FC東京MF遠藤渓太が国立沸かせる独走ゴラッソ!! 「全てを教わったと言ってもいいくらい」横浜FMユース恩師と感慨の再会
MF
[7.13 J1第23節 FC東京 2-0 新潟 国立]
57885人が集まった国立競技場での一戦は圧巻の独走スーパーゴールで幕を開けた。
FC東京は0-0で迎えた前半6分、MF小泉慶が左サイド裏に浮き球のパスを送ると、これを受けたMF遠藤渓太が果敢なドリブル突破を開始。そのまま長い距離を持ち運んでペナルティエリア左までえぐり、最後は冷静な右足シュートでゴール右隅に突き刺した。
「得意な形からのチャンスだったし、時間帯も早かったので、自分でシュートを打ち切ろうと決めて、それが入ったので良かった」
ウニオン・ベルリンから鳴り物入りで加入したが、負傷による離脱も経て、この日がJ1リーグ戦14試合ぶりの先発出場。さっそく結果を出した遠藤は「試合前から気合いは入っていたし、両チームのサポーターの雰囲気作りがあって、気持ち的に集中していた。こういうところで結果を残せて良かった」と大観衆の前での活躍に喜びを語った。
また遠藤にとって新潟の松橋力蔵監督は横浜F・マリノスユース時代の恩師。前半戦の対戦時は欠場していたため、これがプロでの初対決だった。
「試合前にもちょっと話して、感慨深いものがあったし、自分がユース年代で全てを教わったと言ってもいいくらい、リキさんにサッカーを教えてもらった。そういった方とJリーグの試合で対決できて良かった」
高校時代はトップチーム昇格の当落戦上にあった中、3年時の日本クラブユース選手権で7ゴールの大活躍を果たし、チームを優勝に導いたことでプロへの道を切り開いた遠藤。昇格1年目からJ1リーグ戦23試合に出場した実績は当時のJリーグでは珍しいものだったが、その飛躍の礎は松橋監督との日々で築かれたものだった。
またその後も活躍を続けた遠藤は2019年には33試合7ゴール7アシストの活躍で横浜FMを15年ぶりのJ1リーグ制覇に導き、EAFF E-1選手権に臨む日本代表にも選出。翌年のドイツ移籍を経て今季からFC東京にたどり着いたが、この日は激動のキャリアを経てたくましくなった姿で恩師の前に立ちはだかった。
「思い起こせばあれが自分の人生を変えたクラブユースだったと思うし、そこで自分を後押ししてくれたのもリキさんだった。成長した姿を見せて良かったのかどうかは正直わからないけど……自分がどういうプレーヤーになったかをプロの世界で見せられて良かったと思う」
恩師との感慨あふれる再会を経て、ここから再出発といきたいところだ。
チームはMF松木玖生が海外移籍、MF荒木遼太郎とGK野澤大志ブランドンがパリ五輪で離脱するため戦力低下が懸念されるが、遠藤は「2人がパリ五輪に行ったり玖生が移籍するのは良いこと」ときっぱり。「そこでチャンスが回ってくる選手もいるし、そこで誰が結果を残すかは楽しい競争になる。自分もその競争に打ち勝っていかないとというのがあるし、チーム内でそういう気持ちを出していければ」と決意を語った。
(取材・文 竹内達也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2024シーズンJリーグ特集
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FC東京は0-0で迎えた前半6分、MF小泉慶が左サイド裏に浮き球のパスを送ると、これを受けたMF遠藤渓太が果敢なドリブル突破を開始。そのまま長い距離を持ち運んでペナルティエリア左までえぐり、最後は冷静な右足シュートでゴール右隅に突き刺した。
「得意な形からのチャンスだったし、時間帯も早かったので、自分でシュートを打ち切ろうと決めて、それが入ったので良かった」
ウニオン・ベルリンから鳴り物入りで加入したが、負傷による離脱も経て、この日がJ1リーグ戦14試合ぶりの先発出場。さっそく結果を出した遠藤は「試合前から気合いは入っていたし、両チームのサポーターの雰囲気作りがあって、気持ち的に集中していた。こういうところで結果を残せて良かった」と大観衆の前での活躍に喜びを語った。
また遠藤にとって新潟の松橋力蔵監督は横浜F・マリノスユース時代の恩師。前半戦の対戦時は欠場していたため、これがプロでの初対決だった。
「試合前にもちょっと話して、感慨深いものがあったし、自分がユース年代で全てを教わったと言ってもいいくらい、リキさんにサッカーを教えてもらった。そういった方とJリーグの試合で対決できて良かった」
高校時代はトップチーム昇格の当落戦上にあった中、3年時の日本クラブユース選手権で7ゴールの大活躍を果たし、チームを優勝に導いたことでプロへの道を切り開いた遠藤。昇格1年目からJ1リーグ戦23試合に出場した実績は当時のJリーグでは珍しいものだったが、その飛躍の礎は松橋監督との日々で築かれたものだった。
またその後も活躍を続けた遠藤は2019年には33試合7ゴール7アシストの活躍で横浜FMを15年ぶりのJ1リーグ制覇に導き、EAFF E-1選手権に臨む日本代表にも選出。翌年のドイツ移籍を経て今季からFC東京にたどり着いたが、この日は激動のキャリアを経てたくましくなった姿で恩師の前に立ちはだかった。
「思い起こせばあれが自分の人生を変えたクラブユースだったと思うし、そこで自分を後押ししてくれたのもリキさんだった。成長した姿を見せて良かったのかどうかは正直わからないけど……自分がどういうプレーヤーになったかをプロの世界で見せられて良かったと思う」
恩師との感慨あふれる再会を経て、ここから再出発といきたいところだ。
チームはMF松木玖生が海外移籍、MF荒木遼太郎とGK野澤大志ブランドンがパリ五輪で離脱するため戦力低下が懸念されるが、遠藤は「2人がパリ五輪に行ったり玖生が移籍するのは良いこと」ときっぱり。「そこでチャンスが回ってくる選手もいるし、そこで誰が結果を残すかは楽しい競争になる。自分もその競争に打ち勝っていかないとというのがあるし、チーム内でそういう気持ちを出していければ」と決意を語った。
(取材・文 竹内達也)
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