「あんなに感情的になるとは」“敵地”サポーターの振る舞いに涙止まらず…京都MF平戸太貴が語る古巣・町田への思い
[11.30 J1第37節 町田 1-0 京都 Gスタ]
試合後、古巣サポーターの振る舞いに涙が止まらなかった。京都サンガF.C.のMF平戸太貴は「なんか不思議な感覚があったけど、懐かしい感じがした」とかつてのホームに思いを馳せていた。
平戸にとってFC町田ゼルビアはキャリアで最長となる合計6シーズンを過ごした古巣。「やっぱり自分がいたチームというのは気になって観てはいる」と優勝争いを続ける町田との対戦に意欲を燃やしていた。「本当に今日は負けたくないと思って臨んだ」。前半戦では0-3と完敗を喫したが、今節は拮抗した時間が続いた。
だが、後半22分にオウンゴールで失点した。MF相馬勇紀のクロスをGK太田岳志がはじこうとしたものの、ボールはそのままゴールへ。不運な形に、平戸は「ある程度仕方ない失点」と目をつむる。不発に終わった攻撃面に目を向けた。「そこを考えるよりも、点を取らないと勝てない。サッカーは点を取らないと勝てないので、どうやってもっと点を取れるかを考えていきたい」と課題を口にした。
試合が終わると、敵地は思い出の場所に変わった。平戸は町田のゴール裏に向かう。町田のサポーターから大きな拍手が送られた。平戸も拍手で応えるが、途中から涙があふれた。手で拭っても、その涙は止まらなかった。
「想像以上にみんなが迎え入れてくれた。僕が町田にいたときのユニフォームだったり、タオルだったりを掲げてくれている人が本当にたくさんいた」。2017シーズンから2年過ごし、一度は鹿島アントラーズにレンタルバックされるが、19シーズン途中から再び町田へ。22シーズンにはキャプテンも務めた。かつて、ともに戦ったサポーターからの声が心に響いた。
「いろんな感情が出てきて、選手として本当に恵まれているなというか……言葉ではうまく表せないけど、まさか自分でもあんなに感情的になるとは思っていなかった。気が付いたら涙が出ていた。本当に幸せ者だなと思いながら、あの光景を目に焼き付けていました」。取材陣に話しながら、こみ上げた思いで再び目を赤くしていた。
(取材・文 石川祐介)
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試合後、古巣サポーターの振る舞いに涙が止まらなかった。京都サンガF.C.のMF平戸太貴は「なんか不思議な感覚があったけど、懐かしい感じがした」とかつてのホームに思いを馳せていた。
平戸にとってFC町田ゼルビアはキャリアで最長となる合計6シーズンを過ごした古巣。「やっぱり自分がいたチームというのは気になって観てはいる」と優勝争いを続ける町田との対戦に意欲を燃やしていた。「本当に今日は負けたくないと思って臨んだ」。前半戦では0-3と完敗を喫したが、今節は拮抗した時間が続いた。
だが、後半22分にオウンゴールで失点した。MF相馬勇紀のクロスをGK太田岳志がはじこうとしたものの、ボールはそのままゴールへ。不運な形に、平戸は「ある程度仕方ない失点」と目をつむる。不発に終わった攻撃面に目を向けた。「そこを考えるよりも、点を取らないと勝てない。サッカーは点を取らないと勝てないので、どうやってもっと点を取れるかを考えていきたい」と課題を口にした。
試合が終わると、敵地は思い出の場所に変わった。平戸は町田のゴール裏に向かう。町田のサポーターから大きな拍手が送られた。平戸も拍手で応えるが、途中から涙があふれた。手で拭っても、その涙は止まらなかった。
「想像以上にみんなが迎え入れてくれた。僕が町田にいたときのユニフォームだったり、タオルだったりを掲げてくれている人が本当にたくさんいた」。2017シーズンから2年過ごし、一度は鹿島アントラーズにレンタルバックされるが、19シーズン途中から再び町田へ。22シーズンにはキャプテンも務めた。かつて、ともに戦ったサポーターからの声が心に響いた。
「いろんな感情が出てきて、選手として本当に恵まれているなというか……言葉ではうまく表せないけど、まさか自分でもあんなに感情的になるとは思っていなかった。気が付いたら涙が出ていた。本当に幸せ者だなと思いながら、あの光景を目に焼き付けていました」。取材陣に話しながら、こみ上げた思いで再び目を赤くしていた。
(取材・文 石川祐介)
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