名古屋GKランゲラックが今季限りで退団、豪州帰国発表も「具体的なプランは未定」強調…山口GMは若手の成長を期待
会見を行った
名古屋グランパスの元オーストラリア代表GKランゲラックが30日に会見を開き、今季限りで退団してオーストラリアのクラブに移籍することを発表した。
現地では2010年夏まで在籍したメルボルン・ビクトリーへの復帰が報じられていたが、ランゲラックは「オーストラリアに帰ることだけを決めたので、具体的なプランは決まっていない」と強調。「一番の理由は家族。こどもが3人がいますし、両親や兄弟と生活がしたいというのが一番にあった」と理由を話した。
オーストラリア出身のランゲラックは21歳だった2010年夏の移籍でメルボルン・ビクトリーからドイツ1部のドルトムントに移籍。その後、シュツットガルト、スペイン1部レバンテでのプレーを経て、18年に来日して名古屋に加入した。
加入初年度から絶対的守護神としての地位を確立すると、J1でここまで228試合に出場(30日現在)。カップ戦を含めた269試合の出場は、クラブの歴代外国籍選手でもある。21年にはJリーグベストイレブンにも輝いた。8月で36歳となる今季は、チームのキャプテンにも就任していた。
会見に同席した山口素弘ゼネラルマネジャー(GM)は「決断に関してはリスペクトすると伝えた」と功労者への敬意を示す。その上で「正直、心のどこかではずっといてくれないかなと思っていた」とするも、「本当であれば、こういう場でランゲラック選手が『若い選手が出てきて敵わないよ、だから戻るよ』というコメントを聞きたかった。そこは我々の責任でもあるが、若い選手がトレーニングする中で、少しでも近づいて、グランパスのゴールマウスを守る伝統を作っていきたい。恥ずかしくないゴールキーパーを来年は立たせたいなと思います」と、GKピサノアレックス幸冬堀尾ら若手選手の成長を期待していた。
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オーストラリア出身のランゲラックは21歳だった2010年夏の移籍でメルボルン・ビクトリーからドイツ1部のドルトムントに移籍。その後、シュツットガルト、スペイン1部レバンテでのプレーを経て、18年に来日して名古屋に加入した。
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会見に同席した山口素弘ゼネラルマネジャー(GM)は「決断に関してはリスペクトすると伝えた」と功労者への敬意を示す。その上で「正直、心のどこかではずっといてくれないかなと思っていた」とするも、「本当であれば、こういう場でランゲラック選手が『若い選手が出てきて敵わないよ、だから戻るよ』というコメントを聞きたかった。そこは我々の責任でもあるが、若い選手がトレーニングする中で、少しでも近づいて、グランパスのゴールマウスを守る伝統を作っていきたい。恥ずかしくないゴールキーパーを来年は立たせたいなと思います」と、GKピサノアレックス幸冬堀尾ら若手選手の成長を期待していた。
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