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佐藤龍之介(岡山)は大岩監督体制のU-22日本代表に初参加…年明けのU23アジア杯に照準「チームとしていい積み上げを」

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MF佐藤龍之介

 “ロス五輪世代”のU-22日本代表は23日、千葉市内の高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニング3日目を行った。24日からケーズデンキスタジアム水戸で行われるIBARAKI Next Generation Cup 2025に出場し、あすの準決勝ではU-21関東大学選抜と対戦。来年1月7日からはサウジアラビアで行われるAFC U23アジアカップに参戦する。

 最終日となった3日目では、ボールを使ったウォーミングアップを終えると、残りの時間をセットプレー練習に注いだ。約1時間の練習を終え、最後は大岩監督の話で終了。各々は自主的なシュート練習を行い、明日からの試合に調子を整えた。

 ロス五輪を目指す第2次大岩剛監督体制のU-22日本代表は7月に発足し、今回が4度目の活動。その間、MF佐藤龍之介(岡山)はU-20日本代表としてU-20ワールドカップを戦い、11月の代表期間ではA代表に参加していたこともあり、大岩監督体制は初参加となる。初めてプレーする選手も少なくないが、「そういった選手ともコミュニケーションを取って、チームとしていい積み上げをしたい」とすばやい順応に意欲。オフ明けでコンディションも上昇途中のため、明日からの試合で調子を上げるつもりだ。

「体を実戦に戻していくことと、トップ下のポジションで出ると思うので、そういったところでまた自分の良さをもう一回整理して、力を抜いてプレーしたい」(佐藤)。ファジアーノ岡山やA代表では3バックの布陣でプレーし、WBで起用されることが多かった。大岩監督体制では4-3-3のインサイドハーフで、トップ下気味の起用が予想される。

「もともと一番得意なポジション。練習でやっていても非常によくイメージが湧く。そこは心配ない。ゴールに関わっていく動きと、チームのビルドアップに関わる動きは簡単ではない。だけど、自分にとってすごく成長できるとも思う」

 今シーズンは、文字通り飛躍の年となった。期限付き移籍で加入したファジアーノ岡山でブレイク。Jリーグのベストヤングプレーヤー賞も受賞した。代表ではU-20日本代表として世界の舞台を経験。そして、A代表として6月の北中米W杯アジア最終予選でデビューも果たし、合計3度の活動に帯同した。

 佐藤は一年を振り返り、「非常にうまくいったシーズンだし、自分としてもすごく自信になったシーズン」と総括。6月に北中米ワールドカップも控える来年は、1月からAFC U23アジアカップも行われる。さまざまなカテゴリーでの活動に臨むが、「大変ではあるけど、成長する機会のひとつ」とそれぞれを歓迎。「1月から(U23)アジア杯もあるし、休んでいる暇もないので。一つひとつ与えられた環境で結果を残し続けることが大事」。その歩みを止めることなく、年明けからのさらなる成長を誓った。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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