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3発快勝で“雪辱”果たした岡山が初昇格に王手! 山形は失点後に負傷者&退場者…3年連続POで涙をのむ

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岡山が初のJ1昇格に王手

[12.1 J1昇格プレーオフ準決勝 山形 0-3 岡山 NDスタ]

 J1昇格プレーオフ準決勝が1日に行われ、年間順位5位のファジアーノ岡山は敵地で同4位のモンテディオ山形に3-0で勝利した。2年前のプレーオフ初戦で0-3の完敗を喫した相手にリベンジを果たし、クラブ史上初のJ1昇格に王手。7日の決勝で年間順位6位のベガルタ仙台をホームに迎える。

 自分たちで主導権を握って攻め込みたい山形に対し、岡山はハイプレスからの素早い攻撃で効率よくゴールへ迫った。

 序盤の決定機ではGK後藤雅明のビッグセーブに遭ったが、前半31分に先制する。左サイドのスローインの流れからペナルティエリア左に浮いたボールが入り、相手を背負って収めたFW一美和成がキープから右へパス。大外でフリーとなっていたMF本山遥がワントラップでゴールエリア右脇に持ち込み、右足で逆のサイドネットに突き刺した。

 前半34分には、左CKからキッカーのMF田部井涼が左足でクロスを送る。一美が頭で触り、DF阿部海大の落としが中央へこぼれると、これに反応したMF木村太哉が左足でシュート。ゴール前でジャンプして避けようとしたMF岩渕弘人の足に当たって決まり、記録は岩渕の追加点となった。

 ビルドアップがうまくいかない展開の中で2失点を喫した山形。追い打ちをかけるようにFWディサロ燦シルヴァーノが負傷でプレー続行不可能となり、前半44分にFW高橋潤哉を投入した。

 ハーフタイム明けには、10年前の昇格を唯一知るDF山田拓巳を下げ、DF岡本一真をピッチへ。また、前半終了間際にボールが顔面を直撃したFWイサカ・ゼインも脳振盪で交代となり、9月以来の出場となるMF氣田亮真が送り出された。

 山形の試錬は続く。球際の激しい攻防が目立つ中で後半9分、DF川井歩が木村に後ろから倒された際に足裏で蹴る形となり、主審の判定はレッドカード。木村にはイエローカードが提示された。

 対する岡山も一美が負傷し、後半17分にFWルカオを投入。数的不利の山形はラスト10分を待たずに交代枠を使い切り、リスクを負って得点を狙うが、ゴールは遠い。

 後半39分には守備の隙を突かれ、岡山の木村に決定的な3点目を献上。リーグ終盤の9連勝で3年連続のプレーオフに臨んだが、今年もJ1への切符を手にすることはできなかった。

 岡山は立ち上がりからアグレッシブなプレスがはまり、リード後も危なげない試合運びを見せるなど、完勝といえる内容。勢いを持って仙台との最終決戦に挑む。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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