3バックの一角で先発した篠崎はこれまで「課題」として挙げていたビルドアップの部分について「以前よりずっと良くなったと思う」と手応えも感じながらのプレーとなった。一方、守備については「課題が出た」と振り返る。
全体としてはほとんどチャンスを作らせてはいないが、逆にワンチャンスで決め切られてしまったこと自体が大きな反省点となる試合でもあった。
「失点の場面はロングボールが相手にあるというのはわかっていました。ただ、DF藤田明日翔(川崎F U-18)のところからこぼれてきたときに、ノーバウンドで行くか、体を入れて対応するか迷ってしまった」
とっさの決断を下しきれず、結果的に中途半端な位置取りになる中で相手FWへボールが渡り、対応を迫られる形に。しかもここで「足がつりかけそうになってしまった」ことで相手にシュートを許してしまい、失点の場面となってしまった。
「今度のベトナム戦もああいうシーンになる可能性はあると思うので、その反省は活かしていきたいです」
反省を活かすという意味では、そもそもベトナム戦に対して篠崎は他の選手と少し違う意味付けを持っている。
「ベトナムは去年の中国遠征(8月のPEACE CUP)で対戦して負けている相手(0-1)。(失点場面は)自分が奪いに行ったんですが、そこから逆サイドに展開されてしまって、自分がマークして並走していた相手に最後は押し込まれてしまいました」
悔しい記憶はいまもしっかり残っているようで、「今度は絶対に抑えてリベンジしたい」と意気込む。
また「マッチアップした選手とか、前線の選手の特長も覚えている」と言うように、データがない状態で対峙したときとはDFとしてのやりやすさも違う。「しっかり準備して対応したい」と、あらためて“ゼロ封”を狙う。
また守りを固める相手に対して威力を発揮するのはやはりセットプレー。186cmの長身を誇る篠崎にとって、CKなどのチャンスは見せ場のひとつだ。
「UAE戦の1失点を、次の1得点で取り返せるように、次は自分が決めたいです」
理想は守備で完封、攻撃で決勝点。反省を活かして成長を続ける篠崎は、さらなるチャレンジを誓っている。
(取材・文 川端暁彦)
●AFC U17アジアカップ2025特集
第1戦で先発したDF篠崎健人(市立船橋高)は、あらためて初戦の反省を踏まえて第2戦へと臨んでいく考えだ。
「1戦目は最初少し緊張してしまっていました。その中で良くなっていったと思うんですが、90分間のプレーという部分でまだまだ課題があったと思っています」(篠崎)
3バックの一角で先発した篠崎はこれまで「課題」として挙げていたビルドアップの部分について「以前よりずっと良くなったと思う」と手応えも感じながらのプレーとなった。一方、守備については「課題が出た」と振り返る。
全体としてはほとんどチャンスを作らせてはいないが、逆にワンチャンスで決め切られてしまったこと自体が大きな反省点となる試合でもあった。
「失点の場面はロングボールが相手にあるというのはわかっていました。ただ、DF藤田明日翔(川崎F U-18)のところからこぼれてきたときに、ノーバウンドで行くか、体を入れて対応するか迷ってしまった」
とっさの決断を下しきれず、結果的に中途半端な位置取りになる中で相手FWへボールが渡り、対応を迫られる形に。しかもここで「足がつりかけそうになってしまった」ことで相手にシュートを許してしまい、失点の場面となってしまった。
「今度のベトナム戦もああいうシーンになる可能性はあると思うので、その反省は活かしていきたいです」
反省を活かすという意味では、そもそもベトナム戦に対して篠崎は他の選手と少し違う意味付けを持っている。
「ベトナムは去年の中国遠征(8月のPEACE CUP)で対戦して負けている相手(0-1)。(失点場面は)自分が奪いに行ったんですが、そこから逆サイドに展開されてしまって、自分がマークして並走していた相手に最後は押し込まれてしまいました」
悔しい記憶はいまもしっかり残っているようで、「今度は絶対に抑えてリベンジしたい」と意気込む。
また「マッチアップした選手とか、前線の選手の特長も覚えている」と言うように、データがない状態で対峙したときとはDFとしてのやりやすさも違う。「しっかり準備して対応したい」と、あらためて“ゼロ封”を狙う。
また守りを固める相手に対して威力を発揮するのはやはりセットプレー。186cmの長身を誇る篠崎にとって、CKなどのチャンスは見せ場のひとつだ。
「UAE戦の1失点を、次の1得点で取り返せるように、次は自分が決めたいです」
理想は守備で完封、攻撃で決勝点。反省を活かして成長を続ける篠崎は、さらなるチャレンジを誓っている。
(取材・文 川端暁彦)
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