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「負けたくなかった」北朝鮮から先制ヘッドのFWマギージェラニー蓮(琉球U-18)「フェアプレーしていないほうが…」

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FWマギージェラニー蓮(琉球U-18)

[11.18 U-17W杯決勝T2回戦 北朝鮮 1-1(PK4-5) 日本 ドーハ]

 FWマギージェラニー蓮(琉球U-18)のシュートが試合を動かした。

 18日、ラウンド16の戦いを迎えたU-17ワールドカップのU-17北朝鮮代表戦で、マギーはU-17日本代表のセンターFWとして先発出場を果たした。

 そのマギーに、開始4分でビッグチャンスが訪れる。左サイドでボールを受けたMF瀬口大翔(神戸U-18)が右足で大外へのロングクロスを放り込む。するとフリーになっていたマギーが頭でこれに合わせた。

「ミーティングでも(北朝鮮の映像を)観ていたんですけど、やっぱりその通りにファー気味には誰もいなくて、ちょうどそこに走っていたら、セグ(瀬口)が良いボールを出してくれました」

 狙いどおりにファーで相手のマークを外したところへ瀬口の絶妙なクロスボールが到達。マギーには相手GKを見る余裕もあった。

「キーパーが出てきたので『ヘディングでいけんな』と思って狙った」

 相手GKの頭上をふわりと越していく弾道を選択し、見事にゴールネットを揺らしてみせた。

 その後も惜しくもオフサイドで取り消しとなったが、裏抜けからのループシュートでゴールを奪ったかに見えたシーンも作った。これについては「ちょっと悔しかった」と笑いつつ、ここまでゴールを奪えずに苦しんできただけに、少しホッとした様子も見せた。

 日本代表として戦う責任感は人一倍感じており、この日は「フェアプレーしていないほうが負けると思っている」と、相手の粗野な振る舞いへの怒りもあった。

「今日は死んでもケガしてもいいから絶対にチームを勝たせると思って試合に出ていた。負けたくなかったです」

 ゴールのあとも攻守に献身的なプレーを続け、ベスト8進出に確かな貢献。“マギージェラニー蓮”の名前を大会の1ページに刻み込んでみせた。

(取材・文 川端暁彦)

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川端暁彦
Text by 川端暁彦

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