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「簡単な試合ではなかった」“ロス世代”初戦圧勝の影にあった危機一髪、選手が振り返るピンチの瞬間「審判が急に…」

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[1.7 U23アジア杯GL第1節 日本 5-0 シリア ジッダ]

 “ロス五輪世代”U-21日本代表は、2歳上のU-23シリア代表を5-0で撃破し、AFC U23アジアカップで好スタートを切った。だが、大岩剛監督や選手たちは手放しに喜ばず、それぞれの課題を挙げていた。

 試合は序盤から動いた。前半10分にMF佐藤龍之介(FC東京)のアシストをMF大関友翔(川崎F)が決めて先制。その後は前半に停滞する時間こそあったが、後半からは佐藤の2ゴールで勢いに乗り、大量5得点で試合を締めた。

 キャプテンを務めたDF市原吏音(大宮)は「振り返ったら5点入ったけど、けっして簡単な試合ではなかった」と強調する。「いい時間帯で点も取れたけど、受け身というか、自分たちのイージーミスも続いた。1点取った後、前半でもう1点取らなきゃいけない」。さらに、先制直後の“危機一髪”にも触れた。

 大関の先制ゴール直後、喜びに沸く日本。そして30度近い暑さを浴びていた選手たちは、ベンチ近くで水分補給をしに行った。しかし、主審は気にせずに試合再開のホイッスル。シリアが逆サイドから展開をし始めた様子を見て、選手たちは焦って自陣へ。急いで配置について事なきを得たが、失点につながる可能性があったシーンだった。

 大岩監督はその場面を認めつつ、「それ(課題)が出た試合だった。2戦目に向けて注意喚起したい」と語る。自陣に戻っていた市原は「審判が急にスタートした」と振り返った。

「自分はピッチに残っていたところで、何人かが喜んでいて、水を飲みに行ったところで審判が急にスタートした。それも含めてアジアの戦い。そこでやられないことも、どんなことが起きても対応するのが大事」(市原)

 目に見えないところでは、芝の感触の違いがあったという。「ボールと芝生のフィットに苦労しているのもあった」(大岩監督)。ゴール前で決定機を迎えたにもかかわらず、ダイレクトシュートがゴール上に外れるシーンもあった。2ゴール2アシストと決定力を見せつけた佐藤も、自身の2点目のシーンに「あそこ(ゴール前)は芝が難しかった。ふかさないように、しっかりと隅を狙って打った」と繊細な技術があったことを明かした。

 前半途中に主導権を奪われた時間について、大岩監督は「意図的ではなかった。当然われわれが持ちたいし、こういうこともあり得ると共有した」と語る。「選手たちは粘り強くやってくれた」とねぎらいつつ、「前半からボールを持っているときの明確な意図、前進の仕方はもう少し早い時間帯でできれば、主導権を取れた」と課題も口にしていた。

 初戦で勝利を挙げた日本は、中2日の10日に第2節でUAEと対戦する。UAEは初戦でカタールに2-0で勝利。日本が2連勝すれば、他会場の結果次第でグループリーグ突破が決まる。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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