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エース候補MF北原槙(FC東京)が練習試合で鮮やかな先制点。U-17日本代表を引っ張り、怪我に泣いたU-17W杯で世界一に再挑戦

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U-17日本代表MF北原槙(FC東京)は先制点を決めたほか、チャンスメイクでも活躍

[2.18 練習試合 U-17日本代表 4-0 広島文化学園大]

 U-17日本代表の中心選手として、エースとして、U-17ワールドカップ優勝に再挑戦する。MF北原槙(FC東京)は広島文化学園大との練習試合に2シャドーの一角として先発出場すると、1本目11分に先制ゴールを決めた。

 MF舘美駿(修徳高)の右からのラストパスをニアで1タッチの左足シュート。難易度の高そうなシュートだったが、GKの届かない左隅のコースへ鮮やかに沈め、1本目唯一のゴールを挙げた。

「自分はあまり今までクロスに入っていかないっていうか、マイナス(のポジション)に行くことが多くて。でも、最近、やっぱりクロスから点は決めやすいのかなって思ったので、(立野)京弥と目合って『ニア行くよ』みたいに伝えてニア行って、(舘美)駿から良いボールが来たので、面作って当てるだけって感じでした」。ゴール前の局面で技術力の高さを見せつけた。

 北原は15歳7か月22日で迎えた昨年3月1日のJ1鹿島戦に途中出場し、J1最年少出場記録を更新。昨年はJ1で計7試合に出場した。同年7月7日の16歳の誕生日には、FC東京とのプロ契約締結が発表されている。

 注目の才能はこの日、足裏も活用したテクニックとしなやかな身のこなしによるドリブル、判断良くギャップへ通すパス、そして2人、3人に囲まれながらもキープしてスルーパスを通してチャンスメイク⋯⋯。加えて、裏抜けから決定的なシュートを撃ち込むなど、大学生相手に余裕を感じさせるようなプレーを見せていた。

「自分が一番意識していたのは、センターバックから受けることと、ボランチから受けてゴールに向かってプレーすること、前を向くことを意識してやっていました」。味方を活かしながら、自身の強みを発揮。同じく昨年から年上の世代の日本代表チームを経験しているMF和田武士(浦和)とは特にフィーリングが合うようだ。

「(和田)武士と目をよく合わせて、武士は凄くやりやすいんで、縦パスも差してくれるし、サポートもいい場所にいてくれるんで、そういった意味では凄くやりやすかったっていうのがあります」。1本目は2人が中心になって攻撃をコントロールし、崩しにもチャレンジ。大学生の強度、粘り強さの前にやり切れないシーンもあったが、中心選手のパフォーマンスで勝利に貢献した。

 北原は昨年、1歳上のU-17日本代表入り。追加招集でU-17ワールドカップメンバー選出も果たした。だが、怪我のため開幕直前に登録メンバーから外れ、チームの初戦を観戦した後にカタールから帰国。「見ててもちろん学べることもあったし、あの代表があそこ(ベスト8)まで勝ち上がれるんだよっていうところは見せてくれたんで」とU-17ワールドカップへ向かうチームの空気を体感できたことを前向きに捉えている。

 その一方、「怪我で出れなかったというのが一番悔しかった」と明かす。「出たかったなっていうのもあったし、(同じ高校1年生だった長南)開史もそうだし、(和田)武士も凄く活躍して、そういった意味では(悔しすぎて)全力で応援しきれない気持ちもあったけど、(2人が)凄い活躍していたんで、いい刺激にはなりました」。北原は代表チームのトレーニングでも一際シュートの上手さを見せていただけに、準々決勝で敗退したU-17日本代表にとっても痛い離脱だった。その悔しさはバネにするしかない。2026年は自分の世代の中心選手として世界一を目指していく。

 今回の広島合宿で小野信義監督が指揮する2009年生まれ世代のチームに初参戦。「HiFA 平和祈念 2025 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー」(20日~23日) でU-17日本代表の10番を託されたことを意気に感じている。小野監督との面談を経て、自分が引っ張るという強い決意で活動中。昨年のU-17日本代表を経験している一人として、同世代の仲間に良い影響などを「与えられたらいいかなと思います」と意気込んだ。

「3月の遠征のために今回の遠征をしっかりやって、またアジアカップのために3月の遠征をやっていきたい。(U17アジアカップやU-17ワールドカップメンバーに)選ばれることは確定してないんで、毎回毎回の活動を100パーセントでしっかり取り組んで、ちゃんと呼ばれ続けられるように。この代の核としてやっていけるようにっていうのもそうですし、一番は『ワールドカップを獲りに行く』っていうことはずっと言われてるんで、そこに向けて代表もそうですけど、自チームでちゃんと出たいなっていう気持ちです」

 まずは「Balcom BMW CUP」で結果を残す。「(自分のノルマは)毎試合結果を残すことです。ゴールかアシストか。チャンスメイクも特長なんで、どれだけペナルティエリア付近で違いを生み出せるかっていうところにフォーカスして、結果が付いて来るように頑張りたいです」。U-17日本代表のエースとしてチームを牽引。そして、アジアを勝ち抜き、世界一に再挑戦する。 

1本目11分、MF北原槙(FC東京)が左足ダイレクトで先制ゴール


(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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