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テスト布陣で3選手A代表デビューの森保J、90分劇的被弾で最終予選初黒星…豪州のW杯出場が決定的に

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DF関根大輝ら3選手がA代表デビュー

[6.5 W杯最終予選 日本 0-1 オーストラリア パース]

 日本代表は5日、北中米W杯アジア最終予選第9戦でオーストラリア代表と敵地パースのオプタススタジアムで対戦し、0-1で敗れた。最終予選で出番の少なかった選手が数多く先発起用され、3選手がA代表デビューのテスト布陣を組んだ中、終盤まで優勢に運んでいたが、後半45分に決勝ゴールを献上。最終予選初黒星を喫した。一方、勝利したオーストラリアは今節未消化のサウジアラビアとの勝ち点差を6に広げ、得失点差でも10点差で大きく優位に立っているため、C組2位以内でのW杯出場が決定的となった。

 日本代表は前回3月シリーズでW杯出場権を決めており、大幅なメンバー変更を行って迎えた6月シリーズ。初陣のオーストラリア戦では新たな顔ぶれが並び、昨年10月から連続招集されながらも出番のなかったDF関根大輝、初招集のMF平河悠とMF俵積田晃太が先発でA代表デビューを果たした。

 システムは引き続き3-4-2-1でGKは谷晃生が最終予選初先発。3バックは左からDF町田浩樹、DF渡辺剛、関根が並び、ウイングバックは左に俵積田、右に平河が入った。ボランチはMF佐野海舟とMF藤田譲瑠チマが揃って最終予選初出場。シャドーは左にゲームキャプテンのMF鎌田大地、右にMF鈴木唯人が並び、1トップはFW大橋祐紀が入った。[スタメン&布陣]

 試合の立ち上がりは日本が一方的にボールを握り、中盤低い位置に降りてくる鎌田を有効に使いつつ、21歳の俵積田が縦突破を連発。最後は精度不足が目立ったものの、前半7分までに4本の左足クロスを狙い、デビュー戦で積極的な姿勢を見せた。

 その後は鈴木唯、佐野海、平河が局面のデュエルで上回る場面を見せ、“良い守備から良い攻撃”に至るチームコンセプトを体現。オーストラリアが5-4-1のブロック守備を敷いてきたため、フィニッシュの形は作れなかったが、3バックも粘り強い対応を続け、試合を優位に運んでいった。

 そうして迎えた前半28分、日本がようやく決定機。ハーフウェーライン上で縦パスを受けた鈴木唯がそのままドリブルで持ち運び、ゴール正面から右足で狙う。だが、ボールにうまく回転がかからず、惜しくも右に外れた。

 一方で前半32分には右サイドで良い出足を見せた平河がファウルを取られると、そこからのFKをゴール前に放り込まれ、関根がかろうじてクリア。MFライアン・ティーグの右CKをニアサイドでMFコナー・メトカーフに合わせられたが、ヘディングシュートは枠を外れ、命拾いとなった。

 日本は前半37分、藤田の縦パスが相手に奪われたが、すぐに藤田が寄せて奪い返し、これを拾った平河が縦に持ち出してミドルシュート。だが、左に外れる。同43分には俵積田の斜めのパスから鎌田がエリア内に潜り、ニア抜きの右足シュートを狙うも相手に当たってゴール左へ。同44分には平河の左足ミドルがGKマシュー・ライアンの正面に飛んだ。

 そのまま0-0でハーフタイムへ。森保一監督は後半開始時、町田に代わってDF瀬古歩夢を投入した。そうして迎えた同3分、関根のバックパスから谷が痛恨のパスミスでFWブランドン・ボレロの足元へ。最後はDFアジズ・ベヒッチのシュートが大きく外れ、命拾いしたものの、あわや失点という場面だった。

 難を逃れた日本は後半4分、佐野の豪快な持ち上がりから中央を打開すると、俵積田がカットインから惜しい右足クロス。同5分には今度は右を攻め込み、平河がゴールライン際までえぐってチャンスメイクした。オーストラリアも前半よりは前に出てくる展開となったが、リベロの渡辺が空中戦でことごとく競り勝ち、ピンチの芽を摘んだ。

 そうして迎えた後半18分、日本は佐野海と俵積田に代わってMF久保建英とMF中村敬斗を投入。久保は初めて背番号10を着けてA代表のピッチに立ち、右シャドーに入った。鈴木唯が左シャドー、鎌田がボランチへ。久保は投入直後から右サイドの深い位置に次々と侵入し、さっそく違いを見せていた。

 オーストラリアは後半23分、FWミッチェル・デューク(町田)とDFジェイソン・ゲリア(新潟)のJリーグコンビを揃って投入。一方の日本も同24分、足を痛めた渡辺と大橋を下げてDF高井幸大とFW町野修斗を入れた。高井はそのままCBの中央に入り、町野も1トップに。町野は同25分、遠い位置から積極的な右足ミドルシュートを狙い、気迫を見せた。

 0-0の時間が続いた後半35分、バイタルエリアで受けた久保が鋭い切り返しで相手をかわし、クイックな右足シュートでゴール右隅を狙ったが、これはわずかに枠外。久保は天を仰いで悔しがった。

 すると後半45分、チャンスの少なかったオーストラリアがワンプレーで試合を動かした。左サイドで食いついた瀬古がMFエイデン・オニールに入れ替わられ、マイナスのパスを入れられると、エリア内に走り込んだべヒッチが右足シュート。これがゴール右隅に突き刺さった。そのまま試合はタイムアップ。日本は終了間際の劇的被弾により、最終予選初黒星を喫した。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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