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即時奪回でファウル頻発…6-1大勝も課題見つめたDF古賀太陽「攻めている時にどこに立つかはまだまだ修正できる」

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DF古賀太陽(柏)

[7.8 E-1選手権 日本 6-1 香港 龍仁]

 EAFF E-1選手権初戦で香港相手に6-1の大勝を収めた日本代表だったが、前後半を通じて不用意なファウルでFKを与える場面が目立ち、唯一の失点シーンも立て続けのセットプレーで押し込まれたことが発端となっていた。

 FKを与えた場面で顕著だったのは攻撃時にボールを奪われたり、セカンドボールを回収された後、即時奪回を試みるも相手にかわされ、後手のアプローチでファウルをしてしまうという形。その要因としては個人のタックル技術もあるが、攻撃時の布陣が間延びしがちだった点も挙げられる。

 試合後、所属チームの柏レイソルで相手を押し込むスタイルで戦っているDF古賀太陽は次のように振り返った。

「マンツーマンのような形でリスク管理をすることが多かったけど、あそこでファウルを与えていると、前にターゲットがいる相手にはセットプレーで押し込まれる展開を作られてしまう。もう少しリスク管理で数的優位を作りながら、前後の関係性を保ちながらやれれば、もっとスムーズに回収できるんじゃないかなと思う。攻めている時にどこに立つかはまだまだ修正できるポイントだと思う」

 相手のクオリティーが上がってくれば、より繊細なバランスが問われる攻撃時のリスクマネジメント。近年の日本代表は陣形のコンパクトさを一つの指標としているが、コンパクトなまま安定した陣形を維持するには、攻撃を加速させるべきタイミングと、陣形を作りながら押し込むべきタイミングを判断し、使い分けていくことが重要になる。

 その過程では普段、柏で実践している取り組みも活かせそうだ。この日は柏での役割と異なり、左CBでの出場とあって「新鮮な感覚」を持っていたという古賀だが、攻撃の舵取りにも意欲を示した。

「単純にスピードアップすることも大事だけど、あそこで時間を作りながら相手の足が止まった時に背後を狙うとか、一つ縦に刺すとか、そこのリズム感はチームでやっていることが活きると思う。ただテンポを速くすることだけがいいとは思わないので、そこのリズムは自分が上手く作っていけるようにしたいと思う」

 近年の日本代表はW杯での格上相手の戦いを見据え、攻撃的な相手布陣のスキを突くべく、よりゴールに直結する選択肢を優先するプレーコンセプトで戦っている。もっとも、前回カタールW杯のコスタリカ戦や北中米W杯アジア予選では、相手を揺さぶりながら崩す戦い方の必要性も突きつけられており、今大会で控える中国戦と韓国戦でも同様の局面が想定される。

 香港よりもクオリティーで上回る両国との戦いも見据え、古賀は「相手がどういう形で前に残ってくるかはわからないけど、もっともっと守備に足を使わせるような動かし方を意識すべきだと思うし、もっとスムーズに回収して二次攻撃、三次攻撃を繰り返していけるような形を作れるようにしたい」と強調。中国戦まで中3日、続く韓国戦まで中2日という連戦の中でも「準備期間は短いけど、そこのすり合わせはコミュニケーションを取っていきながらやりたい」と改善に乗り出す構えだ。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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