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首位・清水の怒涛7連勝を止めたのは横浜FC! ガブリエウ&伊藤翔で2発! 堅守で逃げ切り3戦ぶり白星

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DF福森晃斗 ※写真は過去のもの

[5.18 J2第16節 横浜FC 2-0 清水 ニッパツ]

 J2リーグは18日に第16節を行った。横浜FC清水エスパルスの対戦は、横浜FCが2-0で勝利。前半17分の右CKからDF福森晃斗がクロスを上げ、DFガブリエウが決勝点となる先制ゴール。終了間際にはFW伊藤翔が追加点を挙げた。

 直近2試合で1敗1分と未勝利が続く横浜FCは、前節から先発を3人変更。DFガブリエウ、7試合ぶり先発のMF中野嘉大、FW小川慶治朗が起用された。3-4-2-1の布陣で、GKは市川暉記、3バックは左から福森、DFンドカ・ボニフェイス、ガブリエウ。2ボランチはMF井上潮音とMFユーリ・ララ。WBは左がMF中野嘉大、右がMF山根永遠。2シャドーはMF小川慶治朗とMFカプリーニで、1トップはFW高橋利樹が入った。

 破竹の7連勝で首位に立つ清水。スタメン1人を変え、DF原輝綺が名を連ねた。4-4-2の布陣で、GKは権田修一、4バックは左からDF山原怜音、DF住吉ジェラニレショーン、DF高橋祐治、原。2ボランチはMF中村亮太朗とMF宮本航汰。サイドハーフは左がMF矢島慎也、右がMFルーカス・ブラガ。2トップはMFカルリーニョス・ジュニオとFW北川航也が並んだ。[両スタメン&布陣]

 拮抗状態の序盤から、徐々に横浜FCがペースを握る。立て続けのセットプレーでチャンスを作ると、前半17分に結実。右CKを福森がショートコーナーで始め、井上からリターンパスを受ける。ダイレクトで左足インスイングのクロスを上げると、ファーサイドでワンバウンドしたボールをガブリエウがヘディングシュート。価値ある先制点で均衡を破った。

 失点直後から清水は3-4-2-1の布陣に変更。矢島が右WBに移動し、山原は左WBへ。2シャドーはC・ジュニオとL・ブラガが並び、1トップに北川が立った。攻勢を強めるも、今シーズンここまで最少失点の横浜FCの守備に阻まれる。

 前半は横浜FCが1-0でリードを保ち、後半に折り返した。劣勢を強いられた清水だが、ハーフタイムでの交代はなし。両チームともに同じメンバーで後半に入っていった。

 ゴールがほしい清水は後半5分に左CK。横浜FCのガブリエウが負傷で一時ピッチを去っているなか、数的優位で攻め立てた。矢島の右足キックをC・ジュニオがヘディングシュート。しかし、GK市川の好セーブではじかれた。

 後半9分、清水が2枚替え。矢島とC・ジュニオを下げ、MF乾貴士とDF北爪健吾が入った。清水は決定機を作り始めるが、それでもゴールは遠く、同点に追いつけない。同20分にはL・ブラガに代えてMF松崎快が出場した。

 横浜FCも後半28分に2枚替えを行う。高橋利と小川に代えて、FW伊藤翔とFW櫻川ソロモンが投入された。清水は同30分に最後の交代カードを切り、原と宮本を下げて、MF西澤健太とFWドウグラス・タンキが入る。3バックから再び4バックに戻した。

 逃げ切りたい横浜FCは後半36分に3枚替え。福森、井上、中野が下がり、DF岩武克弥、DF和田拓也、DF中村拓海が入った。

 後半アディショナルタイム5分過ぎ、横浜FCが追加点。右サイドから中村がクロスを上げ、ファーサイドの櫻川が落とす。こぼれ球を最後は伊藤が決め切り、2-0と点差を広げた。

 横浜FCが2-0で勝利。3試合ぶり白星は、首位・清水の7連勝を止める価値ある白星となった。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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