ベンチに入った長友佑都、進化ゆえの苦言「W杯なら勝ち点2を落としている」
DF
[9.6 親善試合 日本 0-0 メキシコ オークランド]
実力的にもサッカースタイルの相性でも長らく太刀打ちできなかったメキシコに対し、0-0のスコアレスドローながら内容では日本が上回った。欧州組を交えた日本代表では1年半ぶりのベンチ入りを果たしたDF長友佑都(FC東京)は、最後まで出番が訪れることはなかったものの、選手ではただ1人、コーチングスタッフとともに屋根付きエリアに座って日本の戦いぶりを見つめ、確かなレベルアップを感じ取っていた。
試合後、長友は「(メキシコは)格上じゃない。互角でもない。日本が上だった」と言い切った。そして「前半から圧倒していたし、前半の30分ぐらいはほぼハーフコートゲームみたいな感じに見えた。メキシコに対してあの試合をするというのは今までもなかったし、力がついている証拠」と続けた。ただし、進化しているからこそ「勝たなきゃいけなかった。これがW杯なら勝ち点2を落としている」と力を込めた。
とはいえ、今後への手応えが広がったのも間違いない。長友は個とチームの成長を過信し、主導権を握るサッカーを押し通そうとしてグループリーグ敗退を喫した14年ブラジルW杯の教訓を森保ジャパンのメンバーに語っているが、「彼ら自身もいろいろな経験を海外でしているので、吸収力というか、確かにそうだよなという落ち具合、理解が速い。僕自身も話していて彼らは賢いと思う。(いろいろな)プランをしっかり持っておかないといけないことを彼らはしっかりと分かっている。非常にいい話し合いができている」と強調する。
この後は中2日で行われるアメリカ戦が待っている。時差も伴う長距離移動を含めて来年のW杯のシミュレーションになる。メキシコ戦からのメンバーの変更も予想される中、「暴れるだけですね、僕は」と言って眼光を光らせた。
(取材・文 矢内由美子)
●2026ワールドカップ(W杯)北中米大会特集
実力的にもサッカースタイルの相性でも長らく太刀打ちできなかったメキシコに対し、0-0のスコアレスドローながら内容では日本が上回った。欧州組を交えた日本代表では1年半ぶりのベンチ入りを果たしたDF長友佑都(FC東京)は、最後まで出番が訪れることはなかったものの、選手ではただ1人、コーチングスタッフとともに屋根付きエリアに座って日本の戦いぶりを見つめ、確かなレベルアップを感じ取っていた。
試合後、長友は「(メキシコは)格上じゃない。互角でもない。日本が上だった」と言い切った。そして「前半から圧倒していたし、前半の30分ぐらいはほぼハーフコートゲームみたいな感じに見えた。メキシコに対してあの試合をするというのは今までもなかったし、力がついている証拠」と続けた。ただし、進化しているからこそ「勝たなきゃいけなかった。これがW杯なら勝ち点2を落としている」と力を込めた。
とはいえ、今後への手応えが広がったのも間違いない。長友は個とチームの成長を過信し、主導権を握るサッカーを押し通そうとしてグループリーグ敗退を喫した14年ブラジルW杯の教訓を森保ジャパンのメンバーに語っているが、「彼ら自身もいろいろな経験を海外でしているので、吸収力というか、確かにそうだよなという落ち具合、理解が速い。僕自身も話していて彼らは賢いと思う。(いろいろな)プランをしっかり持っておかないといけないことを彼らはしっかりと分かっている。非常にいい話し合いができている」と強調する。
この後は中2日で行われるアメリカ戦が待っている。時差も伴う長距離移動を含めて来年のW杯のシミュレーションになる。メキシコ戦からのメンバーの変更も予想される中、「暴れるだけですね、僕は」と言って眼光を光らせた。
(取材・文 矢内由美子)
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