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U-18山口智体制始動、湘南からの愛弟子・松本果成「早い再会だったっす」エース候補徳田誉は“世代の融合”期待

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山口智監督の前でプレーする松本果成(左)

 U-18日本代表の新監督には、今季まで湘南ベルマーレを指揮した山口智氏が就任した。今季、湘南でのルーキーイヤーを終えたDF松本果成は「早い再会だったっす」と苦笑いを浮かべた。

 山口監督のサッカーを知る選手として、積極的に代表に絡んでいきたいところだ。年始の高校サッカー選手権で負傷した右ひざ前十字靱帯不全損傷の影響で春先を出遅れた松本だが、5月ごろには復帰。

 チームの不調もあって最後まで試合に絡むことはできなかったが、シーズン終盤には練習やトレーニングマッチなどでも手ごたえを掴むまでコンディションを上げていたようだ。

 シーズン終了後はつかの間のオフに入っていたことで、チーム練習は久々だったが、「似たような練習、似たような指示だったので、そこまで大きく変わらなかった」。山口サッカーを知る選手として、これからも世代の先頭に立ち続ける。


 また世代のエースと期待される男も、気持ちを新たにしていた。FW徳田誉は今季、トップ昇格した鹿島アントラーズで、J1の9試合に出場。2得点を決める活躍で、9年ぶりの優勝に貢献した。これまでも世代別代表の常連で、今年3月にはひとつ上のU-20日本代表にも選出された。

 この日の初日の練習では、山口智監督から頻繁に声を掛けられていた。「(山口監督のサッカーは)全員がハードワークして、前に早いイメージ。きょうも感じたので、そういうところを意識していければなと思います」とどん欲にサッカー観を吸収する意欲もみせる。

 自らに課せられた役割も理解している。「試合に出るからにはゴールを取らないといけない。ゴールへの意識というのは、常に持ってやっていきたい」。先月行われたU-17W杯に出場したユースの後輩FW吉田湊海らの台頭も期待される世代。「ライバルというより切磋琢磨。彼らもこの代表に絡んでくると思うし、一緒にやるんだったら共存しないといけないし、逆に自分がもっと上の代表に選ばれて、もっと引き上げていければと思います」と意欲的に話した。

(取材・文 児玉幸洋)
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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