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「第二のサッカー人生はここから」鹿島一筋の土居聖真が地元クラブの山形へ完全移籍「感謝と感動でいっぱい」

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MF土居聖真が地元山形へ完全移籍

 モンテディオ山形は25日、鹿島アントラーズのMF土居聖真(32)が完全移籍で加入することを発表した。背番号は「88」となる。

 山形県出身の土居は小学生時代にOSAフォルトナ山形FCでプレーし、中学から鹿島ジュニアユースへ。その後、鹿島ユースへ進み、2011年にトップチーム昇格を果たした。アカデミー時代から鹿島一筋で約20年を過ごし、トップチーム通算464試合で75ゴールを記録。2016年のJ1リーグと天皇杯の優勝、2018年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇、3度のナビスコカップ(現ルヴァンカップ)優勝などに貢献した。

 地元凱旋となる土居は山形の公式サイトを通じ、「小学校卒業まで山形の地で育った僕が、約20年ぶりに山形でサッカーをできること、このようなチャンスを与えてもらえたことに感謝と感動でいっぱいです。J1リーグ昇格、優勝を目指すのはもちろん、J1リーグで代表するチームになれるようピッチ内外で貢献していきたいです。一日でも早く、試合で皆さんに会えることを楽しみにしています」とコメント。「自分のこれまでの経験を還元して、モンテディオはもちろん山形県のサッカー向上、発展にも貢献できればと思います」と強い意志を示している。

 また、鹿島の公式サイト上では「鹿島アントラーズを離れ、環境を変える決意をしました」と報告し、「自分にとって、アントラーズは人生そのものでした。ジュニアユースから含めて約20年を過ごし、フットボールに必要なすべてのことを学びました」と感謝。「そんな自分も、選手としてピッチでまだやるべきことがあり、第二のサッカー人生にチャレンジする必要があると決断しました。このクラブで培ったものを糧とし、すべては勝利のために戦ってきます」と誓っている。

 続けて「アントラーズで獲得したすべてのタイトルの味も、負けて悔しくてたまらない味も、アントラーズファミリーの皆さんとともに歩んできたサッカー人生が、自分を選手としても人間としても大きくしてくれました」と鹿島での日々を振り返り、「僕は、カシマスタジアムでどんな時も自分の背中を押してくれた土居聖真コールを、一生忘れることはありません。土居聖真のチャントは、僕の一生の宝物です」とファン・サポーターにメッセージを送った。

 プロキャリア初の移籍。土居は「僕のアントラーズでのサッカー人生は一旦終わりますが、第二のサッカー人生はここから始まります」と語り、「鹿島アントラーズに関わるすべての皆さん、偉大なる大先輩ジーコさんにも感謝の意を込めて、次の旅へと出発します。ありがとうございました。これからも、よろしくお願いします」と締めくくった。

以下、クラブ発表プロフィール&コメント全文

●MF土居聖真
(どい・しょうま)
■生年月日
1992年5月21日(32歳)
■出身地
山形県
■身長/体重
172cm/63kg
■利き足

■経歴
OSAフォルトナ山形FC-鹿島Jrユース-鹿島ユース-鹿島
■出場歴
J1リーグ:332試合52得点
カップ戦:49試合7得点
天皇杯:34試合6得点
■コメント
▽山形
「モンテディオ山形に関わるすべての皆さん、初めまして。鹿島アントラーズから加入する土居聖真です。小学校卒業まで山形の地で育った僕が、約20年ぶりに山形でサッカーをできること、このようなチャンスを与えてもらえたことに感謝と感動でいっぱいです。J1リーグ昇格、優勝を目指すのはもちろん、J1リーグで代表するチームになれるようピッチ内外で貢献していきたいです。一日でも早く、試合で皆さんに会えることを楽しみにしています。自分のこれまでの経験を還元して、モンテディオはもちろん山形県のサッカー向上、発展にも貢献できればと思います。よろしくお願いします。」

▽鹿島
「鹿島アントラーズを離れ、環境を変える決意をしました。自分にとって、アントラーズは人生そのものでした。ジュニアユースから含めて約20年を過ごし、フットボールに必要なすべてのことを学びました。偉大な先輩たちの背中を追いかけ、日々の練習から力を出し切り、どんな状況でもチームの勝利のために行動する。ピッチの中ではどこまでも厳しく、ピッチの外では家族のように温かい、アントラーズのおかげで、今の土居聖真があります。そんな自分も、選手としてピッチでまだやるべきことがあり、第二のサッカー人生にチャレンジする必要があると決断しました。このクラブで培ったものを糧とし、すべては勝利のために戦ってきます。アントラーズで獲得したすべてのタイトルの味も、負けて悔しくてたまらない味も、アントラーズファミリーの皆さんとともに歩んできたサッカー人生が、自分を選手としても人間としても大きくしてくれました。僕は、カシマスタジアムでどんな時も自分の背中を押してくれた土居聖真コールを、一生忘れることはありません。土居聖真のチャントは、僕の一生の宝物です。僕のアントラーズでのサッカー人生は一旦終わりますが、第二のサッカー人生はここから始まります。引き続き、応援していただけると幸いです。まだまだ皆さんに伝えたい想いや感謝はありますが、ここでは長すぎますのでこの辺にしておきます。そして鹿島アントラーズに関わるすべての皆さん、偉大なる大先輩ジーコさんにも感謝の意を込めて、次の旅へと出発します。ありがとうございました。これからも、よろしくお願いします」

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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