負傷交代から中2日もDFメンディー・サイモン友「もう大丈夫です!」流経大柏の千葉制覇も喜び北朝鮮戦へ「心は熱く、プレーは冷静に」
「大丈夫、もう大丈夫です!」
U-17日本代表DFメンディー・サイモン友(流通経済大柏高)は右目の上に絆創膏を貼った姿になりつつも、「(ドクターの)先生に縫ってもらったんで、もう問題ないです」と笑顔を浮かべた。
15日に行われたU-17ワールドカップのラウンド32・U-17南アフリカ代表戦で先発したメンディーは空中戦での接触プレーで右目の上を切ってしまい、無念の途中交代となった。
当時も「俺、やれますよ!」と強行での継続出場を志願して交代を提案するドクターに異論を唱えていたのだが、「あのときは『やれる』とめちゃくちゃ言ってしまったんですけど、血もエグいくらいに出てたんで、いま思えば仕方ないです。そのときも『チャンスはまた来るから』と言ってもらってて、実際にチームが勝ってくれてまた出るチャンスがあるんで、そこに向けてしっかり良い準備をしたいと思ってやっています」と、あらためて決意を固めている。
また、16日には在籍する流経大柏高が激戦区の千葉を制し、全国高校サッカー選手権大会への出場を決定したことも大いに刺激になった。
「もう大騒ぎしながら観ていました。間違いなく刺激になりました」
日本にいる大切な仲間たちからエネルギーをもらい、前の試合で味わった悔しさも含め、ラウンド16のU-17北朝鮮代表戦へぶつけていく覚悟だ。
「北朝鮮は荒々しいチームだなという印象ですけど、自分もそっちは得意というか、流経もそういうところで負けないってチームなんで。もちろん熱くなりすぎたらダメですけど、心は熱くしながらプレーは冷静にやれたらと思います」
タフに戦ってくるのは北朝鮮の伝統的スタイルだが、テクニックを備えたアタッカーもおり、メンディーも警戒を深めている。
「分析もしましたけれど、まず両足で蹴れる選手が多いですよね。スピードがある選手も多いので、やっぱり油断できない。(北朝鮮に敗れた)ベネズエラがすごく強いチームだというのもわかってるんですけど(大会直前の練習試合で対戦)、その相手にしっかりボールも持てていましたし、上手かったです」
特に警戒しているのは、「20mくらい離れていても、めちゃくちゃスプリントを入れて奪いに来る」果敢なプレッシングだ。
「ああいうところで自分が油断してると、絶対にかっさらわれると思うので、良い準備をして、しっかりプレス回避していきたい」
また、ここまでの戦いを通じて「着々と強くなってきた」というチームとしての手応えも感じているメンディーだが、「自分たちの力を強く見すぎないのが大事」とも強調する。
「やっぱりこうやって勝ち残ってるからこそ、謙虚にならないといけない。自分たちがチャレンジャーなんだという気持ちを持って戦い続けないと、歴史を変えることなんてきでない。まず明日勝って、ベスト8、ベスト4も勝って、最後に必ず優勝したいと思っています」
勝っているからこそ大会に入る前に持っていたチャレンジャーの気持ち、謙虚に1試合ずつ戦っていく姿勢を忘れない。そして「心は熱く、プレーは冷静に」、メンディーは向かっていく。
(取材・文 川端暁彦)
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U-17日本代表DFメンディー・サイモン友(流通経済大柏高)は右目の上に絆創膏を貼った姿になりつつも、「(ドクターの)先生に縫ってもらったんで、もう問題ないです」と笑顔を浮かべた。
15日に行われたU-17ワールドカップのラウンド32・U-17南アフリカ代表戦で先発したメンディーは空中戦での接触プレーで右目の上を切ってしまい、無念の途中交代となった。
当時も「俺、やれますよ!」と強行での継続出場を志願して交代を提案するドクターに異論を唱えていたのだが、「あのときは『やれる』とめちゃくちゃ言ってしまったんですけど、血もエグいくらいに出てたんで、いま思えば仕方ないです。そのときも『チャンスはまた来るから』と言ってもらってて、実際にチームが勝ってくれてまた出るチャンスがあるんで、そこに向けてしっかり良い準備をしたいと思ってやっています」と、あらためて決意を固めている。
また、16日には在籍する流経大柏高が激戦区の千葉を制し、全国高校サッカー選手権大会への出場を決定したことも大いに刺激になった。
「もう大騒ぎしながら観ていました。間違いなく刺激になりました」
日本にいる大切な仲間たちからエネルギーをもらい、前の試合で味わった悔しさも含め、ラウンド16のU-17北朝鮮代表戦へぶつけていく覚悟だ。
「北朝鮮は荒々しいチームだなという印象ですけど、自分もそっちは得意というか、流経もそういうところで負けないってチームなんで。もちろん熱くなりすぎたらダメですけど、心は熱くしながらプレーは冷静にやれたらと思います」
タフに戦ってくるのは北朝鮮の伝統的スタイルだが、テクニックを備えたアタッカーもおり、メンディーも警戒を深めている。
「分析もしましたけれど、まず両足で蹴れる選手が多いですよね。スピードがある選手も多いので、やっぱり油断できない。(北朝鮮に敗れた)ベネズエラがすごく強いチームだというのもわかってるんですけど(大会直前の練習試合で対戦)、その相手にしっかりボールも持てていましたし、上手かったです」
特に警戒しているのは、「20mくらい離れていても、めちゃくちゃスプリントを入れて奪いに来る」果敢なプレッシングだ。
「ああいうところで自分が油断してると、絶対にかっさらわれると思うので、良い準備をして、しっかりプレス回避していきたい」
また、ここまでの戦いを通じて「着々と強くなってきた」というチームとしての手応えも感じているメンディーだが、「自分たちの力を強く見すぎないのが大事」とも強調する。
「やっぱりこうやって勝ち残ってるからこそ、謙虚にならないといけない。自分たちがチャレンジャーなんだという気持ちを持って戦い続けないと、歴史を変えることなんてきでない。まず明日勝って、ベスト8、ベスト4も勝って、最後に必ず優勝したいと思っています」
勝っているからこそ大会に入る前に持っていたチャレンジャーの気持ち、謙虚に1試合ずつ戦っていく姿勢を忘れない。そして「心は熱く、プレーは冷静に」、メンディーは向かっていく。
(取材・文 川端暁彦)
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