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22年ぶりアジア決勝の中国…スペイン人監督が日本にリスペクトを示す理由「サッカーは偉大だ。ときに奇跡が起こるから」

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アントニオ・プチェ監督(左)

 AFC U23アジアカップは24日(日本時間25日午前0時)に決勝を行い、U-21日本代表とU-23中国代表が対戦する。前日会見に登壇した中国のアントニオ・プチェ監督は「これは歴史的な試合であり、大きな夢だ。困難は承知しているが、タイトルを獲得したい」と力を込めた。

 中国はグループリーグを2位通過で勝ち上がると、準々決勝はウズベキスタンと0-0の末にPK戦を制し、準決勝はベトナムを3-0で下す。5試合で無失点という堅守で決勝に駒を進めた。

 アジアの舞台で決勝に進出したのは、2004年に中国で開催されたA代表によるアジアカップ以来だ。惜しくも準優勝に終わったが、そのとき敗れた相手はジーコ氏が率いた日本代表。22年の時を経て、中国は日本へのリベンジを目指している。

 プチェ監督はチームの状況に胸を張る。「私たちのメンタリティはすばらしく、選手たちの精神状態を言葉で表現することはできない。いい状態であり、自信に満ちている。そして自信はサッカーにおいて重要な要素だ」。その一方で、相まみえる日本に対しては最大のリスペクトも口にした。

「明日対戦する相手は、日本だと承知はしている。このチームはアジアのみならず、世界でもトップクラスだ。スペイン、ブラジル、ドイツにも勝ってきた」

 さらに、指揮官は「たとえば、私はムルシア出身だが……」と地元スペインの地名を挙げ、「代表チームの合宿地として適した場所がいくつかあるね。スペインにいるときは、試合を観戦しに行くのが好きなんだ。日本も頻繁に訪れ、代表チームと戦っている」と語った。

 ムルシアは過去に日本も世代別代表がスペイン遠征で数度の活動を行ったことがある地。2023年には大岩剛監督もパリ五輪体制のチームで試合を行った。19年にはU-18日本代表がU-18スペイン代表との親善試合で勝利もしている。

 指揮官は自身の地元で戦う日本代表の姿を、何度も目に焼き付けていた。「あらゆるカテゴリーで日本は勝利を収めている。これは現実だ」。だからこそ慢心もなく、中国の選手たちとともに全力を尽くすつもりだ。

「明日は全力を尽くす。中国には23人のテラコッタ・ウォーリアーがいる。23人いるんだ」。選手たちをいにしえの戦士に例えながら、指揮官は力を込める。

「実力はわかっている。だが、サッカーは偉大だ。ときに奇跡が起こるから。明日こそ奇跡を起こすつもりだ」

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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