大きく光った守備的ポリバレント性…二度目アジア制覇の永野修都(藤枝)「自分がやれることには、ほかにはない良さがある」
DF
[1.24 U23アジア杯決勝 日本 4-0 中国 ジッダ]
二度目のアジア制覇は、自身の可能性を再認識するものとなった。U-21日本代表DF永野修都(藤枝)は「まずはこの大会期間のスタートから目標にしていた、優勝という終わり方ができた。最高に嬉しい」と喜びを噛みしめた。
右CBで先発した永野は、決勝の舞台でも持ち前の安定感を発揮した。対する中国はロングボールからのカウンターが脅威。「チームが攻めていても、自分も含めて後ろの選手はリスク管理やカウンターの対応には常に集中してプレーできた」。試合の入りこそ慎重ではあったが、相手に決定機を作らせずにペースを握っていった。
安定感は守備だけでない。ビルドアップでも永野はチームに貢献した。前半12分には先制ゴール。FW古谷柊介が右サイドからマイナス方向にグラウンダーのクロスを入れ、MF大関友翔が冷静なトラップから決め切る。少し遡ると、攻撃のスタートは永野。足裏タッチのプレーキャンセルで相手のマークを内側にズラし、右サイド際でフリーになった古谷にボールをつなげていた。
「1点入れば気持ち的に楽になる。日本の攻撃もより活性化されて、いい攻撃もできた」。前半20分にはMF小倉幸成が追加点を挙げ、さらに勢いに乗る。それでも永野は「後ろとしてはチャンスが増えているなかでも、より失点しないところを意識してプレーしていた」。何が起こるかわからない大一番のリスク管理に努めていた。
後半32分には3枚替え。アンカーの小倉が交代すると、永野がアンカーに入る。残り時間を冷静に締め上げ、完封でアジア制覇を成し遂げた。
「あの時間帯でボランチに入るということは、もちろん役割も明確。自分が中盤に入って、自分のところで相手を潰す。相手の攻撃をさせないところはしっかり意識してやってはいた」。今大会では左右のCB、アンカーと守備的ポジションを全う。少人数の短期決戦で、そのポリバレント性は大きく光った。
2023年のU17アジア杯優勝メンバーでもあり、今回は自身二度目のアジア制覇となった。前回はCBを主に務めたなかで、今回はまた新たな収穫を得た。
「年代が2歳上のアジアの相手にもしっかりと個人で負けず、上回れたことは、大会を通して試合を重ねるごとに成長したところ。よりよいパフォーマンスを自分でも発揮できた。今回の大会では、CBも中盤もできた。そういう意味で、自分のプレーに対する自信は深まった」
4ゴールでMVPに輝いた佐藤龍之介や、今大会1失点で最優秀GKに輝いた荒木琉偉といった華々しい活躍の裏で、永野が地道に果たした役割は大きい。U17アジア杯や同年のクラブユース選手権決勝のピッチでともに立った2人の成長に目を見張り、「一緒にプレーできてそのすごさは感じる」と称えつつ、それでも今大会での自らの出来にも胸を張る。
「MVPやベストGKという賞もあるけど、それでも自分がやれることには、他にはない良さがある。やれることを明確にして、自分の良さを出すことはできた。それはよかった」
新シーズンは藤枝MYFCへ。すでに活動が始まっているところに飛び込む形だが、「遅れる形にはなったけど、しっかり代表活動でアジアチャンピオンになってチームに戻れることは自分にとってプラスになると思う。この経験や今回深められた自信を、チームに戻って積極的に発揮したい」。アジアの舞台で得たものを糧に、新たな道を進んでいく。
(取材・文 石川祐介)
●AFC U23アジアカップ2026特集
二度目のアジア制覇は、自身の可能性を再認識するものとなった。U-21日本代表DF永野修都(藤枝)は「まずはこの大会期間のスタートから目標にしていた、優勝という終わり方ができた。最高に嬉しい」と喜びを噛みしめた。
右CBで先発した永野は、決勝の舞台でも持ち前の安定感を発揮した。対する中国はロングボールからのカウンターが脅威。「チームが攻めていても、自分も含めて後ろの選手はリスク管理やカウンターの対応には常に集中してプレーできた」。試合の入りこそ慎重ではあったが、相手に決定機を作らせずにペースを握っていった。
安定感は守備だけでない。ビルドアップでも永野はチームに貢献した。前半12分には先制ゴール。FW古谷柊介が右サイドからマイナス方向にグラウンダーのクロスを入れ、MF大関友翔が冷静なトラップから決め切る。少し遡ると、攻撃のスタートは永野。足裏タッチのプレーキャンセルで相手のマークを内側にズラし、右サイド際でフリーになった古谷にボールをつなげていた。
「1点入れば気持ち的に楽になる。日本の攻撃もより活性化されて、いい攻撃もできた」。前半20分にはMF小倉幸成が追加点を挙げ、さらに勢いに乗る。それでも永野は「後ろとしてはチャンスが増えているなかでも、より失点しないところを意識してプレーしていた」。何が起こるかわからない大一番のリスク管理に努めていた。
後半32分には3枚替え。アンカーの小倉が交代すると、永野がアンカーに入る。残り時間を冷静に締め上げ、完封でアジア制覇を成し遂げた。
「あの時間帯でボランチに入るということは、もちろん役割も明確。自分が中盤に入って、自分のところで相手を潰す。相手の攻撃をさせないところはしっかり意識してやってはいた」。今大会では左右のCB、アンカーと守備的ポジションを全う。少人数の短期決戦で、そのポリバレント性は大きく光った。
2023年のU17アジア杯優勝メンバーでもあり、今回は自身二度目のアジア制覇となった。前回はCBを主に務めたなかで、今回はまた新たな収穫を得た。
「年代が2歳上のアジアの相手にもしっかりと個人で負けず、上回れたことは、大会を通して試合を重ねるごとに成長したところ。よりよいパフォーマンスを自分でも発揮できた。今回の大会では、CBも中盤もできた。そういう意味で、自分のプレーに対する自信は深まった」
4ゴールでMVPに輝いた佐藤龍之介や、今大会1失点で最優秀GKに輝いた荒木琉偉といった華々しい活躍の裏で、永野が地道に果たした役割は大きい。U17アジア杯や同年のクラブユース選手権決勝のピッチでともに立った2人の成長に目を見張り、「一緒にプレーできてそのすごさは感じる」と称えつつ、それでも今大会での自らの出来にも胸を張る。
「MVPやベストGKという賞もあるけど、それでも自分がやれることには、他にはない良さがある。やれることを明確にして、自分の良さを出すことはできた。それはよかった」
新シーズンは藤枝MYFCへ。すでに活動が始まっているところに飛び込む形だが、「遅れる形にはなったけど、しっかり代表活動でアジアチャンピオンになってチームに戻れることは自分にとってプラスになると思う。この経験や今回深められた自信を、チームに戻って積極的に発揮したい」。アジアの舞台で得たものを糧に、新たな道を進んでいく。
(取材・文 石川祐介)
●AFC U23アジアカップ2026特集


