相馬勇紀は町田のルヴァン杯PK戦勝利に安堵…日本代表で共有するロングスロー「出すところは出していきたい」
FW
日本代表はオフ明けの3日、ニュージーランド戦に向けたトレーニングを実施した。同日にはルヴァンカップ4回戦の一部の試合が行われ、FC町田ゼルビアは京都サンガF.C.にPK戦の末に勝利。町田に所属するFW相馬勇紀が代表トレーニング後に取材対応し、「結構キツかったと思うけれど勝ててよかった」と安堵の表情を浮かべた。
ルヴァン杯が16時キックオフだった中、代表は16時30分から練習を実施したため時間帯が重なっていた。それでも町田の試合がPK戦までもつれ込む接戦だったこともあり、終盤は見ることができたようだ。チームメイトのDF望月ヘンリー海輝は代表から一時復帰してルヴァン杯に後半43分から出場。代表から一旦離れた望月には特に声を掛けていないという相馬だが、「チームなので」と気にしていた町田の勝利を喜んだ。
相馬は2日前のエクアドル戦で後半34分から出場した。後半45+1分にはクラブでも見せているロングスローをベネズエラ戦に続いて実施。チームでロングスローを投げられる選手が限られることから、今シリーズで精度を急激に向上することは難しいとの見方をしつつ、形は共有できているという。
エクアドル戦はシュートには繋がらなかったもののニアポスト付近まで投げ、「この間は結構飛んだ」と相馬。「たとえば同点のシーンでセットプレーで点を取ると相手がかなりメンタル的に落ちると思うし、自分の武器なので次も出すところは出していきたい」と攻撃パターンの一つに組み込んでいる。
先発したベネズエラ戦ではボールを拭くタオルが用意されていた一方、エクアドル戦は先発にロングスローワーがいなかったこともあってタオルがピッチ脇にないアクシデントも発生。現ルールではスローインを投げられる状態と判断されると主審の5秒カウントが始まるため時間的な余裕がない中、すかさずFW後藤啓介がベンチからタオルを渡しに駆けつけたことで無事に投げられた。相馬は後藤への感謝とともに「そういうところでもみんなで戦っているのは感じた」とチームの一体感を示した。
PK戦では4番手を担当し、3人連続でGKに蹴る方向を読まれていた中で逆を突くキック。中村俊輔コーチからは軸足を置く位置のピッチコンディションが悪いとの情報を貰っていたようで、「そのアドバイスがあったおかげで少し意識しながら蹴ることができたし、コースとかも完璧だった」と危なげない成功になった。順番を待つ間はチームメイトから顔が強張っていることをジョーク気味に指摘されていたというが、「蹴り終わって『めっちゃ上手かったじゃん』みたいな(感じで言われた)」とのやり取りがあったことも明かした。
そうして勝ち進んだキリンカップサッカー決勝に向けて、「単純に(個人の)数字がまだ出ていないのでそこは意識していきたいけれど、勝利のために自分の特長を出せれば」と力を込める。ニュージーランドを押し込む展開も予想される中、引いた相手に対しても短距離でボールを回しての打開やサイドチェンジといった多彩な攻撃パターンがあることを示すとともに、今シリーズでより意識を高めているハイプレスにも言及した相馬。「チームとしての進化を全員が意識して、あとは個人のクオリティを出してやればいい」と意気込んだ。
(取材・文 加藤直岐)
●AFCアジアカップ2027特集
ルヴァン杯が16時キックオフだった中、代表は16時30分から練習を実施したため時間帯が重なっていた。それでも町田の試合がPK戦までもつれ込む接戦だったこともあり、終盤は見ることができたようだ。チームメイトのDF望月ヘンリー海輝は代表から一時復帰してルヴァン杯に後半43分から出場。代表から一旦離れた望月には特に声を掛けていないという相馬だが、「チームなので」と気にしていた町田の勝利を喜んだ。
相馬は2日前のエクアドル戦で後半34分から出場した。後半45+1分にはクラブでも見せているロングスローをベネズエラ戦に続いて実施。チームでロングスローを投げられる選手が限られることから、今シリーズで精度を急激に向上することは難しいとの見方をしつつ、形は共有できているという。
エクアドル戦はシュートには繋がらなかったもののニアポスト付近まで投げ、「この間は結構飛んだ」と相馬。「たとえば同点のシーンでセットプレーで点を取ると相手がかなりメンタル的に落ちると思うし、自分の武器なので次も出すところは出していきたい」と攻撃パターンの一つに組み込んでいる。
先発したベネズエラ戦ではボールを拭くタオルが用意されていた一方、エクアドル戦は先発にロングスローワーがいなかったこともあってタオルがピッチ脇にないアクシデントも発生。現ルールではスローインを投げられる状態と判断されると主審の5秒カウントが始まるため時間的な余裕がない中、すかさずFW後藤啓介がベンチからタオルを渡しに駆けつけたことで無事に投げられた。相馬は後藤への感謝とともに「そういうところでもみんなで戦っているのは感じた」とチームの一体感を示した。
PK戦では4番手を担当し、3人連続でGKに蹴る方向を読まれていた中で逆を突くキック。中村俊輔コーチからは軸足を置く位置のピッチコンディションが悪いとの情報を貰っていたようで、「そのアドバイスがあったおかげで少し意識しながら蹴ることができたし、コースとかも完璧だった」と危なげない成功になった。順番を待つ間はチームメイトから顔が強張っていることをジョーク気味に指摘されていたというが、「蹴り終わって『めっちゃ上手かったじゃん』みたいな(感じで言われた)」とのやり取りがあったことも明かした。
そうして勝ち進んだキリンカップサッカー決勝に向けて、「単純に(個人の)数字がまだ出ていないのでそこは意識していきたいけれど、勝利のために自分の特長を出せれば」と力を込める。ニュージーランドを押し込む展開も予想される中、引いた相手に対しても短距離でボールを回しての打開やサイドチェンジといった多彩な攻撃パターンがあることを示すとともに、今シリーズでより意識を高めているハイプレスにも言及した相馬。「チームとしての進化を全員が意識して、あとは個人のクオリティを出してやればいい」と意気込んだ。
(取材・文 加藤直岐)
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