beacon

ゴールパフォーマンスは「タツヤくんです」、大関友翔(川崎F)がジッダで返してみせた“借り”「悔しい思いをした場所でもあるので」

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

伊藤達哉のマネをゴールパフォーマンスにするMF大関友翔

[1.24 U23アジア杯決勝 日本 4-0 中国 ジッダ]

 サウジアラビアのジッダで、一年間で二度目の決勝に臨むという稀有な体験をした。U-21日本代表MF大関友翔(川崎F)はAFC U23アジアカップ決勝で先制ゴールを挙げ、優勝に大きく貢献。「ちょっとまだ実感は湧かないけど、優勝するために来ていた。個人的には、(ジッダで開催された)ACLのアジアの舞台で悔しい思いを味わったので、リベンジできてよかった」と思いを口にした。

 優勝が懸かった大一番の相手は中国。ここまで無失点の相手は、5バックで堅守を築いた。それでも「5バックの崩し方は茨城から色んなシチュエーションを想定しながらやってきた」。年末の国内活動から1か月間、研鑽を積んできた成果がゴールという結果に表れた。

 前半12分、FW古谷柊介が右サイドの深い位置まで突破して、マイナス方向にグラウンダーのクロスを上げた。「柊介からあそこにボールが来るかなと思っていた」。PA内のニアサイド気味の位置で待ち構えた大関がボールを収めると、冷静に右足シュート。相手に当たったボールは軌道を変え、そのままネットを揺らした。

 グループリーグ初戦、第2節に続く今大会3点目。「いい位置に入るのが自分の良さでもある」。いずれもゴール付近でボールを収め、すばやく決め切った形だ。「左で作っているときも、右で作っているときも、前に入っていくことは最終的に意識している。(大岩)剛さんにも要求してもらっているところ。そこを意識した結果、3点につながった」と手応えを語った。

 怪我を抱えたことで、準決勝・韓国戦はベンチ入りこそしていたが、チームは大関を温存させることを選んだ。万全とは言えないものの、決勝に臨めるところまでには戻り、そして結果で応えてみせた。「信じてくれた剛さんにも、スタッフの皆さん、ケアしてくれたメディカルチームにも感謝したい」と力を込めた。

 先制ゴール後、2本指をピッと立たせるゴールパフォーマンス。SNS上でも話題になったとおり、大関は「タツヤくんです」と川崎フロンターレのチームメイト、伊藤達哉のマネであることを明かす。そして、昨年春に川崎Fの選手としてジッダで味わった、ACLE準優勝の思いを口にした。

「風景だったり、景色だったり、気候だったり。懐かしいと言ったらあれだけど、すごくやりやすいというか、慣れているなと個人的には感じた」

「悔しい思いをした場所でもあるので。代表選手の前にフロンターレを代表してきている。アジアの舞台で、代表ではあるけど、借りを返せてよかった。より一層フロンターレでこの舞台に、アジアの舞台に帰ってきたいと思った」

 この一年は、代表活動に赴く時間も長かった。昨年夏にはE-1選手権でA代表デビューを飾り、昨秋にはU-20W杯に出場。「いろんな経験をさせてもらった」。そう語る大関は「今年は百年構想リーグでしっかりと出番を掴めるように、本気で取り組みたい」と新シーズンに目を向ける。

「キャンプに参加できなかったので、アピールという意味ではアジア杯で証明するしかなかった。及第点をあげてもいいくらいの活躍はできたと思う。ただ、このプレーがフロンターレに帰ってできないと意味がない。フロンターレでまだまだレギュラーを掴めるレベルではない。帰ってからもう一度身を引き締めて、優勝に貢献できるようにがんばりたい」。アジアの舞台で手にした経験を、さらなる飛躍につなげていく。

(取材・文 石川祐介)


●AFC U23アジアカップ2026特集
石川祐介
Text by 石川祐介

「ゲキサカ」ショート動画

TOP